第4話 開幕
怪我 流血表現あり
※前回のお話を見た人限定
最初の敵が来てからぞろぞろと敵がやってきた。
もう何体倒したか数えられない。
白かったワイシャツも半分は赤色になってしまった。
❤️「疲れたよぉ…」
でも、まだ長の所までは長そうだ。
❤️「ここどんだけでかいんだよ…」
そういえば、青の銃声が聴こえなi
?( ヒュッ
?(バンッ
❤️「急にくるのやめてよね!」
バンッ
?(グチャッ パタッ
❤️「はぁ…」
青のこと考えてる暇は無さそうだ。
ー
💙視点
二手に別れた道を右に進んでから、結構な時間が経った。
やっぱりこっちは敵の人数が多く、自分の体力が吸い取られる。
💙「もう帰りたい…」
?(ヒュッ ヒュッ ヒュッ
💙「はぁ…」
バンバンバンッ
?(グチャッ パタパタ パタッ
もう、敵を無心で倒せるようになってきた。
奇襲も多いから、いい練習にはなってると思う。
それよりも、
💙「体力が限界だよ…」
元々僕は、マフィアになろうと思ってなったんじゃない。
体力だって、技術だって、知力だって、全部普通。
なのに、何故かトップになっちゃったんだ。
昔から無理をしてしまう癖があった。
今日の任務の前だって、莉犬くんに
“僕と莉犬くんなら大丈夫”
なんて声をかけたけど、
本当は、莉犬くんが負けていなくなりそうで
すごい怖かったよ。
震えてた。
涙が出そうだった。
弱音を一緒に吐こうとも思った。
でも、莉犬くんの前ではかっこいい僕で居たい。
僕が心から守りたいって思った初めての人だから。
頼れない、情けない、泣き虫なマフィアじゃなくてね。
?(バンバンバンッ
ヒュンッ ヒュンヒュンッ
スッ
ピチャッ
ドロッ
💙「ぁっ…」
パタッ
バンバンバンッ
?( グチャッ パタッパタパタッ
情けないなぁ…
笑えちゃうや。
ー
❤️視点
どうしても青のことを考えてしまう。
やっぱりおかしい。
さっき銃声が鳴ったっきり1個も銃声が聞こえなくなった。
二手に分かれたといっても、そんなに道同士は遠くないはずだ。
いや、もう倒し終わったのか?
でも、自分の役目が終わったら最後にほかとは違う銃声を鳴らすようになっていたはずだ。
青は見栄を張る癖がある。
青は頑張って俺の前ではかっこよくしてるんだと思うけど、
俺は知ってるよ。
何年一緒にいると思ってんの。
でも、マフィアの実力はトップなはずだ。
体力も多かったはず…
❤️「違う…」
❤️「違うよ!」
❤️「ころちゃんは自分を隠すのが上手いんだ!」
❤️「心情も、何もかも!」
❤️「敵から身を隠すのが上手いから!」
❤️「だからトップになったんだ!」
青のトップになった理由。
何回聞いても『恥ずかしいからさ』とだけ言って答えてくれなかった。
でも、噂で聞いたことがある。
それは“敵から1個も攻撃を受けない”だった。
青は全部銃弾を避けちゃうんだって。
2人で任務はしたことないからわかんないけど、、
でも、こんなに静かなのはいくらなんでもおかしいよ!
タッタッタッタッタッタッ
俺は倒した敵たちを踏みつけて走っていった。
ー
❤️「はぁ、はぁ…」
正門の方まで走ってきた。
敵は
いない…
青が全部やったの、か?
でも、人もいない。
青が居ない!!
“敵から身を隠すのが上手い”
そうだ、青は倒れても、敵から見つかりずらい場所に行くはず。
フッ
空気が少し動いた。
息をしてる人がいる。
それの正体は青だと信じたい。
お願い。
生きてて。
本当にいなくなんないでよ。
2回目も俺が見つけてあげるから。
❤️「ころちゃん!!」
…
❤️「……大好きだよ。」
「僕も…
❤️「ころちゃん!」
声がした。
絶対ころちゃんの声だ!
俺は声の元に行く。
トップだもん、それぐらいできるよ!
