今回は、ちょこっとショートストーリーです。本編ではありません。ご了承ください。
それでは、どうぞ‼
・好きなストーリー
キ「そういえば、ミオはどうしてその…「SAO」が好きになったんだ?」
ミ「え?唐突だね。う〜ん。普通に剣技がかっこいいし、ビジュアルもかっこいいし、可愛いし、ストーリーが好きかな」
キ「例えばどんな話が好きなんだ?」
ミ「えっと…、アインクラッドでのキリトとアスナちゃんの「ちょ、ちょっと待て‼」…何」
キ「そんな所まで書籍化されてるのか⁉」
ミ「されてるよ〜。そうそう「ちょっと待…」新婚生活‼2週間しか楽しめなかったけどね〜ご本人様のキリトさん?」
キ「…しょうがないだろ。俺はソロだけど、アスナはKoBの副団長サマなんだから」
ミ「まぁね〜。血盟騎士団の制服着たアスナちゃんも可愛いよね。で、後は聖剣エクスキャリバーを入手するときの話かなぁ。あの時のシノンちゃんが超かっこよかった‼本当に『シノンさん、まじかっけー‼』だった」
キ「ああ、あの時か。確かにシノンには感謝してるよ」
ミ「後は…ユージオとキリトの絡みかな。結構な問題児?のキリトをユージオが先生みたいに注意するところとか、二人の会話とか…」
ユ「僕がなんだって?」
キ「ユ、ユージオ君…な、なんでも無いぞ?」
ミ「驚かせないでよ‼」
ユ「?」
・好きなキャラクター
キ「ふぅ。ユージオのさっきの会話を聞かれていたら俺とミオの秘密がバレるところだったな」
ミ「バレたらバレたでしょうがないよ。正直に言おう」
キ「そうだな…で、好きなキャラクターは?」
ミ「あれ、なんか質問というより尋問…?」
キ「いいからいいから」
ミ「そ、そう?…好きなキャラクターはやっぱりユージオだよ」
キ「ユージオか」
ミ「うん‼元々ユージオの声をやってらっしゃる声優さんが好きだったんだけど、その内にユージオ自体が好きになったというか…。だって、あの性格にあの外見にあの声だよ⁉好きにならないほうがおかしいよ‼」
ユ「呼んだかい?」
ミ・キ「「おわっ‼」」
キ「どうしてお前は足音もせずに来るんだよ‼」
ミ「逆にすごい…けど、ここで今その能力を発揮しないで欲しかった…」
ユ「??」
セ「ミオ‼」
ミ「あ、セルカちゃん…グフォ…ちょっと勢い付け過ぎじゃない…?抱き着いてくれるのは嬉しいけど…」
セ「ごめんなさい、嬉しくて。調子はどう?」
ミ「全然大丈夫だよ。全快したから…セルカちゃんこそ、大丈夫?」
セ「私は別になんともないわ。…ミオ、あたしね、別にアリス姉さまの真似をして、あの洞窟に行こうとしたわけじゃないのよ。闇の国の土に触れる事なんて、あたしには出来っこないって分かってた。でも、少しでも姉さまの近くに行きたかったの。そして、あたしと姉さまは違うって…あたしは姉さまの代わりにはなれないって事を…ちゃんと、確かめたかったの」
ミ「いや、あの洞窟まで行こうとしたこと自体、十分凄い。しかも、セルカちゃんにはセルカちゃんの才能があるんだから、無理矢理お姉さんになる必要はないと思うよ」
セ「才能…?」
ミ「そうそう。だから、セルカちゃんは自分の才能を伸ばせば良いんだよ。私だって、あの北の洞窟に行けたのは、キリトとユージオが居たからで、一人だったらきっと、いや絶対に行けなかった。それを5歳も年下のセルカちゃんは一人で行った。もしかしたら勇気は私達や大人以上かもしれないね」
