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#本人関係なし❌
あいか
10
comi
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#吉田仁人
mo-
828
桜の花が降る日、僕は君に出会った
※塩レモンです!
※吉田さん女化してます
春だったかな
和歌山から東京に出てきて
大学に向かってて歩いてる時やった
風が吹いたんよ
まあまあ強めの
俺も咄嗟に顔覆ってしもて
目に砂はいるん怖いんでな
着てた服はお気に入りのセットアップ
唯一のオシャレ着
風が通り過ぎる時
目の前の君が見えたんよ
ただの白の長袖に
長いスカート
ありえないくらい艶のあるなびいた髪
振り向きざまに見えた顔は
この世の誰よりも美しかった
クレオパトラよりも、いや、
小野小町、楊貴妃よりもな。
そしたらさくらが降ってきて
君の周りに舞い始めた
多分あれは偶然ちゃう
必然だった
それくらい美しかったんや
一瞬目が合ったんよ
その時に俺は思った
君の人生を1番そばで守らせて欲しいって
どんな目に遭っても、
何を言われても、
命に変えてもこの人を守ろって
まだ何も知らんのにな笑
歩いていく後ろ姿までもが
美しかった
レッドカーペットがお似合いや
ほんまに
人生で初めてやで
恋するっていうのは
君でよかったわ
太智「あのっ、!」
??「はい。」
太智「お姉さんっ、美しいです!」
??「?」
そりゃ戸惑うわな
知らん男に声かけられて
挙句の果てに美しいですって
他に言葉なかったんか
勉強しとったらなー。
太智「お名前教えてくれませんか」
??「私の?」
太智「はい」
??「仁です。」
太智「、!仁さん!」
太智「名前まで美しいんは反則や、」
仁「私に何か用ですかね」
太智「はっ、!」
太智「お姉さんに一目惚れしました」
太智「少し時間いただけませんか」
俺は誘うのが下手なんかな笑
よくわからんこと言ってしまって、
困惑したやろな
時計を確認する君も美しくて
心臓の鼓動が早かった
「いいですよ」
って言われた時は
普通の顔保つのが精一杯やったな笑
この時間だけ、君を独り占めや
話してるうちに色々わかって
大学が一緒って聞いた時は
ほんまに嬉しかったな
歳が俺よりひとつ上らしい
ほんまにどこまでも美しい
多分育ちがええんやろうな
紅茶を飲む時も、喋る時も
ケーキを食べる時に添えられた手も
すべてがきれい
明日の大学に一緒に行く約束をした
嫌な顔せず
「私でよければ。」
落ち着いた声で返してくれて
話してて楽しいんかな
俺なんかでいいんかな
変な考えが回る回る
でもまあ
いいことなんやろ
こんなに綺麗やったら
彼氏がおるんやろうな
御曹司で
身長が高くて
スタイルが良くて
かっこいい
あなたにピッタリのな
聞かんことには始まらんし
明日聞いてみよ
ちょっと不安があるけどな笑
その日も仁さんは美しかった
髪の毛はサラサラのストレート
香水じゃない
天然のいい香りがして
勝手に恥ずかしくなった
そんなこと言ってられへんよね
聞かないといけないことがある
太智「仁さん」
仁「はい」
太智「仁さんって彼氏おるんですか」
仁「いませんよ」
仁「この生きてきた中でいた事ありません」
太智「こんなに綺麗なのに、」
太智「俺にもチャンスありますか」
仁「私があなたのことを好きになれば」
仁「ありますね笑」
あるんや。
笑った
仁さんが俺の目の前で
笑った
美しい
誰よりも美しいタレ目が
より美しくなって
少し赤くなった唇が
口角が上がることで広がって
照れてるのか血流がええんかな、
頬が少し桜色だった
きれい
この一言に尽きる
誰にも負けないくらい美しい
仁さん
俺の苗字あげたいな。
時が過ぎていって、
仁さんともそれなりに仲良くなった
お互い地方から出てきてて
気も合った
仁さんはなかなか笑わんくて
少し不安だったけど
たまに見せる笑顔が
太陽より眩しくて
月よりも綺麗やった
そんな綺麗な仁さんは
今年大学を卒業する
また違うところに行くらしい
寂しいな
こんなに好きになった人
離れるんは心が苦しい
でもずっと決めてた
仁さんが卒業したら
俺、告白するんや
仁さんに似合う白いワンピースを買った
卒業式が終わったあとに
浜辺に呼んで
告白する
夜でも君は美しいんやろうな
ああ、好きや、
卒業式が終わった
夜、君はプレゼントした
白いワンピースを着て、
浜辺にやってきた
やっぱり美しいな
俺の中のオシャレな服
着てきたけど釣り合わんな
君が綺麗すぎる
俺が悪すぎる
でもこの気持ちは伝えよう
「仁さん、俺と付き合って欲しい」
信じられないくらい真剣な顔で
低い声になってしもて
ほんまに最悪や
海の音で聞こえてなかったらどうしよう
仁さんが俺の事そんな目で見てなかったら
どうしよう
怖いな
ほんまに
「私でよければ」
有り得ん返事やった
こんな俺が
仁さんと付き合えた?
