うおいさーー
銀時「……ねみぃ。糖分補給しねーと死ぬ……」
新八「また朝からそんなこと言って……団子でも買ってきます?」
銀時(即反応)「あぁ!?今“団子”って言った!?」
神楽「ほら始まったネ、糖分依存症アル。」
彩音(新聞をめくりながら)「……そんなに団子が好きなら、作ってあげようか?」
(全員、バッッと彩音を振り向く)
銀時(食いつき気味)「作ってくれるの!?俺のために!?」
彩音(淡々と)「……まあな。前の騒動で懲りたろ?団子盗まれるくらいなら作った方が早い。」
神楽「愛の手作り団子アル〜〜💕」
新八「絶対冷やかしますよね!?」
彩音(ため息)「……そうなると思った。」
(彩音が買い出し中。銀時がついてくる)
銀時「へぇ〜手作り団子ねぇ。なんか家庭的な響きだな〜?」
彩音「……からかってるだろ」
銀時(ニヤリ)「まさか〜。ただ、俺のために台所立つとか……惚れるだろ普通。」
彩音(赤面)「ほ、惚れねぇよ。黙れ。」
銀時「顔赤いぞ?」
彩音「照れてねぇ‼︎」
(すれ違ったおばちゃん)
「まぁ〜お似合いねぇ、若いっていいわねぇ💕」
彩銀「ち、違うわ!!!」
(彩音、団子づくり開始)
彩音(真剣)「……よし。米粉と水を混ぜて……」
銀時(後ろから覗く)「ほぉ〜やるじゃん。彩音さん、花嫁修業は順調そうで。」
彩音「お前、手伝わないなら外出てろ。」
銀時(慌てて)「手伝う手伝う!!」
(彩音の手にそっと銀時の手が触れる)
銀時「あ、悪ぃ……」
彩音(フリーズ)「…………」
神楽(ドアから顔出す)「イチャついてるアル。」
彩音&銀時「違うッ!!!」
(完成した団子を並べて、夕日を眺めながら食べる二人)
銀時(もぐもぐ)「……うまいな。」
彩音「……ありがと。」
銀時(柔らかく笑って)「お前が作る団子はさ、どんな高級店のより甘ぇよ。」
彩音(少し照れながら)「それ、味じゃなくて気持ちで言ってない?」
銀時「気持ちも味のうちだろ。」
(少し沈黙。風がふわりと吹く)
彩音(小さく)「……昔は、人に何か作るの、苦手だったんだ。刀ばっか握ってたから。でも、こうやってお前が“うまい”って笑ってくれるなら、悪くないかもな。」
銀時(優しく)「……刀握る手が、今は団子握ってんのか。いいじゃねぇか、彩音。お前の“今”は、ちゃんとあったけぇよ。」
(彩音、少し黙ってから)
彩音「……お前、そういうことサラッと言うのやめろ。」
銀時(ニヤ)「ほら、また顔赤い。」
彩音(拳を握り)「……殴るぞ。」
銀時「愛の拳は痛ぇな!!」
(団子の残りを見ながら)
新八「なんか青春してましたね……」
神楽「青春は糖分の味ネ!」
銀時(背を向けて)「……ったく、団子一つでこんなドキドキすんのかよ。」
彩音(小声)「……同感。」
ふぅ
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