セ「…そっか…ふふ、ミオらしい答えね。ありがとう、ミオのおかげで心がスッキリしたわ」
ミ「それなら良かった。(ああ〜‼可愛い‼なにその笑い方‼可愛すぎでしょ‼か゛わ゛い゛い゛‼‼)」
次の日
セ「ミオ‼おはよう」
ミ「あ、セルカちゃんおはよう…ゴフォ…なんか見たことあるぞこの光景…」
セ「聞いて‼今日、今まで出来なかった神聖術が出来るようになったのよ!」
ミ「凄いじゃん!今度見せてくれる?」
セ「勿論よ‼」
ミ「お〜やってるやってる」
キ「ミオ、おはよう。そういうミオこそ仕事終わらせてきたのか?」
ミ「モチのロンよ‼ばっちり終わらせてきたって!」
ユ「あ、ミオ、おはよう」
ミ「おはようユージオ。…ねぇ、その斧って思いの?」
ユ「ああ、竜骨の斧の事かい?北の洞窟に行くまでは結構重かったんだけど、行った後持ってみたら、不思議と軽く思えるんだ」
ミ「ほぉ。私もやってみていい?」
キ「お、おい、大丈夫か⁉」
ユ「僕が支えていようか?」
ミ「おいおい、キリト君ユージオ君。私を何だと思っているんだ?私は豆腐か⁉」
ユ「豆腐ってなんだい?」
ミ「あ、と、豆腐ってのは、おぼろげに覚えてるだけだけど、豆を使って作る、柔らかい食べ物だ、よ。なんか、覚えてたんだ」
ユ「そうか…聞いたこともないな。やっぱり、キリトもミオも南帝国とかの出身なんだろうね。黒髪は珍しいし」
キ「は、ハハ…そうかもしれないな」
ミ「で、で‼持ってみるよ‼…あ、意外と重い」
ユ「ほら‼僕が支えておくよ?」
ミ「いや‼私が一人でやる!」
キ「ええ…」
数秒後。
ミ「痛ったっ〜〜‼ギガスシダーってこんなに硬いの…」
ユ「筋は良かったよ。でも、今回は当たりどころが悪かったね」
キ「おい、大丈夫か?」
ミ「何が?」
ユ「あ、確かに。そろそろお昼だね」
ミ「……セルカちゃんに洗濯物頼まれてたんだった‼ちょ、ごめん!戻る‼えっと、斧振らせてくれてありがとう!」
キ・ユ「「ああ‼」」
ユ「ミオ」
ミ「?どうしたの?ユージオ」
ユ「良かったのかい?…僕達の旅に付き合って」
ミ「え、むしろ凄く付いて行きたかった。め、迷惑だったかな?」
キ「ほら、ミオがこう言ってるんだ。そんなに心配することじゃないと思うぞ」
ユ「そっか。じゃあ、これからもよろしく。キリト、ミオ」
「「おう!」」
ア「ウォルデ!」
ウォ「アルドさんじゃないか。どうしたんだ?」
ア「ウォルデの所で居候させてもらう三人組ってのは、この子達の事か?」
ユ「は、はい」
ア「その中の1人のミオって女の子、こちらで養子として預からせてもらえないか」
キ「えっ?」
ウォ「…ちゃんと本人に聞いたのか」
ア「…まだだ」
ウォ「おいおい…」
ア「まぁ、なんとか頑張るよ」
ユ「ねぇキリト…」
キ「あ、ああ。結構無茶苦茶な人だな…」
コンコン
ユ「キリト!」
キ「…ん?なんだユージオ」
ミ「おーい、キリト〜!ユージオ!」
キ「ミ、ミオ!?」
ミ「やっほ〜。えっと、ミオ改めミオ・マルウィスになりましたぁ‼と言っても、名字が付いただけだけどね」
ユ「本当に貴族になっちゃったんだね…」
ミ「大丈夫。ほぼ毎日ここに来るから」
キ「おっ、それは嬉しいな。後で手合わせ頼むよ」
ミ「ホォー?良いでしょう受けて立つ‼」
ユ「僕も良いかい?」
ミ「大歓迎‼」
