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#からぴちBL
璃寧_
1,318
夢来(ゆら)
『限界ホストは癒されたい』
第18話「8人そろって、」
※二次創作・フィクションです。
※登場人物は全員成人済みの設定です。
〜どぬくside〜
……午後4時30分。
……ホストクラブの控室。
dn「……ねぇ、もふくん」
mf「……ん?」
dn「……ほんとに、いいの?」
……俺の目の前には。
……黒いスーツを着た、もふくん。
……昨日までは。
……ただの俺の彼氏だったのに。
……今日からは。
同じお店で働く、ホスト。
mf「……うん。俺もやってみたいと思ったから」
dn「……そっかぁ……」
……嬉しい。
……すっごく嬉しい。
……だけど。
……ちょっとだけ。
……不思議な気分。
……だって。
……俺の大好きなもふくんが。
……毎日、同じ職場にいるんだもん。
mf「……どぬ?」
dn「……なぁに?」
mf「……ネクタイ、曲がってるよ」
dn「……えっ!?」
……もふくんが、俺のネクタイに手を伸ばす。
……そっと、形を整えてくれた。
mf「……はい、できた」
dn「……ありがとぉ!」
……すると。
……もふくんが、少し笑った。
mf「……今日は先輩として、よろしくね」
…………。
dn「……っ!!」
……先輩。
……そうだ。
……俺、先輩なんだ。
dn「……えへへ!任せてぇ!」
……俺は、胸を張った。
dn「……No.1ホストの俺が、いっぱい教えてあげる!」
mf「……うん。楽しみにしてる」
……そんな会話をしていると。
jp「……みんなー!!集合ー!!」
……じゃぱぱの声が響いた。
〜じゃぱぱside〜
……控室に、8人全員が集まった。
……もふ。
……たっつん。
……なおきり。
……ヒロ。
……そして。
……どぬ。
……ゆあん。
……うり。
……俺。
……全員、スーツ姿。
……なんか。
……すごい光景。
jp「……改めまして!」
……俺は、手を叩いた。
jp「……今日から新人4人が正式に入店しましたー!!」
tt「……よろしくなー!」
no「……よろしくお願いします」
hr「……俺も頑張ります!」
mf「……よろしくお願いします」
……みんなが拍手する。
ya「……いや、ほんとに入店したんだな!」
ur「……なんか変な感じする」
tt「……なんや、うり。俺らが入ったらあかんの?」
ur「……そういう意味じゃねぇよ!」
……みんなが笑った。
……よし。
……いい雰囲気!
jp「……ちなみに今日は、普通の営業日だからね!」
ya「……え、イベントないの!?」
jp「……毎日イベントやってたら疲れるでしょ!」
tt「……そらそうやな笑」
……俺は、全員を見回した。
jp「……今日は新人4人に、接客の基本を覚えてもらいます!」
……そして。
……にやっと笑った。
jp「……教育係は、もちろん恋人同士で!」
…………。
dn「……えええ!?」
ya「……なお兄に教えるの!?」
ur「……ひろくんに!?」
tt「……じゃぱぱ先生、よろしくお願いしまーす!」
jp「……たっつんは真面目にやって!!」
……控室に笑い声が響いた。
〜もふside〜
……午後6時。
……開店前の接客練習。
……俺の目の前には。
……どぬ。
……だけど。
……いつもと少し違う。
……姿勢。
……表情。
……声の出し方。
……全部が。
……ホストとしての、どぬだった。
dn「……もふくん、まずは笑顔!」
mf「……笑顔?」
dn「……うん!お客さんが安心できるようにね!」
……俺は、少し笑った。
mf「……こう?」
dn「……っ!」
……どぬが、固まった。
mf「……どぬ?」
dn「……ちょ、ちょっと待ってぇ!」
mf「……え?」
dn「……そんな顔されたら、俺が照れちゃう!!」
……俺は、思わず笑った。
mf「……じゃあ、練習にならないね」
dn「……もぉ!!」
……どぬは、頬を膨らませる。
……でも。
……すぐに、真剣な顔に戻った。
dn「……じゃあ、次!」
……どぬが、俺の前に座った。
dn「……今から俺がお客さん役ね!」
mf「……うん」
dn「……じゃあ、もふくん。俺を楽しませてみて?」
……俺は、少し考えた。
……そして。
……どぬの目を見つめる。
mf「……今日は来てくれてありがとう」
dn「……うん!」
mf「……どぬと話せるの、楽しみにしてたよ」
…………。
dn「……っ!?」
……どぬが、真っ赤になる。
mf「……どう?」
dn「……だ、だめ!!」
mf「……え?」
dn「……もふくん、それ反則!!」
……俺は、小さく笑った。
……どうやら。
……接客練習は、まだまだ時間がかかりそうだ。
〜たっつんside〜
……一方、その頃。
……俺は、じゃぱぱに接客を教わっていた。
