tg視点
昼間とは違った雰囲気の夕方。
街灯の明かりがぼんやりと道を照らし、ひんやりとした風が頬を撫でる。
pr なぁ、ちぐ
tg なんですか?
pr 俺が家まで送ったるわ
tg えっ、そ、そんな! 申し訳ないです!
pr なんやねん、付き合っとるんやし、遠慮せんでええやん
tg でも……
俺がまだ戸惑っていると、先輩はクスッと笑って俺の手を取った。
pr ほら、行くで
tg ~~っ!
手を繋がれてしまった。
pr ちぐの家、こっちで合っとるよな?
tg はい、っ
俺が小さく頷くと、先輩は満足そうに笑って、ゆっくり歩き出す。
繋いだ手から伝わる温もりが、心臓をドキドキさせる。
pr なぁ、ちぐ
tg ……?
pr 手、嫌やったら離してもええんやで?
tg いや、嫌じゃないです……
pr ははっ、素直でよろしい
先輩は少しだけ俺の手をぎゅっと握り直した。
俺はそれ以上何も言えなくて、うつむきながら歩き続けた。
やがて、俺の家の前に着く。
pr ほんなら、ここまでやな
tg 送ってくれて、あ、ありがと…//
いつも使わないタメ口で硬くなりながら喋る。
先輩は微笑んで言った。
pr ええって、俺が送りたかっただけやし
tg ……
pr ちぐ
tg はい?
pr 今日、楽しかった?
tg はい!
俺が正直に頷くと、先輩はふっと優しく微笑んだ。
pr ほんなら、また今度な!
tg はい!おやすみなさい!
pr おやすみ、ちぐ
そう言って、先輩は俺の頭をポンポンと撫でてから、ゆっくりと背を向けた。
その後ろ姿を見送りながら、俺はそっと自分の胸に手を当てる。
――どうしよう。先輩のことが、好きすぎる。
まだドキドキが止まらないまま、俺はそっと扉を開けた。
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