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ゴリちゃま
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#都道府県ヒューマンズ
たっきー(仮)
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領土を巡っての戦争はもう終わる頃だ、守りを固め続けるラティアと攻めを続けるコルテ。
魔の力を操るラティアは過去こそ偉大であったが、現代ではコルテの最先端機械技術によりじわじわと負けている。
とはいえそれは大きくみた結果なだけで、コルテも酷い場所はボロボロだ。
特に両国との境界線近く、戦争最前線では生き残れば生き残るほど何もかもが崩れていくのだから、体も精神も。
コルテ奇襲部隊は軍曹率いる三十人のうちたった一人の隊長以外誰も生き残らなかった、何ヶ月も敵から隠れ味方が送られてくるのを待ち続けていた。
その日は突然だった、連絡も詳細な情報も教えられず新兵が送られてきた、国はこんなところに新兵を送ることから余裕を見せたいのだろう、本当に酷いものだ。
「やっと来たんだ、やっと」
壊れたフェンススパイクに寄りかかっていた泥塗れの体を起こし、指示を待つ20人ほどの新兵にまずは問う。
「……ここに軍曹はいないのか?」
「自分達は一緒に来ていませんね?」
つまり生き残った隊長が皆をまとめる役になったのだろう、負けた隊の兵士にそんな役を任せられてしまうと複雑な感情しか残らない。
良い姿勢を保ち立ち続ける兵士達の横を通り過ぎて、倉庫を覗き込んだ。
しっかり飛兵(飛行型戦争兵器)も持ってきているようで安心した、机に置かれた指揮官からの手紙も相変わらずだった。
今回補充されたはずの兵士を率いて2098年2月3日までに敵国の倉庫の物資を使用不可へと追い込め。
今が1月30日なのですぐに行くことになるだろう、皆に振り向いてこのことを伝えたようとしたが、泥水を飲み不健康な食べ物を少量しか摂れていなかったせいか、定期的に起こる気絶が今来てしまった。
コメント
1件
読了です。たった一人生き残った隊長が、新兵たちの前で倒れるラストが切ないですね。「負けた隊の兵士にそんな役を任せられる複雑な感情」という一文に、戦争の理不尽さが凝縮されていました。泥水と不健康な食生活で気絶する姿に、無理を重ねてきた時間が見えます。続きが気になります!