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光が綺羅々を包み、世の理を超えて、異なる世界へその魂を送り込む。

滝のように、川のように、雫のように。

光が徐々に薄れていき、完全に無くなった時、綺羅々の体も共に無くなっていた。


ここは何処だろう。暖かい。いや、温かい?ところにいる気がする。

『転生‥…‥した…のか‥…?』

全身黒タイツさんが嘘をついてなかったら、俺は転生した事になる。

周りを見渡した。俺が住んでいた六畳部屋より、ひとまわりほど大きい部屋だ。

俺はベットで寝ていたらしい。

そういや、フレイヤが俺に『○○の娘に転生させる~』とか言ってた気がするようなないような。


取り敢えず、立ち上がろうとするが、体が言うことを聞かない。なんで?

もう一回、立ち上がろうとするが、やはり、体が動かない。まるで、そもそも存在しなかったように。

「ヨイショ」っと女の子が気張る声が聞こえた。物凄く近くだ。

その後、一瞬の浮遊感を覚え、俺は押し潰された。

『イデデデデッッッッ!!!!』

「え?何?」

女の子が声のありかを探すように周りを見回した。

そう、見回した。

見回ると同時に俺は大回転を刻んだ。

『ギャァァァッッッッ!!!!』

「なになに?こわい!!」

今度は反対の方向に回る。

『オンギョェェェェェッッッッ!!!!!』

「お、おばけェェッッッ??!!!」

腰を抜かしたのか、倒れるように女の子はシリモチをついた。

インパクト。

『ハッギョアッッ』

女の子が倒れた衝撃で意識が飛びそうになったが、自慢のメンタル(先刻、女神の一言で破砕)で何とか耐え、状況把握をしようと、前を見つめた時、俺の目の前には大きな鏡があった。

そこには、銀髪で碧眼の幼女が怯えていた。

きれいだ。

ただ、きれいだ。

年頃は、12歳ぐらいだろうか?

どれぐらいかと言うと、テレビに出る俳優とタメ張れるぐらい?

ほら、可愛さ売りの子役とか。

でも、それを霞ませる程、強烈なものがあった。

この子の右腕は腐りきっていた。

骨が露出しており、血管がピクピクしていた。

Wow!! that’s GURODESUKU!!

KOREGA ZINTAINOSINPI!!!

さらに、何故か…俺の名前が刻まれた指輪が腐った右手の中指に、はまっていた。

女の子のギャップ萌え(?)を見て、俺は激しく狼狽えていた。

「そ、そこに…誰かいるの?」

オロオロと女の子が鏡に問いかけた。

『いません。』

こういう時に「いまーす。」とか言うバカ野郎が何処にいる!!

まずは情報収集からだろーが!!

「……い、いるじゃん。」

『だからいねーよ。』

指輪が「チカッ☆」と光った。

それを見て、女の子が中指の指輪を睨んで叫んだ。

「い、いるじゃん!!ぜ、絶対いるじゃん!!」

『いねーよ!!いないっつったらいねーよ!!!』

指輪が「チカッ☆」と光った。

あれ?俺が喋る度に指輪光ってね?

っていうか……俺の体はどこに行った?

生命保険加入済みの俺の体どこ行った?

借金払いきってない俺の体どこ行った?

思えば疑問だらけ。思い返せば疑問まみれ。

だからこそ疑わざるを得ない。

俺って指輪か?

体を動かしてみる。指は動かない。

代わりに動くのは……F***な指だ。ピクリと動く。

もしかして…………俺って……中指?


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