ノア様は口でわたしの襟元をくわえたまま飛翔し、バサッと大きな翼を広げ、高い空中にとどまると、シオドール殿下を見下ろし、上下し出す。
恐怖で声も出ない。
「ノア! やめろ!」
シオドール殿下は崩れ落ちたまま叫ぶ。
すると透明化した魔女がノア様の動きを止め、
後ろからノア様の両角に一瞬触れて離れる。
その瞬間、両角が闇色に光り輝き、闇色の透明化した複数の邪悪な魂が離れた頭上に現れ、花火のようにバチバチと閃光しながら間隔を空けて横に回り始めた。
ノア様は誘導され、引き寄せられるように再び飛翔していき、
複数の邪悪な魂の中を抜け、わたしの体がその中心に入った状態でメリーゴーランドのように共に旋回し始める。
「きゃああっ!」
複数の邪*************
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