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「双葉くん」
「ん?」
「知ってる? 都市伝説! この町で有名な!!」
「知ってるよ。人が消えるやつだろ」
「違うよ! 結ばれるんだよ!! 永遠に! 先輩にいたんだって!! まじ凄くない!?」
「へぇー、どんなやつなんだろうなそいつらは」
「で、でさー、行こうよ! 一緒に!!!」
「いいよ。でも、もし嘘だったら、神様に食われちゃうかもね。魂を」
「怖いこと言わないでよー!」
「じゃ、今日行こっか!」
真夏の夕方午後十六時ごろ、けらけら笑いながら、私は双葉くんと神社へ行くことになった。先輩が双葉くんのお父さんとお母さんだと知ったのは、私が一度死んで生き返ってからのお話し。大変だったなー、本当!
じゃあね、ばいばい!
手を繋いでいこう。一人は寂しいから。