ミ「やっぱりキリトは強いなぁ。最後のホリゾンタル、見えなかったよ」
キ「そうか?ミオの最初の一撃も重かったぞ。もしかしたら、ミオには連続技よりも単発技の方が合ってるのかもしれないな」
ミ「いやいや。それでも私は《アインクラッド流》を使うよ。もしかしたらこれからの生活で別の流派も習うことになるかもしれないけど」
ユ「二人共凄かったよ‼キリトは相変わらず速いし、ミオはそれに素早く対応しちゃうし…」
キ「…」
ミ「…」
ユ「な、なんだい?」
ミ「私にもキリトにも勝ったユージオに言われるとなぁ」
キ「勝者の余裕ってやつか?ユージオ君。明日は俺が勝つからな」
ユ「そうかな?ふふ、明日も僕の勝ちだな」
ミ・キ「「まだ決まってない‼」」
キ「なぁ、ミオ」
ミ「ん?何キリト」
キ「SAOの他に好きなアニメとかあったのか?」
ミ「おう唐突だな」
キ「いや、俺よく考えてみたらミオの事全く知らないなって思って」
ミ「ああ、そういうことね〜。そういう事なら何でも質問していいよ」
キ「じゃあ、好きなアニメは?」
ミ「ん〜っ。中身が高校生の小学生探偵のアニメとか、宇宙でロボット…いや、モビルスーツに乗って戦うアニメとかかな」
キ「何だそれ…。中身が高校生なのに小学生なのか…?しかも宇宙で…?SFか・・・?」
ミ「そうそう。決め台詞がね〜『見た目は子供、頭脳は大人、その名も、名探偵コナン‼』あ、名前言っちゃった」
キ「コナン…へぇ。じゃあアニメで好きなキャラクターは居るのか?」
ミ「オフコース‼えっと、「あ、ミオ‼キリト‼」ユージオ」
ユ「ここに居たのか。探したんだよ?ウォルデさん達に聞いても分からなくて、散々探し回ったんだから」
キ「ごめんって、ユージオ」
ミ「…ユージオってタイミング悪いこと多いよなぁ」
ユ「ミオ、何か言ったかい?」
ミ「いや‼なんでもないよ!」
ミ「あの、ずっと聞いてなかったんですけど…、アルドさんとノアさんって役職は…?」
ア「僕は高等文官だよ。公理教会で神聖術の研究をするのが主な仕事だけど、時々修剣学院に出前授業に行ってる」
ミ「まさかの高位神聖術師だったとは」
ノ「私は、帝国騎士団指南役の補佐をしてるわ‼あ、その指南役ってのは、私の親戚なんだけどね」
ミ「旧姓が確か、「リーバンテイン」でしたよね?」
ノ「ええ!その人も良い人だから、いつか手合わせしてみたらどう?私とも良い勝負だし」
ミ「…考えておきます…(いや絶対強いじゃん‼リーバンテイン家だよ⁉勝てる…のか⁉いや無理だろ)」
キ「ミオ、最近の稽古はどうだ?」
ミ「う〜ん。順調とは言えないかなぁ。ノアさんといつも試合してるんだけど、どうしても勝てなくって」
ユ「ノアさんはそんなに強いのかい?」
ミ「そりゃもう!だって、帝国騎士団の指南役補佐だよ!?一撃が重いし、とにかく素早い。さらにアインクラッド流の技を見てからなんか今までよりも実践的な戦い方になってきてる。ただの『魅せる』ためじゃない剣に成長していってる…上から目線だけど。ごめんなさいノアさん」
キ「でもミオもアインクラッド流とハイ・ノルキア流の修行をしてるんだろ?」
ミ「うん。結構キツイけどね」
ユ「確実に上達してる証拠だよ。僕も頑張らなきゃな」
ミ「(ほっこりする。というか可愛い)」
キ「オイ、顔が緩みきってるぞ」
ミ「ハッいけないいけない」
ユ「はぁっ‼」
ブオン!
