テラーノベル
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???「…………。」
???「あれ……俺確か魔物にやられて死んだんじゃ……」
???「なんで意識があるんだろ…走馬灯ってやつかな………」
??「ちょっとアンタ、そんなとこで何ぶっ倒れてるのよ、起きなさい」
目は瞑ったまま…
とある誰かの呼びかける声が……
??? 「嗚呼……声がする…… もしかしてまだ生きてんのかな… 」
???「まさかな……これも走馬灯に違いない…… せめて死ぬならあんな草原じゃなくて…もっと良い場所で死にたかったな………」
??「ちょっとバカ? 何言ってんのよアンタ」
???「…………………え、?」
??「え」ってなによ「え」って
アンタ死んだ夢でも見てんの?」
???「何言ってんだ………俺はアルビノの旅で草原で魔物に……」
??「アルビノ? こんな所に草原なんかもうないわよ 」
???「は、? 何言ってんだ、アルビノは自然豊かで良い人が沢山いて…………」
??「何妄想してるんだか……」
彼は目を瞑ったまま起きようとはしない
「もう走馬灯は良い、早くあの世へ行かせてくれ……」
??「バカ、そう簡単にあの世へ行くなんか言うんじゃないわよ 」
???「もう走馬灯は良いってば、少しの間話してくれてありがとうな、 」
話の噛み合わない2人、そしてここはどこだ?
??「ほら!! 起きなさい!! こんなとこで居眠りしてたら変な連中に目をつけられるから」
???「どういう事だ、?」
??「とりあえず目を開けなさい目を」
???「目……」
恐る恐る目を開けるとそこには……
??「あ、やっと目見せたわね
アンタ意外と綺麗な目してるじゃない」
夜の街の光…目がチカチカするほどの看板の光…
そして目の前には青緑の髪色をした黒帽子の少女が……
??「起きるのが遅い、で?
アンタここで何してたの?」
???「俺は魔物に………」
???「…ん、? ここどこだ…?」
けたたましく光る看板と街の灯りを見て
??「どこって、アルビノよ「アルビノ王国」アンタ知らないで来たわけ? 」
???「え、アルビノ、? ここが?」
あからさまに動揺する姿を見て何か勘づいたようで
??「アンタなんか知ってるの?」
???「アルビノ、アルビノは俺が旅してたところだ、」
??「旅? こんな所を?」
???「嗚呼、半年間ここを旅していて…それで魔物に殺されて…」
??「へっ、バッカ臭いこと言うものね…」
???「………」
ムスッとして
???「えっと、君名前は、?」
??「私? 私は「飛鳥」よ」
???「飛鳥、? 」
???(飛鳥って…アルビノでも度々噂になってたアイツか、?
確かによくよく見たら似てるな……)
飛鳥「で、アンタはなんて名前なの?」
???「俺は……あれ、? 俺の名前は…」
飛鳥「まさか忘れてんのー、? 呆れるわ〜…」
???「しょうがないだろ…覚えてないんだからよ…」
飛鳥「…まぁいいわ、ここに居たらまた”ヤツ”らが来るかもだしね」
すると???に飛鳥は手を差し伸べ
飛鳥「アンタ、その様子だとどっかから飛ばされたでしょ」
???「飛ばす、?」
飛鳥「細かいのはいいから、ほら」
飛鳥の言葉を聞いて手を握って立ち上がり
???「…ここがアルビノ……」
そこにはかつてのアルビノとは違う見た目のアルビノが…
まるでサイバータウンと言ってもいいほど各地がネオンの光で満ち溢れている
飛鳥「そ、ここがアルビノ」
???「なんだよ、未来にでも来たのか、?」
???「なぁ飛鳥?さんよ、今って何年なんだ?」
飛鳥「ちょっとさん付けやめなさいよ気持ち悪い、えっと…2024年ね」
???「…マジか……」
飛鳥「それがどうかした訳?」