jp「……たっつん!お客さんの話をちゃんと聞いて!」
tt「……聞いとるやん!」
jp「……自分ばっかり喋っちゃだめ!」
tt「……せやけど、盛り上げるんも大事やろ?」
jp「……それはそうだけど!」
……俺は、笑った。
tt「……ほな、じゃぱぱ先生」
jp「……なに?」
tt「……俺に、お手本見せてや」
……じゃぱぱは、少し考えてから。
……俺の隣に座った。
jp「……今日は来てくれてありがとう!」
……そして。
……俺の目を見つめた。
jp「……せっかく会えたんだから、いっぱい楽しんでいってね?」
…………。
……お。
……さすが。
……オーナー。
……俺は、少し笑った。
tt「……なるほどなぁ」
jp「……分かった?」
tt「……うん。でもな」
……俺は、じゃぱぱの手を取った。
tt「……そんな顔で言われたら、俺、帰りたくなくなるわ」
…………。
jp「……っ!?」
……じゃぱぱの顔が、赤くなる。
tt「……あれ?先生、照れとる?」
jp「……たっつん!!練習中!!」
……ははっ。
……ほんま。
……可愛いなぁ。
〜ゆあんside〜
……午後6時30分。
……俺となお兄は。
……テーブルに向かい合って座っていた。
ya「……なお兄!今日は俺が先生だからな!」
no「……はい。よろしくお願いします、ゆあん先生」
…………。
ya「……っ!」
……先生。
……なんか。
……変な感じ。
ya「……ま、まずは!お客さんを褒める練習!」
no「……褒める、ですか?」
ya「……そう!」
……俺は、胸を張った。
ya「……じゃあ、俺のこと褒めてみて!」
……すると。
……なお兄が、少し微笑んだ。
no「……ゆあんくんは、いつも明るくて」
ya「……うん!」
no「……周りの人を笑顔にするのが上手で」
ya「……う、うん……」
no「……それに、僕が落ち込んでいるときも、そばにいてくれます」
…………。
……え。
……ちょっと待って。
no「……そんなゆあんくんが、僕は大好きですよ」
…………っ!!
ya「……なお兄ぃぃ!!」
no「……どうしました?」
ya「……褒めすぎ!!」
……なお兄は、楽しそうに笑っていた。
……もう。
……絶対わざとだろ!!
〜うりside〜
……俺は。
……ひろくんと向かい合って座っていた。
ur「……じゃあ、ひろくん」
hr「……はい、先生」
…………。
ur「……その呼び方やめろ!」
hr「……えー、だめ?笑」
……俺は、ため息をついた。
ur「……まず、お客さんの話を聞くこと」
hr「……うん」
ur「……あとは、無理に盛り上げようとしなくていい」
hr「……なるほど」
……ひろくんは、真剣に聞いていた。
……なんか。
……こういう姿、珍しい。
hr「……うり」
ur「……ん?」
hr「……いつも、こんなこと考えながら仕事してたんだね」
ur「……まあ、仕事だし」
hr「……すごいな。改めて尊敬する」
…………。
……っ。
……だから。
……そういうの。
……さらっと言うなって。
ur「……べ、別に普通だろ」
hr「……俺にとっては普通じゃないよ」
……ひろくんが、優しく笑った。
hr「……かっこいいね、うり」
…………。
……俺は。
……思わず顔をそらした。
ur「……次!!練習続けるぞ!!」
……ひろくんが、小さく笑った。
……くそ。
……絶対、楽しんでるだろ。
〜どぬくside〜
……午後7時。
……開店。
……店内には。
……綺麗な照明。
……落ち着いた音楽。
……そして。
……たくさんのお客さん。
……今日からは。
……8人全員が、ホスト。
……なんだか。
……夢みたい。
客「……どぬくくん!今日も来ちゃった!」
dn「……わぁ!ありがとう!」
……俺は、にっこり笑った。
dn「……今日もいっぱい楽しんでいってね?」
……すると。
……お客さんが、俺の後ろを見た。
客「……あれ?あの人って……」
……振り向くと。
……そこには。
……もふくん。
……ちょっと着崩れたスーツ。
……落ち着いた表情。
……そして。
……優しい笑顔。
客「……昨日の新人さんだ!!」
mf「……こんばんは」
客「……えっ!今日もいるの!?」
mf「……はい。今日から正式に働くことになりました」
客「……やったー!!」
…………。
……あ。
……また。
……もふくんが。
……人気になってる。
……でも。
……今日は。
……ちょっと違う。
……だって。
……俺は、もふくんの先輩だから。
dn「……もふくん、こっち!」
mf「……はい、先輩」
……俺は、にっこり笑った。
dn「……今日は一緒に、お客さんを楽しませよ?」
mf「……もちろん」
……すると。
……お客さんが、嬉しそうに笑った。
客「……二人とも、雰囲気いいね!」
…………。
……えへへ。
……そうでしょ?
