テラーノベル
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つづき。
勇斗目線。
次で終わらせます。
全く噛み合ってない二人。おもろい
あの日。
仁人は逃げるように帰って行った。
いつも通りに見せていた、見せたがっていた、
あいつを、追いかけることはできなかった。
夜中に電話をかけてみたが、応答はなかった。
寝ていたのか?と思ったりもしたが、
数日会うこともなかったのに、
普段ならある折り返しもなかった。
ーー新たにかける勇気は出なかった。
あれから、なんかおかしい。
何も変わっていないんだけど、
俺の中では確実に何かが変わった。
いつものように、「かわいい」は、
口を開けば勝手に溢れているし、
周りも何も変には思ってないだろう。
たとえば、気づけば目で追っている。
何度も仁人がこちらを見そうになると、
目を逸らしているので、そろそろ怒られそうだ。
見たいのに見られたくない。
何を避けてるのかは自分でもよくわからない。
そして、なによりまた抱きしめたい。
あの腕の中にすっぽりと収まったかわいらしい生き物。
なんどか抱きつきに行ってみたけど、
あれ以降は、いつものように拒否され続けている。
さみしい。
「あらら〜、今日も振られたね」
振られたってなによ。
「なんかさぁ、最近ちょっと見過ぎだしねぇ」
見過ぎ?え?みんなにもバレてる?
「ちょっと気持ち悪がられてそー」
きもちわるいってどーゆうこと。
いや、いつもほぼきもい言われてるわ。俺。
じゃなくて。
「なんだよ、急に何の話だよ」
よくわからない団結力を出してきた悪ガキ3人を見やる。
「急っていうかさ、しつこい男は嫌われるでぇ」
「しつこいやのうて、はっきりせんほうちゃう?」
「そうだよね。なんかお互い素直じゃないなぁって感じ」
とかなんとか、他にも口々に好きな事を喋って去っていく。
去っていくんかい!
思わせぶりかよ。お前ら。
とまぁ、無駄に絡まれたんだけど、
確かになんか俺らしく無いよな。
どこか見ないふりしてたんだけど、
これってさもっと素直な感情でいいんじゃないかな。
何を戸惑っているんだろう。
落ち着いたらすごく簡単なことじゃないか。
なんてゆーか。要はあれだよな。
俺、仁人のこと、好きなんだよな。
素直に認めたら、楽になった。
かわいいって溢れるのも
ずーっと見ていたいのだって、
抱きしめたいのだって、
そういう事だよね。
あーーーー。
ダメだ。
やっぱりもういちど、
あのぬくもりを抱きしめたい。
これはもう。
素直にお願いするしかない、よね?
本音を言えば一度と言わず何度だって。
お願いしますだけどさ。
コメント
2件
後は🩷さんにがんばってもろて。 ギュッさせます!できるかなー?どうかなぁー?

あ〜、吹っ切れた🩷さん、良いですね そのまま、💛さんをギュッてしに行って早く安心させてあげて欲しいです