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2話です
言い忘れてましたけど誤字脱字あったらすみません、、、
無駄に長いです!
そして全然喋ってない、、、
ハート、コメントありがとうございました!とっても嬉しいです!
⚠️同棲してるすおさく お互い名前呼び 拗れます
蘇枋の恋人、桜遥は蘇枋隼飛と結婚して、同棲している。
風鈴高校に通っていた時から二人は付き合っていた。付き合い始めたのは多分高一の冬、だった。桜は夏頃から蘇枋のことが好きで、でも、自分のような人間が蘇枋のような完璧超人を好きになり、あろうことか付き合いたいなど思ってしまったら蘇枋がかわいそうだ。昔から自分のような人間を好きになってくれる人なんていないと思った。でも、蘇枋と過ごしていくうちに行動するときの一挙一動の美しさとか、仲間のために感情をむき出しにして静かに憤る姿、自分に向けてくれる柔らかな笑顔が大好きで。気持ちが抑えられなくて。半年以上引っ張った片思い。それを終わりにしようと振られること前提で蘇枋に好きだと伝えた。それを聞いた蘇枋は最初は驚いたような表情をしていたがすぐに優しい笑顔へと変わり、するりと桜の手をとった。本人曰く、蘇枋も桜のことがずっと好きだったらしい。振られると覚悟していたため、予想とは異なる展開にびっくりしたのはもちろん、後になってから告白した、という小っ恥ずかしさがすぐに全身を覆い、色々とキャパオーバーしていた。その日めでたく、二人は結ばれたのである。
それから高2、高3と歳を重ね、卒業する日が来た。同棲の話を持ちかけられたのはそのときだった。
二人とも卒業後は就職をすると決めていて、桜もそのことは少し考えていたが蘇枋と同棲するなど、叶うはずもなく、諦めていた。だから蘇枋からその話をされた時は本当にびっくりした。でも桜には断る理由もない。快くその話を受けた。
それからは早かった。二人で同じ家に住むことになり、二人でいろんなことをした。ハグをしたりキスをしたり、二人で体を重ねる日もあった。
何をしても幸せで、楽しかった。風鈴の皆に、蘇枋に出会えたことで自分は大きく変わったと思う。これもみんなの、蘇枋のおかげだ。
その間に結婚なんかもして。
本当に幸せだと思う。
閑話休題。俺は自身の左の薬指にハマったシルバーリングをじっと眺める。そのサイズはぴったりで桜も好む、シンプルかつ綺麗なデザイン。
これを選んでくれたのも蘇枋で自分は本当に彼が好きなんだなと苦笑する。
そんなことを考えながら手を動かす。今日は有休だ。蘇枋も本当は有休のはずだったのだが会社のトラブルでどうしてもはずせない仕事が重なってしまったらしい。本当は今日デートに行く予定だったのだが、そんな理由なら仕方ない。その代わり今日は早めに家に帰ってくるという。社会人にもなると蘇枋と時間や予定が合う事が少なくて夕食は基本一人だ。蘇枋も頑張って仕事を片付けていると知っているため悪いことは言わないが、正直少し寂しい。
だが今日は久しぶりに夕食を囲んで共に食事ができるのだ。それがとても嬉しくて、家事も頑張ろうと思える。
キッチンの角に整備されている冷蔵庫を開いて今ある材料を確認する。見るとほうれん草が少し、ひき肉が半分に調味料があと少量。圧倒的に材料が足りない。この材料で作ることもできるがせっかくの夕食なのだから豪華にしたいという謎の感情が蠢く。
「よし……!スーパー行くか…」
そう決意する。せっかくなのだから今日はとことん頑張ってみよう。今でも滅多に触らないスマホをポケットに突っ込み、財布も乱雑にしまう。スマホと財布があれば大抵のことがあっても大丈夫だ。
「いくか…!」
意を決して玄関の戸を開き買い出しに向かっていった。
◇◇◇◇◇◇
「ぐっ………重い………」
思ったよりずっしりくる重量にフラフラと歩いてしまう。
今日の買い出しはすぐ近くのスーパーに行くつもりだったのだがなんと改装中で、工事をしていた。固く閉じたスーパーの自動ドアからも冷たい気配を感じとる。
せっかく外に出て買い出しに来たのだからしっかり買い物をしたい。しょうがない、とため息をつきながら少し遠めの_____蘇枋の職場の近くだろうか_____のスーパーへと向かった。このスーパーはよく蘇枋が利用していて仕事帰りに惣菜を買ってきてくれたりお使いをしてくれたりしているので、桜もよく知っているお店だ。そのスーパーはしっかりと開店していた。そして桜は足早にスーパーに入って欲しい食材を探す。
さすが都市部に近いスーパーか、食材にもたくさんのバリーションがあって桜をとても楽しませてくれた。
だがそのせいで買った紙袋が破れるんじゃないかというほどたくさん買ってしまった。だが買ったのならあとはこれを無事に家に持ち帰るだけ。買い物袋を持って踏ん張り、顔を上げた時、よく見知った蘇芳色の髪が前を通った。
