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啓司、狩り人の記憶‐Memory感嘆す
小さなワンルームのアパートのロフトにてノートを捲る音がする。強すぎる意志……大量の文字。致死量を超える魂の宴なら何処の光りの中へ還る抱擁……母と父はもうこの世にはー
リュークが怪訝そうな顔立ちで野菜ジュースを飲み干した、俺達のたった一つの未来現実【令和幾年】のノスタルジックな世界の刹那の余韻に浸る。
『祝い酒は盃を父と交わしたかったろう』
「言うな。あるべき規律‐ルールに従え居候、つべこべ言わず恐慌突破だー大日本の正体は俺達が洗脳(マインド・コントロール)国家に創り上げた深層心理に焦がれてく所存」
久保田光は最期まで信じない。マスコミは死神達の記憶置換の魔法術によって難を逃れた、島国の一存は叫びすら届かない救済と施し。天からの【禊】に名を馳せる原神を分かり合えた運命のらせんをいつか描いた蒼穹の青空に届かせる……レムとウーロンは互いの墓標を荒らす使い魔の持ち主のノート・レポートを人の生命の重みと天秤に量る『カゲロウ』、『聖痕』を賭してまで知り得なかった事柄。稲場加七子の思念拘束が何者かのハッキング行為の於けるプライドの矜持‐風跡と謳う! 著しく低下したギアの歯車が「櫛引悠貴」のピースメーカー鐵を進化人(ニューマン)に位置する時折感じた儚さと慈しみの悲しみを纏い襲わせる文書と成りエゴイズムへと帰還した暁の記憶。これがREAL「拠り所」の生育居場所を欲してならない勇者の攻防??
『憎みたいならご自由に、勝手すぎる王の独裁のモノローグだ』
「……」
8月某日の夜は切なかった、儚き夢の従者‐交響曲のシンフォニーが男達を廃らせる意義無き挑戦とあくなき航路の出入り口を操作する快楽の浄土が“気の持ちよう”とも取れる選択肢を著しく承諾した啓司の声が一つ、二つ。罰ゲームなら懲り懲りの精悍な一刀両断の言ノ葉の羅列が反比例してエゴサーチに辿り着いた次作は何処ー? 悪魔が骨を鳴らす……死神も幽霊船に宿す屋形船の行列!? 一時の旅をしたリュークが家屋に戻るまで時間はそう掛からなかった。
「……」
『山形耀子、谷口文章。次はあの夫婦? ウーロンは「おいら」一人称の名残惜しき友人Aだった。レムも砂になって消えたぞ、櫛引悠貴に後れを取った【出し惜しみ】か?? 罪を愛して罰を解け』
「あの男の処遇を決めるーコインを貸せ」
『?』
表はキリストの十字架・裏は黒薔薇……右手の指で弾いた瞬間、手練れた手つきで掌に隠す。結果→愛の甘えに過ぎない琥珀色の花ビラ? 栄光の架橋(ロマンスの果の失楽園)? 答えはたった一つ、陰口でも吐いてろ素人!
「俺の勝ちだ」
『面倒臭ェ事なんざしたくない。本音』
アパートを出てスマホの動画を撮る、人はまばら。蟋蟀と蜩の鳴き声が都内を埋め尽くしていた、気付かない内の犯行?? マイペース過ぎて平静さを失くしたか。
『研ぎ澄まし過ぎだ、強すぎる力は次の歴史にてバトル・ファイトの一躍を買う倫理の象徴』
「覇気が無いと部下が付いて来ない。舐められる、もっと人間の気持ちに寄り添え」
『知らぬが仏。タヴーの禁忌は真実のみ“王”と隣合わせ……怯えながら暮らすってか?』
啓司が睨む。あの頃のまま。
「ノートなんて要らない、夢は進化した。新世界の足跡は尾行と警察上層部の記憶操作の末端」
『お前の世界、か。面白かったー確かに覚えたぜ』
仮初の平和。仲違いの攻防のソナタが悪意を断つ! 切れ端と予定調和の鐘が鳴ったら、心ノ臓の子音がもう一度高らかに覚醒すべし天を突く!! 淀んだ生成AI足るスマホの答えが検索結果として壁紙に表示された。
『らしくもない、ここが頂上だぞ』
「両親も殺された。祖母の遺書も焼いて処分したーこれが俺の性格、判るよな」
リュークは大きな瞳で必死に逃げ恥を晒す。。人生なんてこんなもんー!? 一日百膳、同じことの繰り返しの昼夜……仕事場なんてハローワークの社員が決めてくれる運命、タダで愛は還る興奮気味な時代。恐怖政治否、それ相応の裏覚悟が必要不可欠! 孤独な独り身。あいつらみたく彼女造れ!DEATH NOTE≠王の金色のレポート!? 不可思議な幻聴……証拠も無いのにどうして信じる。
『続きは明日で……グッチって誰の事だ? 知る筈ねェか』
「俺に聞くな! 会社も色々、組織人なら身の丈話を喋れ」
『相当な切れ味なもんで~』
……茶番劇の失態が神をおちょくる? 100%の理由が垣間見えた楽園の扉をノックしたメランコリーな私情は壊れた絆を介して意欲を増幅させゆく怠惰な余生の高揚感だった。シャワーでも浴びろ……死神の唯一の気遣いは終わらない! 変わりゆく変幻自在のマスターピースの欠けらが新時代の噛み砕く聖書の御託を千切るように【追風】に乗せてゆらゆら耐え忍ぶ……あまつさえの逃走劇。
DEATH×KISS……“悪霊は詩想家”?
