部活にて。
『鍛治くん!!』
鷲匠鍛治監督。
白鳥沢を全国大会常連にまで強くした名匠なのです!
小学生の頃から知っていて
お兄ちゃんの練習や試合を見に来た時で
顔見知りになり
鍛治くん、と呼んでいるのは覚くんと私だけなのだ!!
ワシジョウ「おお〜美樹か、どうした
練習を見に来たのか?」
いつもは怖い顔をして怒鳴ったりして
鬼監督だなんて呼ばれているけど私には
そんな事はない。
優しいおじいちゃんって感じだ!
『お兄ちゃんが最近元気ないから
励まそうと思って応援に来たんだ』
ワシジョウ「おお〜そうかそうか(ニコニコ)
ここでゆっくり見てなさい」
鍛治くんは、自分の隣の席をトントンと叩く。
隣で見てていいよってことか!
『やったあ!特等席だね』
よいしょっと、鍛治くんの横の椅子に腰掛ける。
さて、お兄ちゃんは·····と。
今は練習試合をしているみたいだ。
サトリ「若利クン、鍛治クンって美樹チャンと喋る時おじいちゃんと孫みたいだと思わナイ?」
ワカトシ「ム、そうなのか」
覚くんと若利くんと目が合う。
『(あ、見学させてもらってマース)』
と心の中で言いながら手を小さく振った。
そしたら覚くんも振り返してくれた。
サトリ「美樹チャ〜〜〜ン♡」
ものすごい大きくww
あっ覚くん!危ない!
直後、
ゲリーーーン
覚くんの頭に相手チームから帰ってきたボールが当たった
サトリ「ンフォア!!」
ワシジョウ「覚〜!!ちゃんとボール見ろやぁ!!」
サトリ「はぁ〜い」
お怒りの鍛治クン。
私が手を振ったから·····申し訳ねえ覚くん。
怒られてからビシッと背筋を伸ばした覚くん可愛いね?
ワシジョウ「美樹は悪くないからな、
ボールを見てないあいつが悪い」と
ニコニコしながら鍛治くんは言ってくれた。
私にはとにかく優しい!
ていうか、あれ?
いつも覚くんと、若利くん、獅音くんのチームに
お兄ちゃんはいてセッターをしてるけど
今日は白布くんがセッターをしている。
今日は違うチームなんだね?
シラブ「牛島さん!」
バシン!
白布くんがあげたトスに若利くんが
強烈なスパイクを決める。
白布くんと若利くん息ぴったりじゃん。
その後見ていると覚くんと、獅音ともその後も息ぴったりだった。
白布くんバレー上手だなぁ。
やっぱりかっこいいなぁ
でもお兄ちゃんも負けてないんだから!
お兄ちゃんだって若利くんや覚くん、獅音と
息ぴったりに合わせてトスを·····
そう考えてると
ワシジョウ「英太から聞いてないのか?」
鍛治くんにはなしかけられた。
『ん?なんの事?』
聞いてないってなんのこと?
わかんなくて、鍛治くんに
どういう事?ねえ、何をお兄ちゃんから
聞いてないって?ねえねえ、と教えてもらおうとすると
ワシジョウ「あいつスタメンメンバーから外したんだよ」
えっ?と私が口を開けて混乱してると
鍛治くんは続けた。
ワシジョウ「俺の強い、に当てはまるもんなら
どうだっていい、あいつはいい選手だと思うが·····あいつはいらねぇ事まで考えすぎなんだ。」
『えっどういう·····』
私が問いかけると同時に
ワシジョウ「きゅうけーい!!」
鍛治くんは叫んだ。
サトリ「わーい、ポカリポカリ♪」
だなんて覚くんがはしゃぎながら
私の元に来て
サトリ「美樹チャン、見に来てくれてありがとう〜」
とニコニコしながら言った。
お兄ちゃんは·····、こっちに向かってくる。
なんか、顔が強ばって声をかけれない、
どんな顔すればいいの?
残念だね、?もっと頑張らないと、?
そんなの辛すぎる
もっとこう·····励ますことが出来る言葉·····
ぐるぐるぐるぐる
考えてると
ポンポン
私の頭をお兄ちゃんは優しく叩いて
少し辛そうな顔で
「見に来てくれてありがとうな」と言った。
お兄ちゃん·····。
お兄ちゃんはやっぱり、すごい!!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
コメント
1件
きいてくださいww♡100まで連打して必ず101にしちゃうんですけどwww5とか10に足しますwwwwwwww