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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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アルドの名前を考えていた時には気づかなかったけど、なんか「アルゴ」に似てて「大丈夫かな…名前変えようかな…」と考えてるwakaです。本当に、他のキャラの名前と被らないように考えたつもりだったんですけどね…。被っちゃった。

…ということで、本編どうぞ‼


ハロー‼マイネームイズミオ‼只今、アルドさんとノアさんと一緒にザッカリアの剣術大会の観客席(来賓席)に居ます‼5ヶ月は早かった!2日に1回くらいの頻度でキリト達に会いに行ってたから、結構楽しくてはしゃいでた。

ミ「それにしても凄い観客の数だなぁ…」

ア「ああ。僕も毎年ザッカリアの剣術大会は見ているよ。キリト君とユージオ君は優勝するのか、楽しみだね」

私の右隣でわくわくしている人は私の養父、アルドさん。実はこの人高等文官で、神聖術の生成数も応用技術もかなり高い。だから、時々神聖術を教えてもらったりしている。

ノ「優勝するに決まっているわ‼だってあの2人はとっても強いもの!」

私の左隣で興奮を抑えきれていないBIJINさんは、私の養母ノアさん。実は実は‼ノアさん、セントリア修剣学院の主席卒業生で、旧姓はリーバンテインらしい。ワオびっくり〜。ということで、私は今《アインクラッド流》と《ハイ・ノルキア》流をノアさんの教えてもらって、修行している。5ヶ月もやってるから、結構慣れてきた気もする…事もない。

私が天を仰いだ時。

時告げの鐘が正午だという事を高らかに知らせると、私達を含め多くの観客が試合場を揺るがすほどの歓声を上げた。

ミ「頑張れ…2人共!」

原作を見ているからここで2人が優勝するとは分かっていても、どうしてもこっちまで緊張してしまう。

ノ「あっ‼キリト君とユージオ君よ!2人共美形ね〜!」

ミ「…凄く目立ってる」

ノアさんの一言に全力で同意する。いやもう美形すぎるでしょあの2人。他の人はゴツゴツした筋肉ダルマなのに比べて、あんなにスタイリッシュなのに、整合騎士に引けを取らない程の実力を兼ね備えているキリトとユージオ。まぁ、上級修剣士の時点で、だけど。

ア「まぁ、北帝国で黒髪は珍しいからね…と言っても、キリト君はベクタの迷子だったか。ユージオ君も剣士とは思えないほど優しいからなぁ」

アルドさんが言った時、観客席を見回すキリトと目が合った。反射的に私が手を振ると、キリトも笑いながら手を振り返してくれる。そのキリトの行動でユージオも私に気付いたのか、手を振ってくれた。ヒョエ…!ファンサありがとうございまぁぁぁす!

大会の参加者は56人らしい(アルドさん情報)。参加者が二列になって歩いていく中、キリトは左に曲がって東の舞台へ、ユージオは右に曲がり西の舞台に向かう。そして、来賓席にふんぞり返って座っているザッカリアの現領主(名前は忘れた)に一礼した。

その後は剣の《型》の披露。少し緊張した表情で試合場の上を美しく舞うユージオに、流石の審査員も感嘆の声を漏らさずにはいられなかったらしい。ユージオの演武が終わった途端、観客席からも審査員席からも大きな拍手が沸き起こった。私も負けじと手を赤くなるまで叩いた。え、超かっこよかった。神。しかし、畳み掛けるようにユージオはキリトと私に会心の笑みを向ける。ユージオの額の汗がほぼ真上にあるソルスの光を反射しているのもあるだろうが。

はい会心の一撃ィ‼ミオは死んでしまった‼死因:推しの過剰摂取

ミ「うぅ、かっこいい…」

ノ「本当ね‼思わず惚れちゃうのも無理ないわ‼」

その後も、他の参加者が演武を披露するが、ユージオ以上の歓声は上がらず、ちょっとユージオと比べられてご愁傷様と合唱した。

ア「おっ、次はキリト君だ」

そう言われて東の舞台をに視線を向けると、試合場の中心に黒髪の青年が立っていた。キリトは、剣をスッと鞘から引き抜くと剣風を起こした。私もノアさんも、アルドさんも無意識に声を漏らす。キリトは10秒かけて披露する技を2秒で終わらせたのだ。だが、キリトが技を披露していく度に歓声は大きくなっていき、最後の技を披露し終わった時には、頭がかち割れんほどの拍手が会場を揺らした。そのまま流れるような動作で剣を鞘に収めると、一礼をして試合場を降りていった。