ー
❤️「ころちゃん…」
そこには、自分のみぞおち辺りを必死に抑えてるころちゃんがいた。
手が血まみれ。
返り血じゃない。
自分の血だ。
ドクドクと血が溢れてる。
ころちゃんは目を閉じていた。
俺は何をすればいいの。
どうしたら助けられるの。
どうしよう。
ころちゃんが包帯を震えた手で差し出す。
『しけつするだけでいいから』
震える口でそう言った気がした。
俺は慌てて止血した。
そしてころちゃんを安静にしとく。
刺さりどころが良かったみたいで、心臓まではいってなかった。
良かった。
❤️「良かった。」
❤️「ごめんねっ、ごめんね、ほんとに、」
❤️「情けなくてごめん」
❤️「いつもころちゃんに頼ってばっかりで」
❤️「自分じゃ何も出来なくて」
❤️「俺、ころちゃんがいないと何も出来ないんだよ」
❤️「ほんとに、ごめんね」
❤️「ほんとにッごめん、。」
涙を沢山流して話した。
マフィアとは思えないほど恥ずかしい顔になりながら
顔がぐちゃぐちゃになってもいいから
ころちゃんに沢山謝った。
戦の最中とは思えないほど静かな時間が過ぎる。
本当は短いはずの時間がとても長く感じられた。
💙「……んふふッw」
💙「それも莉犬くんでしょ?」
💙「僕が居なきゃなんにもできないんだから、w」
💙「いつでも僕を頼っていいんだよ」
ころちゃんが目を開けて、いつもの優しい目で、俺を見つめて言った。
いつものころちゃんだったし、
安心する声だった、
❤️「うわぁぁんッッ」
❤️「よかったぁぁッ」
ほんとに安心した。
良かった。
ほんとに良かった。
💙「あははッッ」
💙「ねぇ、莉犬くん、聞いてくれる?」
❤️「なぁに…?」
💙「僕、トップに“なっちゃった”と思ってたんだけどね」
❤️「うん..」
💙「僕、ちゃんとトップ“だった”よ。」
💙「敵、全員倒したし!」
💙「撃たれても全然生きられた!」
( にこっ
💙「ありがとう。」
💙「僕を見つけてくれて。」
💙「もう少し遅かったら死んでたかもしれないけどね?w」
元気?ってくらい明るく話してくれた。
でも、ころちゃんは自分を隠すのが上手い。
本当は、
❤️「本当は、痛いんでしょ?」
❤️「無理して話しちゃダメ。」
💙「ぇっ……」
❤️「何年ころちゃんと一緒にいると思ってんの!」
❤️「嘘、ばればれだよ !」
( にこっ
ころちゃんの顔から涙がどんどん零れてくる。
💙「…ッうぁ ッ 、」
💙「うん、痛いよッ…!」
💙「なんで、気抜いちゃったんだろう、!」
💙「なんで無理なんかしちゃったのかなぁ、」
💙「うッ 、 ッぁ」
❤️「うん、痛いよね、」
❤️「我慢なんてしなくていいからさ!」
❤️「俺“も”、ころちゃんの前ではかっこよくいさせてよ、ね!」
💙「バレてた..の?」
❤️「ころちゃんわかりやすいから、w」
💙「莉犬くんには敵わないなぁ、」
そう言って微笑む君。
俺もころちゃんには敵わないけどね。
💙「でもね、莉犬くん?」
❤️「ん?」
💙「さっきの話は本当だよ、!」
💙「僕、トップだった。」
💙「ありがとう。」
❤️「うん。」
❤️「それもバレてる!」
さっきの話の時は、いつもより笑ってたからね。
💙「えぇー?w」
ころちゃんが“心から笑ってくれてた”。
かわいかった。
ひとまず安心したけど、
倒さなきゃ。
長を。
ー
❤️「じゃあ、行ってくるね!」
青は今動いたら危ない。
だから、ここに座っててもらうことにした。
💙「うん、気をつけてね。」
俺は長を倒しに行かなければ。
❤️「そっちこそね!」
まだこの戦いは終わっていない。
次回 最終決戦___
勢いだけでこの話書いたので、急展開過ぎますね~、
続き見たいな〜!って少しでも思ってくれたらそーだのモチベ上げの為にハートおしてってくれよな!
(莉犬くんの「2回目も俺が_」とか、ころちゃんの「マフィアになりたくて_」みたいな言葉は絶対拾うんで!)
(莉犬くんところんくんの出会い、過去編待っててくださいね!)
コメント
4件
ぶくしつです‼️ 作品めちゃめちゃ良かったです꒰՞ɞ̴̶̷̥⩊ɞ̴̶̷̥꒱֯♡
そーだが描くマフィアパロ好きᡣ੭