どうも皆様、サカナです
今回もnene様のリクエストより、大阪×神奈川です!
神奈川受け…いいですねぇ…
最近伸びがえげつくてちょと怖いくらいですけど、頑張って書きます!
前関東のデザは出したんですけど、今日中に近畿もデザ出したいな〜と考えております。でも割と未定です
「お姉さんLINEとかやってる?連絡先教えてよ〜」
神奈川「そういうのはちょっと…」
「え?なに?ネットリテラシーってやつ?wだいじょーぶだいじょーぶwなんもしないしwだから教えてよ〜」
神奈川「ほんと、困りますから…」
現在午後8時。
見てわかる通り、神奈川は酔っ払いにナンパされていた。
もちろん神奈川は男で、相手も男。
お姉さんと言っているあたり気づいていないのだろうが、油断すれば相手のペースに乗せられてしまいそうなくらい強引だ。
日本男児らしく、神奈川は断ることが苦手である。
カバンをギュッと握りしめて、なんとか避けようとしている。
「いいじゃんいいじゃんwほら俺とキモチイイことしようよ〜w 」
直接的に言ってくる上に、かなり酒臭い。
神奈川はお酒に弱く、苦手だ。
なので正直、かなりキツイし気持ち悪い。
神奈川「やめてください…」
そうして困っていると、背後から声をかけられた。
「なにしてんの?」
神奈川「!大阪!」
「あ?誰だテメェ」
そこには仕事だったのかスーツを着ている大阪がいた。
大きな紅い目をぱちぱちと瞬きして、こちらを見つめている。
大阪「ナンパか?」
「だったらなんだよ。ガキはとっとと帰りな!一丁前にスーツなんか着やがって!」
大阪「おー、こりゃ生きのいいアホや。てか酒臭wまだ8時やぞw」
ぷっ、とわざとらしく馬鹿にしたように笑い、大阪はナンパ男を煽った。
おかげで神奈川から興味が逸れたようで、困惑する神奈川を置いて大阪に喧嘩を売っている。
「んだとこのチビ野郎!俺が誰かわかってるのか!?」
大阪「知るわけないやろ、俺顧客と仲間以外覚える気ないねん」
「オラァッ!!」
神奈川「大阪!」
大阪「いやw短気すぎやろw」
突然殴りかかった男は、呆気なく地面に伏した。
走っていたので、大阪が足を引っ掛けたようだ。
大阪「行くで神奈川。送ったるわ」
神奈川「え、でも…」
大阪「この酔っ払いなんかほっとき。どうせサツが持ってくて」
優しい神奈川はナンパ男を気にかけているようだが、迷惑をかけられたのはこちらだ。
大阪はぽんぽんと肩を叩き、そのまま肩を組んで神奈川を彼の自宅まで連れて行った。
神奈川「えっと…ありがとう、大阪。お陰で助かったよ」
大阪「気にせんでええよ、助けれてよかったわ」
帰り道、神奈川は大阪にお礼を言った。
あの男は体格が良かったので、暴力沙汰が苦手な神奈川では太刀打ちできなかっただろう。
ニカっと笑う大阪は助けてくれただけではなく、歩きながらよしよしと慰めてくれた。
体温が高い大阪の手は、小さいながらも確かな温もりを感じて、撫で方も上手い。
神奈川「ふぁ〜あ…」
大阪「ふぁ〜〜」
思わずあくびをすると、隣の大阪にも移ったようで、大きく口を開けている。
神奈川「…ふふっ、移っちゃったね」
大阪「おーん…なんでやろうな?」
先ほどまでの空気は消え去り、神奈川は和んだ。
神奈川「鍵開けるねー」
大阪「おー」
数分後、特に何事もなく家に着き、神奈川と大阪は和やかな雰囲気のまま家に入ることができた。
神奈川「ただいまー!」
大阪「お邪魔しまーす!」
東京「おかえり神奈川ぁああ!!」ギューッ
神奈川「ただいま、東京」
大阪「おお…」
家に入ると、奥から東京が走ってきた。
大阪には目もくれず、一直線に神奈川へ抱きついている。
かなりの勢いであったにも関わらず、難なく受け止める神奈川。
おそらく、普段からの行動なのだろう。
東京「あ、大阪さんじゃん。いらっしゃい」
うんと神奈川に頭を擦り付けたあと、ようやく気付いたようでこちらを向いた東京。
大阪「よう、東京」
東京「神奈川とデート?なにそれ許せないんだけど」
神奈川「違うよ?」
大阪「ナンパされとったから助けたったんや」
東京は自分以外の人間に京都や神奈川たちを取られるのをひどく嫌う。
▷東京はイカ耳になった
ナンパという言葉は聞き逃せない‼︎
東京「は??ナンパ??俺の中で??」
神奈川「ま、まあ…」
大阪「キレすぎやろ」
東京「そいつどこの誰?埋め立て工事に使わないとなんだけど 」
神奈川「落ち着いて東京…」
東京「膝枕」
神奈川「え?」
東京「膝枕して」
神奈川「え…あ、はい…」
大阪「惚気んなや」
忘れられかけていた大阪は少しイラつきながら、東京と神奈川について行った。
東京「〜♪」
神奈川「もう…仕方ないなぁ」
大阪「…甘やかしすぎやろ」
神奈川「だって可愛いんだもん」
群馬たちは仕事らしい。だからといっても、距離が近い。
人のことを言えたものではないが、大阪は少し面白くないと思った。
大阪「俺もやってや、膝枕」
神奈川「え?」
東京「は?ふざけないでよ大阪さん。俺の神奈川なんだけど」
またイカ耳になりつつある東京を宥める神奈川だが、大阪は更に煽る。
大阪「そんなに束縛したら嫌われんでぇ?俺助けたったし、少しくらいええやん」
東京も大阪も小さく可愛らしい容姿だが、中身は首都と首都に近い存在である。
睨み合っていると流石に怖いので、神奈川はすかさず間に入り込んだ。
神奈川「膝枕は定員オーバーだけど…一緒に寝れば解決するでしょ!?大阪は僕の右、東京は左!喧嘩良くない!」
勢いで言ってしまった。
今にも取っ組み合いそうだった2人はピタリと静止し、神奈川はまずい、と後悔した。
大阪・東京「言ったな?」
神奈川「あ…あはは…ハイ…」
神奈川(2人とも体温高…暑い…)
大阪「ぐぅ…」
東京「ふへぇ …」
神奈川(…かわいいからいいか)
ちなみにこれ以降、神奈川は大阪に「そこのお姉さん今暇?」とナンパするようなセリフで声をかけられるようになったとさ。
コメント
3件
めっちゃ最高でした!一言で言ったら神❤️ほんとありがとうございます!また神奈川受けのリクエストしにきます!
nene様へ ナンパ系苦手であるかもしれないこと、後半から東京×神奈川要素強くなってすんませんでした… 自分の性癖に従ってしまいました…