小説とかクソ苦手だけど書いてみたりしちゃうんだな
🇫🇮🇯🇵
今日も俺の照準器には標的の血が映る。
「うわ、また綺麗〜に頭に命中かよ…怖いねえ、お前だけは敵に回したくないわ」
俺の隣で独り言をぼやいているのは古くからの友人、スウェーデン。
またコイツの口からいつもの話題が始まる。
「お前に恋人でもできたらちっとはこの飴界のゲテモノ・サルミアッキで出来たようなカチンコチンの頭も丸くなるのかね〜 イイ子紹介してやろうか」
「余計なお世話だ、第一俺は狙撃手だぜ。俺みてえな仕事してるのと一緒になりたがる奴なんか居ねえだろうが。あとサルミアッキは美味いだろ!」
「案外わかんねえぜ〜 お前ハンサムだしな。ったく羨ましい限りだわ、冷静で顔が良い上天才スナイパーかよ。世の男共女共はなんでコイツをほっとくかね〜 …いやサルミアッキはマズイぜ。」
「何度も言うけど今はそういうの興味無ぇんだって。次の依頼がきた。行くぞ」
「つれねえなあ、」
と、少々不機嫌そうにする友人を横目に見ながらちょっと考える。
正直俺も恋人が欲しくないわけではないのだ、でもどいつもこいつも刺さらねえ。
その人が俺にとって理想的な人じゃないと最後まで愛せる気がしない。
例えば、清潔感であったり、性格であったり、声だったり、…ちょっと顔も俺好みで。
こういうことを言うと、例のスウェーデンに「そんなだから恋人出来ねえんだよ」と決まり文句を言われる。
今の時点では俺に恋愛なんて無縁だ、と思っていた。
「おい聞いたか!?ニンジャとかアニメの国から一時的に北欧に滞在してる“日本“って子がいるらしいぜ〜 どんな子なのかちょっと会ってみねえ?」
朝っぱらからクソデカい声で電話してくるのはお馴染み、スウェーデンである。
「…ニンジャがなんだって?」
「だーかーら!お前の嫁さん候補だわ!ずうっと東の方から来たかわい子ちゃんに会いに行こうぜ!!」
「は…?」
半分スウェーデンに引きずられるようにしてその、奴が言うには
“ずうっと東の方から来たかわい子ちゃん”
とやらに会いに行くことにした。待ち合わせは公園のようである。
正直全然乗り気ではない。得体の知れない人と会うのに恥ずかしながら尻込みしているのだ。
たしか…Japani?だっけ?なんとなくユーラシア大陸の端っこなのは知っている。
前イタリアが書いてた東方見聞録に「黄金の国じぱんぐなんね!!みんなやさしいんね!肌白いんね!(ガチで書いてある)」
とかなんとか書いてあったが、アイツは結構デタラメなので本当かどうか全然わからん。
まあモノは試しだ。合わなかったら即刻帰ろう。
「あっ、あの子じゃねえか?待たせちまったかな…」
スウェーデンが指差した先に、あの子がいた。後ろを向いているので顔がわからない。
「お〜い!君が日本?」
日本、と呼ばれたその青年が振り返る。
ズギャーーーーン。
確かに俺の心臓の辺りがそんな音を立てた。
真っ黒で吸い込まれそうな瞳。薄紅色の頬。雪みたいな肌。細い指。妖精かと思った。
少年かと思うくらいにあどけないかと思えば、俺よりもだいぶ年上だと錯覚しそうなくらいの落ち着きや寂しさ。
俺は初めて、俺よりも凄腕の狙撃手に出会ったみたいだ。
ふぃんたゃ(´・ω・`)それは錯覚じゃなくて事実やで(日本くん2685さい)
読み返したら絶対投稿できないので、このまま読み返さず投稿しようと思います。
途中で小説のデータが消失したため、短くなってしまって申し訳ない!
コメント
3件
小説の書き方がめちゃめちゃ好きですっ!!! 語彙力すごすぎ…💓
本当に大好き