ミ「もう優勝で良いでしょ…」

ア「ははは‼そうだね!キリト君とユージオ君が優勝だ!」

ミ「とうとう来た…イゴームとの戦い」

ア「なんか言ったかい?ミオ」

ミ「いえ‼なんでもないです…というか…」

ノ「……」

ミ「ノアさん、どうかしましたか?ずっとキリトを睨んでますけど」

ノ「違うわ‼キリト君の対戦相手よ‼なんかあの人、嫌な感じがするわ…」

そう叫んで拳を握りしめるノアさんは、戦闘技術だけではなくて勘もかなり鋭い。そしてノアさんが言っているキリトの対戦相手というのはイゴームの事だ。それをこんなに離れた所から感じ取るなんて、流石主席だね‼凄いや‼

そんな事を考えていたらアルドさんが席から乗り出した。

ア「……ステイシアの窓見てみるかい?」

ミ「いやいや、それ禁忌目録違反じゃないんですか?」

ア「これはキリト君を守るためだからね。禁忌目録には違反しないよ」

えっ、普通に禁忌目録すり抜けちゃったよ?大丈夫?幸い、右目が赤くなることも痛がっている様子もない。それでも止めておいた。

ミ「えっと、それでも止めておいたほうが良いと思いますよ?」

ア「そうか…では止めておこう」

そうして椅子に座り直す。ほっと胸を撫で下ろしていると、「始めっ‼」という鋭い声が試合場から聞こえた。


ミオ(17歳)

不意打ちの推しからのファンサで一回魂が昇天しそうになった人。さらにユージオが好きになった(恋愛感情ではありません)。キリトとユージオの演武に素直に見惚れていた。アルドとノアのテンションがいつもの5倍くらい高くて結構気圧されてる。

キリト(17歳)

これからイゴームを剣技で圧倒する黒の剣士。ミオが死ぬのを知ってて、ファンサした。控え室で思い出し笑いをしていた。

ユージオ(17歳)

もう優勝確定とも言われている。無意識ファンサでミオの周りの女性達も崩れ落ちさせた。無意識って怖い‼(ミオの意見)


「始め」と審判が叫んだ途端、イゴームが甲高い声でキリトに斬りかかった。普通は、お互いの呼吸が合ってから始めるのだろうが、奇襲攻撃は別に規則違反じゃない。ここで、キリトが「ネジレズタの匂いがするな」とか言って、イゴームが開き直ってヘラヘラして、イゴームの剣の優先度がキリトよりも5クラス高いってことが分かる…って展開になるけど、その点については手を打ってあった。まぁ、後で分かると思うけどね。

そして、「俺は五等爵家のなんとかどうとか」って言う。その時、イゴームがニタリと笑った。ここでキリトの剣が欠ける…‼

という事はなかった。

ミ「ふぅ〜。これでキリトの剣が欠けてたらあの衛士、限界突破フラクトライトだったよ…。良かったぁ」

思わず独り言を呟く。試合場では、焦った表情のイゴームがキリトに押し返されているところだった。え、何をしたかって?


それは数時間前に遡る…‼(あれ?2回目か?)


アルドさん達と一緒に別荘を出たが、少しだけ用があると言って私はザッカリア剣術大会の控え室に来ていた。控え室に入る前に老人衛士に厳しい顔で止められる。

衛「そこのお嬢ちゃん。ここからは剣術大会の控え室だぞ。何か用でもあるのか?」

普通の私だったら、「あ、は、はい」とかオドオドしていたが、今の私は違う…はず。内心焦りまくりだが堂々(?)と老人衛士に言った。ちょっと貴族裁決権使っちゃってごめんなさい‼もうこれからは絶対に‼使いません‼誓います‼

ミ「私は二等爵家のミオ・マルウィスです。そこをどいてもらえないでしょうか(え、コレで良いのかな?『無理だ』とか言われたら凹むぞ‼)」

しかし、『二等爵家』という言葉が効いたらしい。私の言葉を聞いた途端、衛士は直立不動で緊張気味な声を発した。

衛「は、はっ‼どうぞご自由にお入りください‼」

ミ「ありがとうございます」

案外すんなりと入れてしまった。…貴族って凄いという事を改めて感じた。だからといってライオスの野郎みたいな奴は許さないけどね‼出会ったら一発殴らせろよ‼

あたりを見回すと、大男やら筋骨隆々のおじさんたちが私の事を睨んでいた。しかし、その視線を無視して試合用の剣が置いてある場所を探す。すると、後ろから男の声がした。

ミ「え〜っと、ここらへんかなぁ?「おい」…なんでしょうか?」

後ろに振り向くと衛士みたいな人が、私を睨んでいた。あれ、私って睨まれすぎじゃないか?何かしたかなぁ?