……だって。
……俺の大好きな人だもん。
〜じゃぱぱside〜
……午後10時。
……店内は、大盛況。
……新人4人も。
……少しずつ接客に慣れてきた。
……もふは、落ち着いた接客。
……たっつんは、明るいトーク。
……なおきりは、丁寧な言葉遣い。
……ヒロは、聞き上手。
……そして。
……どぬ。
……ゆあん。
……うり。
……俺。
……みんなが、それぞれの良さを活かしていた。
……俺は、店内を見渡した。
……なんか。
……いいな。
……8人で働くの。
……今まで以上に。
……楽しい。
……すると。
……たっつんが、俺の隣に来た。
tt「……じゃぱぱ」
jp「……ん?」
tt「……今日、めっちゃ楽しそうやな」
jp「……そりゃそうでしょ!」
……俺は、笑った。
jp「……大好きな人たちと働けるんだもん!」
……たっつんが、少し笑った。
tt「……ほな、これからも一緒やな」
……俺は、うなずいた。
jp「……うん!」
……そのとき。
……ふと。
……あることを思いついた。
……でも。
……それは。
……まだ、みんなには言わなかった。
〜もふside〜
……午前0時。
……営業終了。
……お客さんを見送って。
……片付けも終わって。
……俺たちは、控室に戻った。
……どぬが、ソファに座っている。
mf「……どぬ、お疲れ様」
dn「……もふくんも、お疲れ様ぁ!」
……俺は、どぬの隣に座った。
mf「……今日、すごくかっこよかったよ」
dn「……えへへ!ほんと?」
mf「……うん。さすがNo.1だね」
……どぬが、嬉しそうに笑った。
dn「……もふくんも、すっごく頑張ってた!」
mf「……ありがとう」
……少しだけ、静かになる。
……すると。
……どぬが、俺の袖を引っ張った。
dn「……ねぇ、もふくん」
mf「……ん?」
dn「……今日、いっぱい我慢したの」
mf「……何を?」
dn「……もふくんに、くっつきたいの!」
……俺は、思わず笑った。
mf「……じゃあ、おいで」
……どぬが、ぎゅっと抱きついてくる。
……俺は、優しく抱き返した。
dn「……もふくん、大好き」
mf「……俺も」
……どぬが、顔を上げた。
dn「……ねぇ、キスしてもいい?」
mf「……もちろん」
……どぬが、そっと唇にキスをした。
……俺は、少し笑った。
mf「……今日のご褒美?」
dn「……うん!」
mf「……じゃあ、俺からも」
……今度は、俺から。
……優しくキスをした。
……どぬが、嬉しそうに笑った。
dn「……えへへ、幸せぇ!」
〜たっつんside〜
……オーナー室。
……じゃぱぱは、机に向かっていた。
tt「……じゃぱぱ、まだ仕事しとるん?」
jp「……あとちょっと!」
……俺は、隣に立った。
tt「……今日、よう頑張ったな」
jp「……たっつんもね!」
……俺は、じゃぱぱの頭を軽く撫でた。
tt「……なぁ、じゃぱぱ」
jp「……ん?」
tt「……今日は、俺にも甘えてええんやで?」
……じゃぱぱが、少し笑った。
jp「……じゃあ、ちょっとだけ」
……そう言って。
……俺の手を握った。
……俺は、優しく握り返す。
tt「……ちょっとだけでええん?」
jp「……やっぱ、いっぱい!」
……俺は、笑った。
tt「……ほな、遠慮せんとき」
……じゃぱぱが、俺の方を向く。
jp「……たっつん」
tt「……ん?」
jp「……キスして?」
……俺は、少し驚いて。
……それから、笑った。
tt「……もちろん」
……そっと顔を近づける。
……優しく、唇にキスをした。
……離れると。
……じゃぱぱが、照れたように笑った。
jp「……ありがと」
tt「……どういたしまして、お姫様」
jp「……お姫様って言うな!!」
……ほんま。
……可愛いなぁ。
〜ゆあんside〜
……店の外。
……俺は、なお兄と並んで歩いていた。
ya「……いやー!今日も疲れた!」
no「……お疲れ様でした、ゆあんくん」
ya「……なお兄も!」
……すると。
……なお兄が、俺の手を握った。
no「……今日は、ゆあんくんの仕事ぶりを見られて嬉しかったです」
ya「……え、ほんと?」
no「……はい。とても素敵でしたよ」
…………。
