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ε _ 都華咲💚🔫🍵
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我的我
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柏🌿@テスト期間中…
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甲斐田晴side
先にお風呂に入らせてもらって、
選ばせてくれた布団に寝転がる。
ただボーッと不破さんを待っていたけど、
眠気が勝って。
いつの間にか夢の世界に落ちていた。
⋯夢なんて、最近見てなかったけど。
なんて思っていた矢先、
響き渡るあの二人の声。
「勉強しなさい」
「医学部に行きなさい」
そんな言葉が僕を支配して、
どれだけ嫌だと言っても着いてくる声。
嫌で逃げるのに着いてきて。
どれだけ走っても無駄で。
もう諦めよう。そう思って立ち止まった瞬間。
ユサユサと揺られる体。
トントンと優しく叩かれる。
ゆっくりと目を開ければ
少しだけ焦ってる不破さんの顔が
ドアップで映る。
そして
「大丈夫?」
そう聞いて、僕の体を起こしてくれる。
電気が付けられて、僕から不破さんが離れて
テッシュを持って戻ってくる。
「ほら、拭いて」
そう渡されたテッシュ。
なんのことか分からなくて不破さんを見れば
「泣いてるやんけ」
またそう言われて、触れれば頬が濡れていて。
「どうしたん?嫌な夢でも見たん?」
涙を拭き終わって落ち着いて、
ソファーに座れば優しく聞いてくれる。
「2人の声が離れなくて⋯」
そう言えば「怖かったなぁ」
なんて優しく肩を抱きしめてくれる。
その温もりが優しくて暖かくて。
一定のリズムで肩を叩いてくれるから、
スっと体が軽くなって。
そのまま閉じかける瞼に抵抗することなく
瞼を閉じた。
次に目を覚ました時には、
布団に寝かされていて。
体を起こせば、
キッチンで不破さんが料理をしていて。
起きた僕に気づいた不破さんが
「おはよう」
なんてキッチンから笑ってくれる。
「おはよう⋯ございます」
挨拶を返して、洗面所を教えて貰って顔を洗う。
⋯久しぶりにこんなに寝たし、
気持ちよく寝れたかもしれない。
少しだけ⋯自分の顔色が良くなった⋯気がする。
洗面所を出て、リビングに戻ると
テーブルの上には朝ごはん。
「ごめんな?ちょっとだけ寝坊して、
パンにしちゃったわ」
そう言うけど、充分すぎる。
だって、しっかりスープも手作りで
おかずだって数品ある⋯。
でも、寝坊した理由⋯って
「あの、僕⋯のせいですか?」
「ん?なにが?」
「寝坊⋯したのって夜中⋯僕が」
寝たのも遅かったのに
挙句の果てには僕が泣いてて
不破さんを起こしてしまった。
だから・・・?
「違うよ?アラームかけ忘れてて」
アラームのかけ忘れ。
そう言うけど、多分僕のせい⋯。
「大丈夫だから。甲斐田のせいやないよ。
ほら、食べ?」
そう言ってオレンジジュースを注いでくれて、
最後に
「⋯ごめんなさい」
それだけ言ってご飯を食べ始める。
久しぶりに食べる朝ごはん。
作ってくれたスープも美味しくて、
普段なら絶対しないおかわりをした。
食べ終わって少しして、
スーツに着替えた不破さんが
「俺、仕事に行くけど、
好きに過ごして貰ってええから。
それと、お昼は冷蔵庫にしまってあるから
チンして温めて食べてな?」
なんて言ってくれる。
お昼まで用意してくれるなんて、
本当に何もかもしてもらってばっかり。
それに僕は
「ありがとうございます」
しか返せないのがムズムズする。
8時過ぎ、不破さんが家を出て行って
一人の時間。
ソファーに座ってテレビをつけてみるけど、
テレビって何言ってるのか
分からないからつまらない。
携帯だって開くけど何も面白いものはないし。
なんて思ってベランダの方に視線を向けると
洗濯物が干してなくて。
洗面所に行けば、
洗濯機の中に詰め込まれていて。
少しでも役に立てれば⋯なんて思って
洗濯機を回してみる。
音は聞こえないからしっかり分数だけ見て、
リビングに戻る。
改めてグルっとこの家を見ると、すごく綺麗で。
無駄なものが置いて無くて。
ホコリひとつまわないような部屋。
そんな家に居ていいのかな⋯
なんて思うけど今の僕には
ここしか居場所はない。
せめて捨てられないようにしなきゃ。
洗濯が終わって、
カゴを持ってベランダに出る。
そうすればこの辺一帯を
眺められるようになっていて。
青く澄んでる空と太陽に
てり付けられてる建物。
そんな光景を見てふと考えるのは、
不破さんのこと。
⋯今、レストランで
料理作ってるのかな⋯とか。
今日帰ってきたら何を話そう⋯とか。
いつか僕の耳が良くなった時は
ここを出ていくから。
⋯それまでは不破さんの優しさに
触れててもいいよね。
コメント
2件
あああ、今回も沁みたわ…!甲斐田くんの夢のシーン、両親の声がフラッシュバックするところ切なすぎた。でも不破さんが「泣いてるやんけ」って優しく起こして、肩抱きしめてトントンしてくれるの、ガチで理想の優しさだわ。朝ごはんの準備とか洗濯して役に立とうとする健気さも刺さる。甲斐田くんの「捨てられないようにしなきゃ」って心情、胸がぎゅっとなる。「それまでは触れててもいいよね」って諦めと甘えの間で揺れてる感じ、すごくリアルだった。次も楽しみにしてる🔥