キ「今日は!俺が勝つからな!」
ユ「僕だって負けるつもりはないよ」
ラ「おや、これはキリト練士にユージオ練士」
キ「…ライオス殿」
ユ「何かご用ですか」
ウ「なんだその口調は!」
タッタッタ
ミ「これは、アンティノス殿とジーゼック殿ではありませんか。この大鍛錬場に来るとは、本当に鍛錬する気になったのでしょうか?」
ウ「なんだとっ⁉」
ミ「…貴族として恥ずかしいとは思わないのですね」
ラ「…私達はここで失礼しよう」
コツコツ
キ「ミ、ミオ…大丈夫か?」
ミ「大丈夫…な訳ないじゃん!ああ、もうやだあの2人!」
ユ「あと少しの辛抱だよミオ」
ミ「そう、だねぇ…(いやあの人達主席と次席になるんですけどね?)」
ミ「先輩」
ア「何」
ミ「先輩って初等練士の時、第何位だったんですか?」
ア「第三位」
ミ「え、…ロッソ先輩と競ってたってことですか⁉」
ア「うん。追い抜かれたり追い抜いたり。だから仲良くなった」
ミ「へぇ〜。凄いですね!そういえば、先輩の指導生って誰だったんですか⁉」
ア「質問多い」
ミ「あっ、で、でも知りたいので!」
ア「…教えない」
ミ「そ、そんなぁ!」
キ「ミオじゃないか」
ミ「キリトじゃん。どうしたの?」
キ「ミオも跳ね鹿亭に来てるなんてな」
ミ「あ」
キ「?どうしたんだ?」
ミ「あ〜、いやぁ〜そういえば……北の洞窟でちょっとした借りがあったなと」
キ「何のことだ?全く覚えていないんだが」
ミ「私が墓穴を掘った事だって‼アリスちゃんの事」
キ「あ、ああ。あの時のことか…別に気にしてないぞ?」
ミ「いや、あの時絶対に蜂筆パイ奢ろうって心に決めたんだよ‼で、今買ったから‼ハイこれ‼」
キ「そ、そうなのか。じゃあ、一緒に食べないか?」
ミ「……ぐぬぬ…」
キ「どうするんだ?あ〜、この焼きたてホヤホヤの蜂蜜パイを『冷めてから』食べるなんて、もったいないなぁミオ君」チラッ
ミ「…食べる‼」
キ「(ニヤニヤ)」
ミ「お、美味しい・・・‼このワイン‼」
ア「・・・こんなに美味しいのは初めて飲んだ」
ゴ「そういえば…〜〜流は…」
ユ「へぇ‼そうなんですね‼」
リ「あまり飲みすぎるなよ、ブレイド、バルトー」
数十分後
ユ「うう…きりと…みじゅ…」
キ「ミオ、ユージオが完全に酔ってるぞ」
ミ「ええっ、可愛すぎない呂律が回ってない所とか目がややとろんとしてていかにも眠そうなところとか、やばいよこれ女子に見せたら全員イチコロだよこれどうしよう可愛い。しかも今聞いた?水をみじゅって。何ユージオ君は私を殺したいわけ?ふざけんなありがとうございます幸せです本当に神ですユージオ」
ア「…落ち着いて」
ゴ「………」
キ「ゴルゴロッソ先輩も酔い過ぎて寝てるし…」
リ「どうやら、この2人はどちらも酒に弱いらしいな」
キ「それに対して…ミオは大丈夫か?」
ミ「全然大丈夫‼全く酔わないよ‼」
ア「この中で一番飲んでるのミオなのに」
リ「ああ、まだあるからな。存分に楽しんでくれ」
ユ「……」
ゴ「………」
ア「……」
リ「…3人とも寝てしまったな」
キ「ユージオはかなり最初から寝てましたけどね」
ミ「まさかアーリン先輩も弱かったなんて知りませんでしたよ」
リ「…キリト、ミオ。傍付きを務めてどうだった」
キ「楽しかったです。時々苦しいこともあったけど、きっとリーナ先輩が指導生じゃなきゃ、俺はここまで来られなかった」
ミ「私も、結構楽しかったです。時々、リーナ先輩やロッソ先輩にも指導してもらいましたし、剣技も勉強になるので」
リ「そうか…私は、きっとお前たちが傍付きじゃなかったら、この学院生活もここまで豊かではなかったと思うよ。本当に感謝している」
ミ「いえいえ、こっちの台詞ですよ。リーナ先輩。本当に今までありがとうございました」
キ「ありがとうございました」
リ「ふふ、そう言ってもらえて嬉しいよ」
思いつき次第、更新していきます‼
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