阿部亮平
俺はあの歌番組が終わった後ふと父との会話を思い出した。
父「今日帰ってこないと」
“殺す”
やべっ!!!!!!
もうとっくに9時をすぎてて、門限は、9時半
そんな決まりがある
それを守らないといつもと倍殴られるだけ
でも今日は守らないと
殺される…
阿部「お先に失礼します!」
とだけいい、楽屋から出て、走って家に向かう。
さっき転んだところが痛い。でもそんなの気にしてられなかった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー家ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんとか9時半までには間に合った。
間に合ったけど
父の機嫌が悪い。なんとなくそう思う
阿部「ただいま」
恐る恐るそう言った。
すると無言で俺に近づき、俺の首に手を当てた。いや、思いっきり掴んだ
あ…俺殺される
そう思った
でも門限は守ったのになんでだろうか。
俺を殺そうとするほど機嫌が悪いのか。
そんなこと考えているうちに意識が遠くなる
やばい…そう思った途端
ピンポーン
家に誰かが来た。
それに反応した父は俺の首から手を離し、インターホンに向かった
すると俺に
父「お前のメンバーだ、出てこい」
阿部「…え?」
なんでメンバーが?
俺の家は教えたけど、義理の親の家はマネージャーにしか伝えてないはずなのに…
しかも俺、いじめられてるんだよね…??
父「早くしろ」
阿部「あ。ハイ…」
恐る恐る玄関のドアを開け、家の外に出る
、するとそこにいたのは
阿部「佐久間…」
そう、佐久間だった
佐久間「阿部ちゃん…」
阿部「なんで?」
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佐久間視点
俺は歌番組で阿部ちゃんが誰かに足を引っ掛けられて転ぶのを見た。
その後も足を庇うようにしてて、それを見て俺ってほんと何やってんだろって、
阿部ちゃんのためだったとしても言っていいことと言って悪いことあったのに。
そう思った。あん時の俺を殴りたくなった
“もう味方じゃない”なんて 偽りの言葉だけど、阿部ちゃんにとっては偽りの言葉なんかじゃないよな。
俺はそう思った途端体が動いていた。あべちゃんにあって、真実を伝えようって。
けど俺は阿部の家がわかんないから、マネージャーに聞いた。そしたらマネージャーは知ってたみたいで
すぐさま家に向かった。
深い呼吸を一回し、インターホン押した。
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阿部視点
佐久間「阿部ちゃん、ごめんなさい!!!!!!」
阿部「へ?」
佐久間「今まで、本当にごめんなさい!!」
急に家に来たかと思えば謝ってきた。
それもすごい声量だ
阿部「何がなんなかわかんないけど、とりあえず頭あげて?」
佐久間「…」
阿部「佐久間、どうしたの?急に謝って」
佐久間「長くなるけど。」
佐久間「俺ね、阿部ちゃんにもう味方じゃないって伝えた時も、今も本当はずっと味方だった」
佐久間「絶対にあべちゃんじゃないってわかってたよ」
阿部「じゃあなんで?」
佐久間「脅されてたの。」
阿部「え?」
佐久間「あべちゃんにいじめられたって言い張ってるスタッフいるでしょ?その人に。」
佐久間「阿部ちゃんに、味方じゃないって言ったら、あべちゃんのこと殺すって」
佐久間「そう言われたから、あんなこと言った」
佐久間「もっと俺が強ければ阿部ちゃんのこと傷つかせることもなかった。」
佐久間「あの時の俺、弱かったから、今も弱いけど」
佐久間「あんなこと言って許されないって思ってる。けど!!」
佐久間「また、味方になってもいい?」
佐久間「前みたいに話してもいい?」
阿部「いいに決まってるよ!!!?????」
阿部「ありがとね、佐久間。」
佐久間は十分強いよ
そんなのは本人に言えることはなく…
佐久間「あべちゃん、なんかあったらまた言ってね!佐久間さんすぐ駆けつけるから!」
阿部「ふふ。ありがとう!!」
義理の親に虐待を受けてるなんて言えるわけないや…
佐久間ごめんねッ
誰かこの作品宣伝してくれる人いませんか!?
いたら是非宣伝してほしいです!!コメントよろしくです!
コメント
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宣伝してみます! もしかしたら上手くできないかもですが...💦