???「いや、この1年以内でこんなの作れるなんて…」
飛鳥「アンタバカなの? ここはもうずっと前からあるわよ」
???「え、?」
飛鳥「私は前に本で見たわ、ここがいつからかサイバー都市になったって」
???「サイバー都市……」
何故か飛鳥は夜景を見ており
飛鳥「ここはな、そう簡単に生きてける世界じゃない、食うか食われるかみたいな世界よ」
???「はぁ、?」
飛鳥「、まぁバカにはわかんないわね、後で教えるわ」
そう言って???を見て
???「俺はバカじゃねぇっての、」
飛鳥「はいはい走馬灯さん、あそうだ」
???「なんだ? 」
飛鳥「アンタの名前さ、走馬灯から取って走馬でいいんじゃない?」
???「んだそれ」
飛鳥「よし、じゃぁアンタは今から走馬よ」
???「んだよそれ…まぁ名無しよりはいいか…」
飛鳥「てことでよろしく、走馬」
すると走馬を見て少し微笑み
走馬「おう、よろしくな」
ゴゴゴゴゴゴ
すると自分達のいるビルの下から謎の轟音が…
走馬「な、なんだ、?!」
飛鳥「まさか…出たわよ、ヤツが」
走馬「や、やつ、?」
するとそこからムカデのような機械にも見えなく無い黒い何かが…
???「縺雁燕繧?▲縺ィ隕九▽縺代◆」
飛鳥「だから何語?! 日本語喋れっての!!」
???「鮟吶l繧ッ繧ス縺後?∵掠縺丈ソコ繧峨?繧「繝ャ繧定ソ斐○」
飛鳥「あぁもうやかましい!!!」
走馬「飛鳥アイツらになにかしたのか、?!」
飛鳥「ただアイツらから貴重なデータ盗っただけよ!! 盗らないとアイツらに全て飲み込まれるからね」
走馬「飲み込まれる、?」
???「ギャァァァァァァァァ!!!」
すると奇声を上げるようにそのムカデのような”ナニカ”は勢いよく迫ってきて
走馬「やばいきてんぞ?! 俺武器もなんもねぇぞ!!」
飛鳥「今は逃げてろ!! 私が何とかする!!」
すると飛鳥と言う少女は謎の水色に光る液体で鎌を作り出し
走馬「ど、どうなってんだ、?!」
飛鳥「血液の1部で鎌作っただけ!! 死にたくなければ下がってなさい!!」
走馬「下がるって…後ろもうマンションの端だぞ!!」
飛鳥「ならー…どっかいなさい!!」
走馬「考えが甘い!!」
???「譌ゥ縺上@繧阪%縺ョ繧ッ繧ス繝懊こ縺後=縺√=!!!」
するとナニカは無数にある足をゴトゴトと鳴らして飛鳥に猛スピードで突進し
走馬「おい!! 死ぬぞ!!」
飛鳥「私をナメんな!!」
すると鎌をナニカに向け
???「豁サ縺ュ縺?∞縺?∞!!!」
走馬「やばい、!」
そうして目を瞑り耳を塞ぎ
「ドキュンッッッ」
走馬「まさか本当に、?!」
そうして目を開くと
飛鳥「だから私をナメないでって言ったでしょ?」
走馬「え、?」
そこには少し足が残ってるくらいの”ナニカ”が横たわっており
走馬「こ、これは?」
飛鳥「私がやった、これくらい倒せないと生きてけないわ」
走馬「す、すげぇ…」
飛鳥「ところでアンタ、家とかないの?」
走馬「今来たばっかだからない……」
……………………
飛鳥「ふんっ、なら私のとこ来なさいよ」
走馬「いいのか?」
飛鳥「ま、私と化学バカしか居ないからいいわよ」
走馬「ありがとうな、」
飛鳥「なっ、べ、別にお礼される為にやってんじゃないんだからな」
走馬「?」
(まさか……照れてる? ツンデレってやつ?)
飛鳥「なんて言うか、困ってたら助けたいって言うか、」
飛鳥「まぁそういうこと!!」
走馬「お、おう?」
飛鳥「とりあえず来なさい!! 家に着くまでに死ぬんじゃないわよ」
走馬「分かった、!!」
そうしてビルの下へと歩いていき……
ESD.1 END
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コメント
1件
すち、🫶💕