コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
何!? なぜ!? 何で!?
膨大なビックリマークとハテナマークが頭を埋め尽くしたけど、唇の感触が全てを吹き飛ばした。
冷たい朱虎の唇があたしの熱を吸ってあっという間に熱くなる。この前の『お手本』とは全然違う深いキスは長くて、終わるのかと思ったら何度も続いて、まるで食べられているみたいだった。
ショートした頭の隅の隅で、三回目だ、とちらりと思った。
いや、二回目ってことになるのかな? それともやっぱり、これが初めてカウント?
ていうかキスってこんな激しくて長いものなの? 漫画とかドラマで見るのとも、『お手本』とも随分違う。これに比べたら、確かに『お手本』はキスじゃない。もっとふわふわして熱くてもどかしくて――
ひときわ大きな音がして船が大きく揺れた。機械が一斉に警告音を発して、あちこちで赤いランプが点滅し始める**************
********************
****************************
********
************
***************************
**************
**************