驚きばっかやな
ほんまに信じられへん
砂浜が似合う女の人
大好きでたまらん人
時が過ぎるのは早くて
俺も大学を卒業した、
桜が散ってたな、
でも仁さんは来られへんかったな
仕事が忙しいらしくて
でも、手紙をくれた
郵便受けに入っとって
朝から変な声出たけどな
太智へ
卒業おめでとう
仕事の都合で会いに行けません
ごめんね
君が私に声をかけてくれた日から
私はあなたの事が気になり始めていました
そこら辺の男子とは違う
より一層輝いている君
周りの女子は
君に一目惚れでしたよ
私なんかでいいのかなと
よく考えていました
君がくれたワンピース
すごく気に入りました
大好きな服です
砂浜で告白してくれて
嬉しかったです
君がこまめに連絡をくれるから
元気だなって
思っています
なかなか返信できなくて
ごめんね
近い日に君に会えることを
願っています
仁より
誰よりもきれいな字やった
朝だって言うのに
ボロボロ泣いてしまって
謝らんでええのに
綺麗やな
ありがとう
そんなたくさんの気持ちが込み上げてきて
こっちは桜が散ってたで
俺の周りの桜は
偶然やったな
空の下みんな繋がってるんやで
仁さんと俺もな
近い日なんて言わんで
今から行くで
この指輪もって
ブルーダイヤモンド
「永遠の幸せ」
君に会えたこと
俺に出会ってくれたこと
全部伝えに行くな
緊張してきた
付き合って1年で早いんかな、
いやでも
言う
決めた
仁さんを呼び出したら
すっごい驚いていた
今は11時
仁さん、こんな時間にゴメンな
疲れてるのに
でも俺きめた
愛する人に言おう
2回目の告白を
君が来た
白いワンピースを着て
大事な時君はいつもそれを着てくれている
ほんまに大好きや
「海は広くて、地球も広い」
「80億人生きています」
「そんな世界であなたと出会えて良かったです」
「僕は運命だと思います」
「次あなたに贈る、白いワンピースは」
「もっと豪華で美しくて」
「世界中の誰よりも綺麗な」
「ウェディングドレスを送らせてください」
「永遠の幸せと一緒に」
「仁さん」
「僕の苗字を貰ってください。」
言った、!
伝えた
俺が伝えたかったこと
色んな人がいるこの世の中で
君と出会えたこと
偶然よりも運命と呼びたい
ありがとう仁さん
「っ、私でよければ」泣
ほんまに
嬉しい
俺の苗字貰ってくれるんや
大好きや
ほんとに愛してる
信じられないくらいに青い空
俺の隣には仁さんがおる
美しいドレス
これを超える人はおらんで
誰よりも豪華で
美しい
ふたりで選んだドレス
レース素材の長袖のついてるドレス
クレオパトラも
小野小町も
楊貴妃も
越えられへん
今日君は吉田から塩﨑になる
そんなことを考えたら
口元が緩んでまう
愛する人が隣にいる事実だけで
倒れてまう
出会った時とおなじ
艶のあるサラサラのストレートヘア
『誓いのキスを』
僕と君は見つめあって笑う
少し背の低い君に
屈んで顔の位置を合わせた
どの角度から見ても美しい
普段見れない口紅のついた君の口に
口付けをした
顔を上げて上から眺める
少し照れた君の頬は
桜のような美しい色をしていた
ああ、ほんまに
だれよりも綺麗や
今まででいちばん美しい君に
伝えよう
「貴方に出会えて良かったです」
「私もよ」
コメント
1件
おお、まるさんの新作読んだわ!めっちゃええやんこれ…! 和歌山弁の主人公が仁さんに一目惚れするところから始まって、砂浜での告白、プロポーズまで一気に駆け抜ける構成が胸熱やったわ。「私でよければ」って仁さんの返しがもうずっとツボで、最後の「私もよ」で完全にやられた。方言の温かみと、桜のモチーフが綺麗に重なってて、読後感がすごく爽やかやった。続きというか、この話だけで完結してるけど、もうこの二人の幸せがずっと続きますようにって思える名作やで!