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同じ頃。
岩本は、国の研究機関との会議に出席していた。
💛「何かあったんですか?突然呼び出して会議だなんて…」
研究員「実はですね…」
研究員「R.M-325の暴走が、少しずつ少なくなってきているんです」
💛「それはいいことですよね?」
研究員「いいことではあるのですが…」
研究員「その原因が、担当研究員の渡辺なんです」
💛「……」
思わず、岩本の顔が引きつった。
研究員「渡辺の存在が、R.M-325を安定させる、いわゆる『治療因子』となっている…」
💛「それで、どうしろと?」
口調が少し強くなる。
研究員「…渡辺を、『治療因子』として利用しようと考えています」
💛「……っ!」
岩本は拳を握り、机を叩き立ち上がった。
💛「渡辺は人間なんですよ…?もしR.M-325が暴走して、渡辺が死んだら…どう責任を取るつもりで?」
研究員「そのようなことがないように、国も最善を尽くすつもりです」
💛「最善を尽くしたとしても、守れない命があるんですよ!」
💛「深澤だって…国の支援があったのに、あんなことに…!」
岩本の頭に、あの出来事がフラッシュバックする。
研究員「…あの事は本当に申し訳ないと思っています」
💛「深澤のように、謎生物の研究での犠牲を出したくない…深澤や渡辺には、なんの罪もありません」
💛「それでも渡辺を利用すると言うなら、私の研究所はそちらとの協力を全て取り止めます」
研究員「…わかりました。渡辺を利用するのはやめます」
💛「…はぁ」
岩本は息を一つつき、会議室を出て行った。
岩本が研究所に戻ると、研究員から、隔離室でエラーが発生したことを告げられた。
💛「R.M-325に何か異変は?」
研究員A「渡辺さんが無いと言っているので、特に無いかと…」
研究員A「渡辺さんにも変わったことはありませんし…」
💛「わかった」
岩本はすぐに、隔離室前にいる渡辺の元に向かった。
💙「所長、お帰りなさい」
💛「あぁ。隔離室のエラーは大丈夫だったか?」
💙「……はい」
💙「…ぁ、」
💛「…なんだ?」
💙「…予定より早く、活性期が来ました。でも、すぐに治りました」
💛「…そうか。なら、良かった」
少し不自然な渡辺を、岩本は不審に思った。
いつもなら、自分がいても自然と会話をする2人が、今日は一言も発さない。
むしろ、わざと避けている気がする。
💛(何かあったな…
だがそれが、ただの危険な行為だとは、岩本には思えなかった。
恋人がいた自分にはわかる。
2人の間に、微かな愛の灯火が灯り始めていることが。
💛(あの2人を支えてやれるのは、俺しかいないな
岩本には、2人を支えることが宿命のように思えてならなかった。
マロン
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水瀬菜音
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コメント
7件
おや? 💛が、怪しく無い…🤔
因子として使うのもストーリー的にはいいかも、、、、、?