加七子は看護学校へ入学した、幼き頃のナースは心優しき断片の胸中に咲いた蕾。殺人事件は風化していったワイドショーのNEWSに駆けた一抹の余韻……レムの思考回路はダミープラグをicチップの接続された概念を覆し其々の岐路に立つ舟旅を一網打尽に費やした夜通しのパーティー・ナイトを「神格化」させた夢現のひとひら? 死神界は最早、啓司の思い通りの座礁……羅針盤のコンパスに托した題名、副題、文の中身の口実。ツナガルオモイが僕らを一つに纏う。
タイム・リープの時間超過≠記憶置換、警視庁と東京23区域内は定められた運命のよって並行世界(別ルート)パラレル・ワールドを行き来する多重銀河の彼方の宇宙の詩を聞いていた身分。久保田が次の行動に移った、ウーロンの悪意、黄金の扇風が俺を力ませる。本調子に日夜←楽園と桃源郷の白日が大チャンスを生み必然を重なり合う交錯を指し示す預言書の中身は書き換えられた証、世界は変わった。【引導】『責務』(余悦)紡いだ物語のカクシンは主人公のマイ・ストーリーを綴る一幕の情念……脳波指数b波の波長を合わせ恐怖する。櫛引の病院のカルテはリュークによって健康・安全の“永世の未来”まで行き届く天からの恩恵。反逆者に極刑をー!! 顫動がパルスと脈打つ点滴さながら、潤しき恍惚なる懺悔を惜しむ。混沌なる時代の渦によって三人+一匹の生き残りを賭けた死後すら手中に収める掴み合いを解読した鬨、キチガイの少年の様な眼差しでファミレスでの会合を彼は白紙のノートに剞む栄誉と地位の一途な戸惑いが消える……保管していた情報がパーツと成り静かに墜ちてゆくーこれが道標。啓司が通勤した、自家用車のトランクに詰まれた真っ黒の手記、警察の機関や謎解きが趣味の野次馬のギャラリーにも有無を言わせないぴりりとした現実‐REALの攻防一体の来るべき対話が夢へとぞんざいに捲し立てる。あれから幾年、再開のページの予感がバトル・ファイト2ndの生き残る為の処世術と半歩を身軽な態度で腰を浮かせる“正体”≒求められる人材派遣の職務宛ら時を刻む。これが真実……繰り返される営みの渦中へとPCにダウンロードされた公式アプリに加七子が休憩時間に席に座る。成程……世界の命運が托された唯一無二の証明、かつて一冊のDEATH NOTEは魔界から降ろされた悪行の失態、人間は神に憧れ思いの丈を津々浦々に話した。こう或るべき由々しきぞんざい、適当? 正義? 闇の胎動がもうすぐ弾ける……シャワーを浴びて帰宅したテレビを点けた。一人暮らしは楽しかった。彼女にとって“謎”を突き止める快感と忘れがたき情景が今でも思考伝播を守り抜くと誓うーそれでも『そういう系』←スマホのバイブがLINEを既読した。
「懐かしき旧友。物々しき次世代のアーチ……先人から切り開いた可能性の王とは? 図書館で知った書物と持ち帰った光が俺を俺としている総て」
両親の良心ー未来のステップ・アップ。掛け替えの無い時間。俺達には明日が来る、何も恐れない……遊べ、アソベ、asobe.伊藤啓司という男子が犯人だったのか? 突き進む航路が“安心感”と五感を刺激しては傍観する周りの総べての【有】、【無】を叙事詩に流れ出るまま設定した人間の回廊を星々の絆に進化させる。この煌めきは何者にも代え難い。四面楚歌、これが俺の世界だー
「さてと、精悍な夢うつつだった。マイペースなのが神からの至高の贈り物……スポット・ライトは他人への興味が尽きる事無くそそられる」
限界、かも。まだまだ戰えるー稲場加七子はそれ以上でも、それ以下でもない瑞々しき命。死神……か、『彼』にも憑いたのか? 共生と可愛い気の有る童顔はもう飽きた。次のAREAへと土星なら簡単に消えてしまったー時間の許す限り!
