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ネタはTwitterから少しいただきました🙌🏻
死ネタ有、地雷🔙
スチームパンク衣装
下伏字なし
うみにゃは優しい。
うみにゃ「んー何?掃除したくない??しょーがない、俺が手伝ってあげるから、ね?」
掃除を嫌がり駄々をこねるぺにがきを説得するうみにゃ。そんな2人を横目に見ながら朝ごはんを食べるのなんて日常茶飯事。
うみにゃ「はい、DD〜」
そんなことを考えていたらいつの間にかご飯を取ってきたうみにゃが横に座り俺に半分差し出してきた。
DD「……またぁ?」
うみにゃ「食べれないのー!!」
いつもそう。ただでさえずっと働くうみにゃにこの量のご飯は少ないと言っても過言では無いのに。
DD「……だからせぇのびないんだよ。」
うみにゃ「!?!?はあー!?言ったな!?」
怒ったかのようにほっぺを空気で膨らませ肩たたきレベルの力で背中を叩いてくる。マッサージじゃん。
DD「はいはい。たべてやるから…」
しょうがないと思いながらうみにゃが分けた半分のご飯をたべる。
うみにゃは、 優しい。
うみにゃ「きみ、どこから来たのー?」
DD「……っぇ、ぁ、?ど、どこ、」
目が覚めるとそこにはたくさんの病人がいて。地面に寝っ転がっても大きさが足りないぐらいの人間がいて。
DD「……はぇ、!?」
そして俺の右手は、ほぼ壊死していて。
うみにゃ「……おちついて。俺はうみにゃ。君は?」
DD「おれ……は、DD……」
うみにゃ「でぃーでぃー?うん、覚えた、DDね笑」
そう微笑みながらおれの頭を撫でてきた。
うみにゃは、優しい 。
うみにゃ「……っ、でぃーでぃ、」
DD「……っぁ、?」
寝起きだから分からないのか。はたまた何かが起こりこうなったのか。うみにゃに名前を言われていることだけは分かり重い瞼を開く。
うみにゃ「だいじょうぶ。だいじょーぶだから……」
何かを言いながらおれの右腕を撫でている。何故こんなにも自分の頭がうみにゃの言葉を理解することを拒むんだろう?なんで、泣きそうなんだろう?
うみにゃ「今から、おまえの腕。切り落とすからね。」
何も分からないまま、うみにゃは何かを手に取り何かの作業にとりかかった。
最近の うみにゃは、大人しい。
DD「……うみに、って、寝てるし……」
最近はいつもそう。毎日ずーっと寝てて、俺に構ってくんない。
DD「ねーkunさん、どうしたらいいですか?」
kun「うみにゃのこと……?あ”〜……冬、だからとか、? 」
kunさんは頭を掻きながらおれの質問に答える。
kun「ま、あいつはそういう奴だから、気にしなくていいよ。……それより雑務、終わらせてきた?」
DD「ゔぐっ……、」
俺が先週から貯めている雑務の事を言うなんて酷い。だが自分より高い地位の人間を無視する訳にも行かず渋々作業にとりかかる。
最近の うみ にゃは、悲しそう ? ¿
うみにゃ「……ん?DD、どうしたの」
俺がうみにゃの部屋に入るとすぐ気付きこちらを向きながら要件を尋ねてくる。
DD「右腕がちょっといたくて。」
そういいながら俺はうみにゃに作ってもらった右腕を差し出す。この義肢のお陰で俺は今もここで役たたずにならず生活することができている。うみにゃに毎度毎度申し訳ないが……
うみにゃ「ん、!メンテナンスね〜……りょうかいっ!」
そういいながらうみにゃは俺の右腕の故障部分を直してくれる。毎回俺はその時うみにゃの部屋を見る。だってメンテナンス時間、ながいんだもん…
見ると色々と新しいものが増えている。前に来た時にまだ元気だった花が枯れ始めていたり、コーラが増えていたり…笑 物がだんだん少なくなってってるのは気のせいだろうか?コーラの空き缶をかき分けて確かめたいが残念ながら今は動けないから諦めることにする。
うみにゃ「……はいっ!できたよ!」
DD「ん、…良くなった!ありがとうみにゃ」
うみにゃ「どーいたしまして!じゃあね、今日の残りの仕事も頑張ってね!」
うみにゃの部屋から出ていく最後の瞬間までうみにゃは手を振ってくれた。
うみにゃ「……そろそろ他の人も、治せるようにしなきゃね。」
最後のその言葉が、俺には聞こえなかった。
さいきん の うみにゃは、 おかしい。
メンテナンス中だけでも明らかに荷物が減っているのがわかるし、何より元気がない。