衛「貴様、何故ここに居る」

ミ「…剣の貸出係ですか?」

衛「いかにも。俺がそうだが」

ミ「イゴームって奴に何か言われました?」

衛「っ‼」

いやいや、あからさま過ぎじゃない?そんなに表情に出るの?まぁ、関係ないけどね‼

ミ「例えば…自分に貸す剣の優先度を高いものにしてくれ、とか?」

衛「お、俺は、‼」

ミ「えっと、責めるつもりは無いんです…でも、言われたんですよね?」

観念したらしく、衛士は顔を俯かせながらボソボソと言った。

衛「金なら出すからって、言われたんだ」

ミ「そうなんですね」

衛「頼む‼この事は秘密にしてくれ‼何でもするから頼む‼」

私は単純に「何故ここまで必死になるのか」が分からなかった。

ミ「どうして、そこまで必死になるんですか?なにか後ろめたいことがあったり?」

衛「そ、れは…」

しかし、今の私には関係ないことなので続ける。そして、出口に向かってくるりと振り返った。

ミ「分かりました。あなたの事は秘密にしておきます、が。アイツに渡す剣は他の剣と同じ優先度にしてください」

衛「あんた、何者なんだよ‼」

ちょっとかっこよく振り向かないまま言ってみる。しかし、相手の目を見ないのもどうかと思ったから、私は最後に1回だけ振り向いた。

ミ「何か言われたらこう言ってください…「二等爵家のミオ・マルウィスに言われた」って」

衛「二等…爵…家」

ミ「さいなら〜」

バイバイと手を振って、小走りで控え室を出た。


という事です‼だから、フラグは叩き折っておいたって事だね‼

脳裏で、あの衛士とのやり取りを思い浮かべていると、キリトがイゴームの剣を根本から切り落としている所だった。周りから今までで一番大きな拍手喝采が沸き起こる。

ア「ミオ‼キリト君が勝ったぞ‼」

ノ「おめでとうキリト君‼」

ミ「キリトー‼おめでとー‼」

届かないとは思いながらもキリトに大声で声をかける。すると、キリトはまるで私の言葉が届いたかのように私の方に振り向いて笑いながら右手を上げた。グホォ…。ファンサが神。

それからは、ユージオもキリトも一発KOで勝ち進んだ。

そして―――

ア「まさか、本当にあの2人が勝ってしまうとはなぁ…」

ノ「じゃああの2人は今日から衛士隊に入るって事ね‼」

ミ「強すぎでしょ…キリトとユージオ」

まだ剣術大会の余韻が残っているが、そろそろ家に帰らなければならない。私達は試合場を出ると、真っ直ぐに家に帰ると思いきや。

ア「よし‼キリト君達に会いに行こう‼」

ノ「そうね‼ミオも行きましょう!」

ミ「え、良いの?ちょっとノアさん?アルドさん?」

私の言葉に聞く耳を持たない義父母。半分引きづられるような体勢で、先程行った控え室に向かう。控え室の中に入ると、亜麻色の髪の青年と黒髪の青年が笑いながら談笑していた。2人の姿を見つけると、アルドさんが叫ぶ。

ア「おーい‼キリト君ユージオ君‼おめでとう‼」

キ「アルドさん‼ノアさんも!」

ユ「ありがとうございます‼」

満面の笑みで返してくれる。ウッ‼眩しい‼ユージオ神‼そして、私も祝福の言葉を贈る。

ミ「本当に凄かったね〜‼優勝おめでとう、これで衛士隊に入って…」

キ「ああ。推薦状でセントリア帝立修剣学院に入学する」

ユ「ここからが出発点だよ」

キリトとユージオの言葉に、アルドさんもノアさんも頷く。その時、丁度2人は衛士に呼ばれたらしく、私達に一礼して奥の部屋へ入っていった。


帰り道―――

ア「…なんか、5ヶ月の間に頼もしくなったなぁ」

ノ「そうねぇ…」

ミ「二人共親目線じゃないですか」

私はすかさずツッコミを入れる。空を見ると、まだソルスが傾き始めた所だった。

ミ「これで、第一関門は突破かな」

私の呟きは、賑やかなザッカリアの街に溶けていった。


ミオ(17歳)

貴族って凄いと自覚した人。ユージオの満面の笑みが眩しすぎて思わず目をつぶった。これからは貴族としてライオス達の嫌味をさりげなく牽制するつもり。キリトとユージオは俺が守る‼精神。

キリト(17歳)

剣術大会で優勝した人。イゴームが試合中にニヤニヤしていて、何が起こるのか分からなかったが原作と変わらず、イゴームの剣を根本から斬り落とす。

ユージオ(17歳)

剣術大会で優勝した人。無意識ファンサでの魂を昇天させる。これからも純粋天然ユージオ君なのでファンサをカマして行きます。


ザッカリア剣術大会はこれで終わりですね‼読んでくださってありがとうございました‼

よくあるトラ転したら最推しが話しかけて来たぁ‼・改(※新しい方です‼)

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