…て…きて…
日帝「ハッ」
日帝「お前は…」
??「僕は…昔の君だよ。誰にも愛されず、ただ死ぬためだけに育てられた。グズでノロマで物覚えの悪くて、誰にも褒められない無愛想な。昔の君。」
日帝「ッ」
ニテ「ねぇ。遊ぼう?ここは真っ暗で暇なんだ。二人なら暇じゃない」
ニテ「いいでしょ?」
日帝「あ、あぁ」
ニテ「そろそろかな。ごめんね。引き止めて」
日帝「?」
ニテ「君は死にかけてるんだよ。生死の間的な?最初に言ったでしょ?起きてって」
日帝「私は死ぬのか?何故、最初に言わないのか?」
ニテ「本当は一生ここにいてほしかった。でもね、それと同時に生きてしかった。さぁ早く。でないと戻れなくなってしまう。」
日帝「でも出口など…」
ニテ「君はもう昔の君とは違うでしょ?愛してくれる仲間がいる。君を必要とする人達が君を待っている。その人達の声を信じて、声のする方に進むんだ。分かった?」
日帝「お前は行かないのか?」
ニテ「僕?僕は行けないや。でもね、僕は君の中にずぅといるから。だから、ね?」
日帝「そうか…」
ニテ「…バイバイ!」
日帝「また!」
happy end
ニテ「やっぱりこの真っ暗な世界で1人は寂しいな。君が…未来の僕が羨ましいよ。でも未来は明るいんだね。僕はそれだけで十分だ。」
現実ー
アメ「起きろ!日帝!」
日帝「ぅん」
ナチ「大丈夫か!?日帝!?」
ソ連「起きたか。」
イ王「心配したんだからね!」
日帝「すまない…」
ナチ「さぁ手当をしよう」
日帝「ありがとう」
日帝(あぁ幸せだな)
bad end?
ニテ「…ククッ…アハハハハッ!すーぐ信じてくれて良かった♡あー平和ボケって恐ろしい!」
ニテ「お前だけ幸せなんてずるい。 」
ニテ「お前は一生暗闇で彷徨っておけ。」
現実ー
ニテ「すまない」ヘラッ
アメ「大丈夫か…?」
イ王「平気そうな顔しちゃってさぁ…」
ソ連「俺らの心配返せよ…」
ナチ「…」
ニテ「少し手当をしてくる」
ナチ「なぁ。アレは誰だ?」
アメ「俺も思った。」
ソ連「見た目も声も一緒なのに無くならない違和感」
イ王「なんか気持ち悪い。なんかドロドロしてる」
アメ「日帝じゃないみたいだ」
ニテ「戻った」
ナチ「お前。誰だよ」
ニテ「誰って僕は日帝だろ?」ヘラッ
アメ「日帝はそんなふうに笑わないし、僕なんて使わない」
イ王「ねぇ、日帝を返してよッ!」
ニテ「だからぁ…日帝なんだよッ!…まぁだがお前らの知っている日帝ではないだけで。だって僕は昔の日帝だから。」
ソ連「今の、俺らの日帝は?どうしたら戻る?」
ニテ「知らなーい。分かってたとしても教えるわけないでしょ?」
ナチ「なんで体を乗っ取った?」
ニテ「僕のくせに愛されてるのが許せなかった!僕だって愛されたかった!!もっと褒めてもらいたかった!遊びたかった!」ゼェゼェ
アメ「お前は勘違いをしている。俺は、俺たちは昔のお前を含めて日帝を愛してる」
ニテ「昔の僕なんて愛してもメリットなんて無いじゃないかッ!」
イ王「メリットとかじゃなくてね、僕たちは日帝の人柄に惚れたんだ。自分の欲しいもののために努力できるってね才能なんだよ。そんな真面目な日帝だからこそ僕たちは一緒にいるんだよ。」
ニテ「あ、あ…ご、めんな、さい。」
ソ連「良いんだよ。独りは寂しいもんな」
ニテ「ウッウッ…ヒック…グスッ…」
ニテ「…ねぇ」
四人「?」
ニテ「僕のこと…愛してる?」
四人「あぁ!もちろんだ!」
ニテ「そっか…良かった…僕も愛して…る」
バタッ
四人「日帝!?」
日帝「ぁれ?」
ナチ「起きたか」
アメ「大丈夫か?」
四人「ねぇ日帝」
日帝「?」
四人「愛してるぞ!」
日帝「なんだ急に。」
ソ連「急に言いたくなっちゃってな」
日帝「なんだよ、それ笑」
イ王「僕お腹すいちゃった!ご飯食べよ」
ナチ「そうだな」
アメ「飯だー!」
ソ連「何食おうか」
日帝「…私も…愛してる」ボソ
ナチ「?なんか言ったか?」
日帝「んーや、何にも」
ぐっばーい
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