TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

『残りの0.1歩だけ___。』

一覧ページ

「『残りの0.1歩だけ___。』」のメインビジュアル

『残りの0.1歩だけ___。』

26 - 第12話 もっと近くで

♥

472

2025年04月02日

シェアするシェアする
報告する

tg視点




昼間とは違った雰囲気の夕方。

街灯の明かりがぼんやりと道を照らし、ひんやりとした風が頬を撫でる。

pr なぁ、ちぐ

tg なんですか?

pr 俺が家まで送ったるわ

tg えっ、そ、そんな! 申し訳ないです!

pr なんやねん、付き合っとるんやし、遠慮せんでええやん

tg でも……

俺がまだ戸惑っていると、先輩はクスッと笑って俺の手を取った。

pr ほら、行くで

tg ~~っ!

手を繋がれてしまった。

pr ちぐの家、こっちで合っとるよな?

tg はい、っ

俺が小さく頷くと、先輩は満足そうに笑って、ゆっくり歩き出す。

繋いだ手から伝わる温もりが、心臓をドキドキさせる。

pr なぁ、ちぐ

tg ……?

pr 手、嫌やったら離してもええんやで?

tg いや、嫌じゃないです……

pr ははっ、素直でよろしい

先輩は少しだけ俺の手をぎゅっと握り直した。

俺はそれ以上何も言えなくて、うつむきながら歩き続けた。



やがて、俺の家の前に着く。

pr ほんなら、ここまでやな

tg 送ってくれて、あ、ありがと…//

いつも使わないタメ口で硬くなりながら喋る。

先輩は微笑んで言った。

pr ええって、俺が送りたかっただけやし

tg ……

pr ちぐ

tg はい?

pr 今日、楽しかった?

tg はい!

俺が正直に頷くと、先輩はふっと優しく微笑んだ。

pr ほんなら、また今度な!

tg はい!おやすみなさい!

pr おやすみ、ちぐ

そう言って、先輩は俺の頭をポンポンと撫でてから、ゆっくりと背を向けた。

その後ろ姿を見送りながら、俺はそっと自分の胸に手を当てる。

――どうしよう。先輩のことが、好きすぎる。

まだドキドキが止まらないまま、俺はそっと扉を開けた。




♡➡︎➡︎400

『残りの0.1歩だけ___。』

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

472

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