誰も私を見てはくれない
星街すいせいという名の私は見てくれる
話してくれる、笑ってくれる
信用して、信頼してくれる
別に本当の私だとか…
嫌われているだとか
そのようなものはないけど
皆…ずるいんだ、私を頼って、甘えて
私は甘えれず、頼れず
心配はしてくれるけど
いざ声を出そうとしても出なくて
どんどん…ずるいって気持ちが膨らんで
渦巻きみたいにそんな気持ちが溢れそうになる。
すいちゃんも…みこちみたいに素直になれたらなぁって
何度思ったか。
この無駄なプライドはどうやっても剥がれない
もっとすいちゃんを見て、そして、褒めてよ
今まで頑張ったねって…偉かったねってさ
こんなわがまま…だめ…だよね…
………
私は…今日も可愛いすいちゃん。
星街すいせい…
さぁ、今日も
この気持ちに蓋をしよう。
…ずるいよ
みこち…私も…
ああ!!!駄目だ!
溢れ出てしまうなぁ…w
星街すいせいなんだから、すいちゃんなんだから
頑張らないと…
今日も…可愛い!
液体が頬を伝う。
手をぎゅっと握り締め
声を殺して
もう片方の手で、そっと…軽く頭を撫でた。
あたしらしくなぁ…