……っ。
……だから。
……そういうこと。
……さらっと言うなって。
ya「……なお兄も、めっちゃかっこよかった!」
no「……ありがとうございます」
……少しだけ。
……沈黙。
……すると。
……なお兄が、立ち止まった。
no「……ゆあんくん」
ya「……ん?」
no「……キスしてもいいですか?」
…………。
……俺は、少しだけ笑った。
ya「……いいよ」
……なお兄が、優しくキスをしてくれた。
……離れると。
……俺は、顔を赤くした。
ya「……なお兄、ずるい」
no「……ふふっ。何がですか?」
ya「……全部!」
……なお兄が、楽しそうに笑った。
……もう。
……ほんと。
……大好き。
〜うりside〜
……帰り道。
……俺は、ひろくんと並んで歩いていた。
hr「……うり、今日もお疲れ様」
ur「……ひろくんもな」
……少しだけ、沈黙。
……すると。
……ひろくんが、俺の顔を覗き込んできた。
hr「……うり、どうしたの?」
ur「……別に」
hr「……ほんと?」
ur「……ほんと」
……ひろくんが、少し笑う。
hr「……じゃあ、なんで俺の袖掴んでるの?笑」
…………。
……っ!!
……俺は、慌てて手を離そうとした。
……でも。
……ひろくんが、俺の手を握った。
hr「……離さなくていいよ」
……俺は、顔をそらした。
ur「……ひろくんのばか」
hr「……え、なんで!?笑」
……俺は、小さく笑った。
……そして。
……少しだけ背伸びして。
……ひろくんの頬にキスをした。
hr「……えっ!?」
……ひろくんが、固まる。
……俺は、にやっと笑った。
ur「……仕返し」
hr「……うり、それはずるいって」
……そう言って。
……ひろくんが、優しく笑った。
hr「……俺からも、いい?」
……俺は、小さくうなずいた。
……ひろくんが、そっと唇にキスをした。
……なんか。
……すごく、幸せだった。
〜じゃぱぱside〜
……午前1時。
……店の前。
……帰ろうとしていた8人を。
……俺は、呼び止めた。
jp「……あ、みんな!ちょっと待って!」
ya「……んー?どうした?」
ur「……忘れ物?」
jp「……いや、違う!」
……俺は、みんなを見回した。
……もふくん。
……どぬちゃん。
……たっつん。
……なおちゃん。
……ゆあんくん。
……ヒロくん。
……うりりん。
……そして、俺。
……今日。
……8人で働いてみて。
……改めて思った。
……みんなと一緒にいる時間って。
……すごく楽しい。
jp「……ねぇ、みんな」
dn「……なぁに?」
jp「……俺さ、ちょっと考えてたことがあるんだけど」
tt「……なんや?」
……俺は、少しだけ笑った。
jp「……今ってさ、みんな別々に住んでるじゃん?」
mf「……うん」
jp「……でも、今日みたいに一緒に仕事してると……」
……俺は、少しだけ間を空けた。
jp「……帰る場所も一緒だったら、もっと楽しくない?」
…………。
ya「……え?」
ur「……ん?」
……俺は、大きく息を吸った。
jp「……ねぇ、みんな!」
jp「……シェアハウスしない?」
…………。
……一瞬。
……全員が固まった。
dn「……えええええ!?」
ya「……はあああ!?」
ur「……急すぎだろ!!」
tt「……おもろそうやん!!」
――第18話 END――
はーとありがとうございます!
今回は、8人全員で初出勤!!
みんな人気ですね笑
次回、第19話は……。
「今日から、8人暮らしです!?」
8人の共同生活がついに始まる!?
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コメント
1件
わああ第18話読み終えたよ〜!!😭💕 8人揃っての初出勤、どのカップルの練習シーンもそれぞれのカラーが出ててめっちゃ良かった…!特にどぬくんともふくんの「先輩後輩」関係、普段と違う距離感にこっちまでドキドキしちゃったよ〜!あと練習中に照れまくるどぬくんが可愛すぎる🥺 でも一番驚いたのはラストのシェアハウス宣言!!急すぎて声出たww 8人の共同生活とか絶対カオスになるじゃん?!めっちゃ楽しみ〜!次回も絶対読むよ!!