「W~君と僕の世界。ダイレクトの直感で感じた事を示す」
それでも……正史は覆した、啓司は職場の仕事。リュークは捕食中。櫛引も責務を熟しゆく、俺の生業。王?? 疑問が二つ三つー魅力は尽きない、登校時間だ。車の運転で向かう、駐車場に停めて授業の時間。9月1日ー画像と気が四年後の大日本の母国に集う時。天使? それ以外? 満腹中枢が母性本能を擽らせる。
「おはようございます。出席取ります、稲場さん」
「はい」
「岡村さん。久司さん。齋藤さん。二宮さん。松本さん」
ナースのお仕事。専門学校の日々は楽しかったー入学金はAO入試と合格のサイン。放課後、友達と回転ずしのブレイクタイム。楽園の扉(セルフカバー)Ⅱを思い出す。考えろ、熟知セヨ……女子友は何も聞かなかった。軽快なトークは拍車を掛ける。
「イケメンよね~合格じゃない? 見て見て、Cクラスのあの子」
「恋愛なんてしてる場合~!? 単位取らなきゃ怒られるっっ」
「稲場さん。100%“ソレ”だよね??」
あいつと出逢ってしまった。趣味趣向もバラバラの他人同士、深追いする事も深読みも皆無……誰も居ないのかな、神の御託なんてー
「たまご。かんぴょう巻き。デザートにカットメロン♫ 日頃のご褒美ネ!」
社会を形成しているカレイドスコープ≠夢日和の余生は宝物同然の愛すべきセカイだった。訪れる……近未来のハナシ。。。ゲーム・セット?
「沼に激ハマりね~もうお腹一杯♡」
「うん」
「セカオワの生ライブ行きたい~米津玄師はとりまキープな」
これが総べての力。№1、摩訶不思議な唯一の被爆国・敗戦国「ジパング」のファミリーの最愛? 世界三大美女か~私の方が上じゃない? 対面していた同じクラスの高橋さんが木製のネックレスを揺らしながら皿を取り分ゆく。
「良いじゃん良いじゃん☆ ウチ等勝ち組っしょ! どう見たって」
「それな!! TikToker撮ろ? この後どうする~」
「関係無いね! 二度と戻って来ない。これが現実のパーペキ!」
仲間達の談合も佳境ー思惑が多々ある有意義なBe Freeを見ては保護色を貫く、アハハ。適当~~!! 高橋さんは後部座席でハジけていた。連日の報道陣も激弱ッッ、神に感謝感激雨あられだし~!!
「DEATH NOTEか。名前を書いただけで命を絶つ文房具……デスイレーザーで消せるかも?」
「稲場さん座布団一枚♡ 寮まで送ってくれるの? アリガト~♡」
「ガッコ卒業したら学歴更新、履歴書に書かなきゃ。人生プラン設計中! 東京も広いわね」
稲場加七子。真実を知る者。久保田光……? 王家の谷の血族の紋章を受け継ぐ男ーまさか。金色のレポートがGATEだった? 豪遊の後の三々五々の解散、それぞれの空。
「明日もヨロシク。じゃーね」
「免許取らなきゃ、同時進行出発! 超余裕♪」
令和のXデー。切望のソナタが奏でる終わりなき理想郷(アルカディア)とは、一部と全部? 愚問! 帰宅してコートを脱ぐ。寮は整然として大家さんも玄関先のロビーに屯っていた。
「お疲れさまでした。夕ご飯はシチューですよ」
新聞の死亡届が伊藤啓司の両親すらも原因だとしたら領域展開は悟りも同然……総べて口裏合わせの問答無用な冷酷無比な性質。生命からがら付き纏うのか、YES OR NOー? 繰り返し行い実行セヨ。死神は毒林檎しか食べない。ダイイング・メッセージの格率が性を阻み育て上げ都心を追い込むーパソコンの閲覧履歴でまだ眠ってるのかも? エゴサーチ、X、インスタ、フェイスブックの信憑性は或のか?
「慎重に、何時だって見えている。優越感に浸るグッドホルモンかー女性の信頼度は言うこと無し」
加七子はデスノートの行き先を見据えた、一瞥する所作と貯蓄しているお金なら無問題。三途の川を幾度と見て来ただろう……寮のドアーがノックされた。時刻は午後10:15分、誰?
「はい」
「大家だけど。貴方宛ての手紙と小包みよ、不在票も手続したから。夜遅くにごめんね」
「いえ、わざわざありがとうございます」
差出人不明ー? 穢い字……ウーロン?? 内容の文章が三人の男の決議と礎創りの基盤史を物語っていた、智慧に至るまで時間は掛からず少なかった。傍観者らしからぬ生活の一ページ。
「これは……」
その日の晩、ウーロンの遺書は確かに生きていた証を綴った物に成る予定だった。
RESURRECT……トランスミッション再起動/街頭ビジョン・プロジェクションマッピング快諾ー歌謡祭は眠らぬ森にて