そう思いながらいつもの同じ朝のご飯を食べる。‥前まではご飯食べに来てたのに、来ないところも。
DD「うみにゃ〜‥」
また寝てる。
DD「昼だけど、」
また、また寝てる。
いつも寝る人なのは知ってる。けどこんなにも寝るのは流石におかしいと嫌でも思ってしまう。
DD「ねえ、なんか知ってますよね。 」
DD「kunさん。」
kun「…俺?あー、まあ、そうだけど。」
あっさり頷くとは思わず少し驚く。
DD「じゃーうみにゃはなんで最近あんな寝てるんすか。大丈夫なんですか」
kun「…これから言うことはすべて本当。気ぃ狂わすなよ。」
kun「まず、うみにゃも死にかけたことがある。」
死にそう。死ぬのかな、死にたくない。死にたくない…
そう思いながら必死に周りを見渡すが誰もいない。体の節々が痛く這いずりまわっているから地面と触れるところが燃えてしまうんじゃないか、と思ってしまうほどに暑い。
そんなときに、目があった。
敵兵と。
…ぁ、おれ、しぬんだぁ…笑
死ぬときの感情ってこんなんなんだ、って思えた。初めての感情なのに脳がストンと理解してしまった。こういうとき、走馬灯を見るのかと思いきやそんなことはないらしい。
kun「…起きたか、うみにゃ。」
うみにゃ「…っはえ?」
kunさんに軽く揺さぶられ目を覚ます。なんで、?俺は死んだはず、じゃ、?
kun「敵兵が心臓じゃなくて肺を撃ち抜いた。間違えてな。」
kun「撤退命令を聞いてなかった兵がうみにゃをみつけて抱きかかえながら来てくれた。」
生きてる、生きてる、?撃ち間違え?自分の身体見るとそこらじゅうに包帯が巻いてあり、胸元には鮮やかな赤色が滲んでいた。
kun「これ、色見ればわかるけど、お前が撃たれたのは整脈じゃなくて動脈。あとちょっとでほんとに死んでた。」
DD「う、うみにゃがっ?」
kun「そう、今では修理専門〜みたいなとこあるかも知んないけど、前は出兵してた。」
初めて聞く、うみにゃの昔の話
kun「そしてうみにゃは、心臓あたりに生きるのに重要な機械が埋め込まれている。」
病室の一つのベッド。
そのベッドにkunさんが一直線に走ってくる
kun「昨日のお前に言うことじゃないと思って、今日いうから。‥今から言うことはちゃんと聞いて、」
うみにゃ「は、はい、」
kun「死にかけだったの。おまえが。…だから、俺の命令でお前の心臓が動くよう、あたりを手術した。」
kunさんが気まずそうに、申し訳なさそうに目を合わせながら言ってきた。
うみにゃ「‥むしろ、それがなかったら死んでたってことっすもんね?」
kunさんのその判断がなきゃ俺は今ここにいない。
うみにゃ「おれの命の恩人じゃないすか。謝らないでください!」
DD「おれと…同じ?」
kun「だからうみにゃってあんな機械詳しいんだよ〜…」
「あいつが最初の機械人間だから。」
同じ?言ってることは理解できるのに脳みそが処理をしてくれない。
kun「そしてあいつの身体に使われている機械パーツは、もう生産できない。」
うみにゃ「今日も、メンテナンスですか、?」
少し怯えながら俺の袖をきゅ、とつまんでくる。
そりゃ怖いだろうな。毎週のように自分の胸がメスで切開されていじられるの。
うみにゃの震える手に自分の手を重ねなだめる。
kun「大丈夫。お前は役に立ってる。あともうちょっとで我慢しなくて良くなるから。」
うみにゃ「そ、そうです、よね、」
声が震えているのに必死に笑顔を作ろうとしていて痛々しく思えてくる。
今日もうみにゃの震える手を解き、手術室に送り出す。
先に伝えられたのは俺。
「直接ではなくごめんなさい。うみにゃさんに伝えておいてほしいです。」
手術に手を貸しているAさんが俺に話しかけてきた。
A「うみにゃさんの心臓周りの機械に、もう生産のできないパーツがあります。」
Aの説明はこう。
あのときの手術に使っていたものは敵のも混じっていた。
敵のパーツが今一番うみにゃとって大事な歯車であり、そのパーツの作り方は知らないし 似ているのでさえ取り扱っているところがない。
つまり、うみにゃはもう長く生きられない。
これを、いまからうみにゃにつたえなければならない。
DD「…っちょ、ちょ、っと、ぇ?うみにゃは、死ぬ?」
kun「…そう。」
なんで?なんで?なんで俺に教えてくれなかった?なんであんなに明るく振る舞えた…?どうして?
