赤said
昔の俺って何も出来なかったっけな
すぐ失敗してお母さんに泣きついて
「お゛母゛さーん…!泣」
「ん?どうしたの赤?」
「これぇ…泣」
「あぁ…」
「ごべんなざいッ…泣」
「大丈夫大丈夫!またやり直そうね」
「…うん」
昔はこんな感じった…
でも、ある日を境に変わってしまった
俺が、
お母さんが
「お母さんッ…泣」
「は?また泣いてるの?」
「え、、?泣」
「いちいちうるさいのよッ…!」
バチンっ!
「い゛ッ…ぁ…泣」
「どこかへ行ってちょうだい!」
俺は、怖くなって逃げ出した
その時は、いつも決まって公園に行ってたんだ
お花を眺めてた
多分あの頃、その時間が1番好きだった__
でも、やっぱり家だから、1日1回は顔を合わせる
「あ…おはよぉ…」
「…はぁッ…(溜息」
今まで優しかったお母さんが、あんな風になってしまうなんて…
それは、俺の過度なストレスとなった。
「ッ…」
苦しい。辛い。
多くの薬を摂取しても、効果はなくて
「お母さん…」フラッ
俺は倒れたらしく、気がついたら病院に居た
原因は薬の摂取をしすぎたようだった
倒れてから見つかるまで、時間がかかり、若干麻痺が残ってしまった
私生活に問題は無いが、部活をやっていると…
スルっ
カチャーン…
「あ、れ、?」
「赤くん大丈夫?」
竹刀が上手く握れなかった
落としてしまうんだ。
「部長…」
「どうしたの?」
「今までありがとうございましたッ…泣」
「え、?」
退部届けを渡した
その時、部長すごく困ってた
でも、止めたりはしなかった
やっぱり人思いなんだなって
そう感じた
「そっか…残念だけど、、ありがとうね」ニコッ
優しい笑顔…
「なんて言ったらいいかわかんないけど…頑張ってね」ニコッ
いっつも、あの優しい笑顔に救われてた
・・・
紫先輩の__
びっくりしたよ
知ってる人は橙先輩しかいないと思ってたら紫先輩も居て、
しかも生徒会メンバーになってるとか
それでまたお世話になっちゃった
最近は、
紫先輩に青ちゃんと相談した日から部活動見学させてもらってるし、
毎日見れるし。
紫先輩、俺の事なんて覚えてないよなぁ…
こんななんの取り柄もなかったから、
なんなら苗字も変わっちゃってるし。
そういえば…苗字、なんで変わったんだろ…
……To be continued
コメント
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うん…いいね…続きが気になる…