『この国ももう終わりだな』
聞き間違いでは無い、確かに聞こえた。
貴様らの為に戦ってる我々の身にもなれ。
『米国との戦争は避けなければならない』
何故避ける。戦って勝利すれば良い話だろう
兵隊「 “全てはお国様の為に“ 」
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思い出すだけで胸が痛くなる。
何十年前の話だろうか…
今でもこの戦いで散っていった人々の
“叫び声“
“泣き声“
が忘れられない。
いや、忘れてはならないのだ。
いつも通りに時計の針が音を鳴らす
チク…タク…
だんだん太陽が昇り
今は正午。
ピーンポーンとインターホンが鳴る。
アメリカ「日本!居るか〜?」
日本「アメリカさん!どうしたんですか?」
アメリカ「日本に渡したい物があるんだ」
日本「渡したい物…?」
アメリカ「これなんだけど要るか?」
アメリカがポケットから取り出したのは
小さめのキーホルダーだった。
日本「え!?いいんですか!?✨️」
米国「日本が好きそうだと思って持ってきた」
日本「本当ですか!?✨️」
米国「日本ってこういうの好きだろ?」
日本「はい!✨️ありがとうございます!✨️
アメリカさん!✨️」
米国…コイツは敵だぞ?
何故仲良くする
我々が負けた相手なのだぞ?
アメリカ「…そういえば」
日本「?」
アメリカ「日帝の墓参り行かないとだな」
日本「確かに!今日でしたね!」
…米国……あの頃とは違う気がするな…
何十年も経ったから変わったのか?
それとも世界で1番強くなったからなのか?
あの頃の米国は何処へ行った
危害が無ければそれで良いのだが…
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