kun「…DD落ち着いて。」
kun「もう長くないんだよ、…うみにゃって」
kun「だから、これからいーっぱい、思い出を一緒に作ってあげて。…仕事、減らしておくから。」
何も頭に入らず、いつの間にか自分の部屋にいた。おぼつかない足取りで帰ってきた、みたいだけど…
DD「うみにゃ、って、死ぬ、?」
段々と脳に考えれるほどの隙間ができてきてやっと少しずつ理解してくる。
いつもメンテナンスしてくれるうみにゃ。楽しく話してくれるうみにゃ。一緒にご飯食べるときは半分以上渡してくるうみにゃ。
全部、いなくなっちゃうんだ。ぜんぶぜーんぶ、土に還っちゃうんだ。
DD「おれを、おいていかないでよ…」
少し考えがまとまった今、外を見るとすっかり暗くなっていた。随分時間が経っているみたいだった。
まだ現実味のでないこの世界に足を置き、うみにゃの部屋に向かう。
DD「…うみにゃ?」
珍しくうみにゃは起きており、こちらに駆け寄った。
うみにゃ「っわ!DD〜!!やっほー!」
いつもと同じ太陽のような明るい笑顔でこっちに向かってくる。真夜中の今に合わない明るさがこの部屋に充満していた。
うみにゃ「どしたの〜?…っあ、入っていいよー!メンテナンス?この前できてなかったもんね…寝ちゃっててごめん!!」
言われるがままうみにゃのベッドの上に座りそこらじゅうにあるコーラのどれか一つを適当に取って俺に差し出してくる。
うみにゃ「…はいっ!これ!飲ん「うみにゃって、そろそろ死んじゃうの?」…っえ?」
DD「っぁ、」
間違えた、声に出してしまった。うみにゃは両手にコーラを持ったまま固まってしまっている。
DD「っちが、ちがく「あーあ、聞いちゃったんだぁ…笑」
少し乾いたような笑いをしたあと、DDの隣に座ってくる
うみにゃ「kunさんからかな?どこまで聞いたの〜?」
DD「…kunさんからきいた、多分全部。」
うみにゃ「…隠しててごめんね?笑…そういう顔させたくなかったから。」
いつの間にか眉間にシワが寄っていた俺の頬に手を伸ばして痛々しい笑いをしてくる。違う、辛いのは俺じゃなくてうみにゃのはずなのに。
うみにゃ「だいじょーぶ、DDは俺がいなくても活躍できるし、…その腕、俺以外にもメンテナンスさせられるようにみんなにやり方教えるから。」
うみにゃ「…泣かないで?」
いつの間にか涙が出ていたことすら気付かずうみにゃに指摘され気付く。
うみにゃ「たくさん、思い出作ろっかぁ〜笑」
そんなことを言いながらティッシュを取って来てくれ1枚差し出してくる。
うみにゃ「涙拭いて!悲しんじゃだめだよ。」
DD「…すき、」
うみにゃ「…っえ?」
DD「うみにゃのこと、好き、…好きです…」
泣きながら告白なんて馬鹿みたいだけど、この機会を逃したらもう二度とない気がして。
DD「…おれと、付き合ってください、」