テラーノベル
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無駄に空がいつもより白くて、ぼろぼろの体に日差しが照りつける。静けさの中に取り残されたのはただの白黒の世界だった。おぼつかない足取りでわざとらしく輝く教室の前に立った。まだ教室には誰もいなくて、何も起きやしない。自然と緊張で息が詰まり、鼓動が速かった。冷や汗が流れる体を無視してドアに手を掛けた。誰もいない教室で溜息を吐く。鼓動はもう正常で、自分が掛ける学校への不安を目の当たりにする。
桃「どこで、まちがえちゃったんだろ。」
震える声の呟きは音にかき消されていった。
いじめっ子「おはよ‐ございま‐す!!w」
いじめっ子「あれ?、今日も出来損ないさんいるじゃ‐んw」
陽気な笑い声と凍てつく睨みに動揺が隠せなかった周りの囁き声もナイフのように俺の心に刺さった。HRも、授業中も、聞こえるのは「優等生」の言葉。一生離れない完璧の圧に傷が付け足される。
いつかの「劣等生」も「優等生」も俺の心の中に有り続けていた。
朝とはちがう光の差し方に夕方を自覚する。 屋上のフェンスから眺め、夕日に体を落としたくなった。
桃「俺も、あんな綺麗に散れたらよかったのに。」
そんな願いも虚しく、うめき声だけが冷たい風に残った。
いじめっ子「お前が目立たなければ済む話なのに。」
好きで目立ってるわけじゃないのに。
桃「なっ″なにすんの″ッッッ!!」
いじめっ子(首絞)
「はッ″、くるし″ッぁ゙」
「はなしぇ゙″、ッ」
フェンスに首を押しつけられ体が酸素を欲する。これが自分の生きる道なんだなって胸を縛っていく。傷が淡々と増え続け、黒く染まる屋上が嫌いだった
こんな運命も今すぐ投げ出したかった。
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切ります!
てかちゆさ‐ん😭サブの方で書いてるのとネタ被ってるかも‐!、ごめんなさい!
そ‐えば桃彡sideの時は色盲なので白黒表現です!
ここまで見てくれてありがとう!!
ばいば‐い!
コメント
9件
すぅ、、、やっぱ表現うまいわ。 設定が神だもん。 黒白世界線はあんま見ないから一緒でもそれはそれで面白くていい。 続きたのしみ。
うがぁッッ…やられたッッ…((( なんか、いじめっこ○しておけ?(殺意 黒白なのきつそうろ