穏やかで胡散臭い笑顔。あいつだ。そう思って声をかけようとする。だがよく見たら蘇枋の隣に誰かいる。さらに目を凝らしてみると、肌は色白で血行はよく、髪は絹のように美しい、スーツを纏った美少女。可憐、という言葉がこれほどに当てはまる人はいないのではないかというほど美麗な姿に思わず固唾を飲んだ。蘇枋と並んだ彼女と蘇枋はこちらから見ても美男美女で、カップルだと感じる人も多いのではないだろうか、すでにヒソヒソとした通行人の声が聞こえる。だが桜がびっくりしたのはそれだけではない。それは、蘇枋の表情だ。
高校時代は人を寄せ付けない、寄り難い胡散臭い笑顔を貼り付けていた。彼は基本その表情。なのに、彼女に向ける笑顔がいつも桜に、桜だけに見せる砂糖を甘く煮詰めたような優しい顔をしていた。遠目から見てもそれはよく感じる。彼女との会話が楽しいのか、たまにクスッと笑って会話を続ける。
それだけなら桜はまだ勘違いだと思えた。のに次の瞬間、信じられないものを見た。
二人がキス……をしているように見えた。
蘇枋の背中で隠れて見えなかったがあの距離はきっとそうだ。そうだとしか思えない。急に鈍器で殴られたかのような衝撃を受ける。信じていたのに、信じていたのに、そんな彼に届くはずもない戯言を一人で呟く。まるで恋人かのような二人の方を見ていられなくてばっと視線を逸らす。桜の心臓は不規則で不安定な心音を繰り返す。蘇枋のキラキラした笑顔を最後、一瞥してから、家へと蘇枋を振り切るように走っていった。
無我夢中で走っていたからかもうすでに玄関前まで来ていた。乱暴に鍵を開けて倒れ込むように家に入る。
玄関に入って重い買い物袋をどさりと置く。全力で走ったせいで息が上がる。でも頭を支配するのはやっぱり蘇枋のことで。
やっぱり俺なんかが蘇枋に好きになってもらえるわけないよな。まず、最初から生きてる世界が違った。蘇枋のいる世界はいつもキラキラしていて、楽しそうで、そんな綺麗な世界を知らなかった俺が、その世界に憧れてしまったから。彼に気持ちを伝えなければ、好きにならねければこんな惨めな気持ちになる必要もなかったのかもしれない。でも、やっぱり蘇枋のことは嫌いになれなくて。
「ばかだなぁ、俺………」
最初から不釣り合いだってわかっていたじゃないか。思わず目を顰めてしまうほどのキラキラとした光を放った蘇枋と、薄汚れて、気持ち悪いという言葉がこんなにも似合う俺が、釣り合うわけない。
でも結局蘇枋に裏切られたような気持ちになって目頭が熱くなってくる。でも今泣いても何もない。何も起きない。そう思ってグッと堪える。
もう、蘇枋の顔が今まで通りしっかり見れると思えない。苦しい。こんな思いをするくらいなら潔く振ってくれたらよかったのに。いや、蘇枋に限ってそれはないか、あいつは優しい。俺が傷つくとわかっていたから伝えるのを渋っていたのかもしれない。でも今はそんな優しさはいらない。欲しくない。
だが、いざ蘇枋に振られて捨てられることを考えると身が震える。そんなこと耐えられない。また、誰かに置いていかれるのは嫌だ。
「なら……俺が消えればいい………?」
そうだ。俺が蘇枋から離れれば、桜が蘇枋を捨てたことになり、御役御免となった蘇枋もあの女の人と潔く交際ができる。蘇枋から別れを告げられるのは嫌だが、桜からその役を担えばいいのではないだろうか。
そこまで考えると妙に冷静になった頭が”そうしろ、そうした方が楽だ”、と叫ぶ。
そこからの桜の行動は早かった。
家を出るための最低限の持ち物を揃える。持ち物といってもスマホと財布ぐらいなのだが。ふと桜のスマホの画面が光る。桜の視界に入ったのは蘇枋と桜、二人で学生時代に撮ったツーショット。綺麗な桜を背景に、俺は恥ずかしそうに頬を赤く染め、蘇枋は本当に幸せだというように満面の笑みで桜の肩に手を添えて二人、くっ付いている写真。撮った直後にすぐにホーム画面をこれに変更された。
蘇枋曰く、こういう二人の写真とか動画を残していきたい、とのことだったがよくわからなかった。それよりもその後に照れてると言われて揶揄われたことがよく印象に残っている。
ホーム画面を変えられたとはいえ、ホーム画面変更の仕方も知らなかったから、数年はこのまま。
蘇枋も桜のホーム画面を設定した直後に自身の画面も桜と同じ、幸せそうに笑う二人のツーショットにしているのを見て顔が茹蛸のようになってしまった。
でも今は見たくはない。設定の画面を開け、ホーム画面を選択する。大人になると嫌でもわかる画面の長年変えなかった画面を初期設定のものに直す。
変え終わり、自身の左手の薬指にはまるシルバーの指輪を見る。
蘇枋から離れるならこれも持っていってはいけないのかもしれない。だとしても、流石に名残惜しい。離れるとはいっても桜はまだ蘇枋のことが好きだ。蘇枋と一番強く、固く繋がっている絆、それを捨てるのにはやはり躊躇ってしまう。だが、離れるとはそこまでのことなのだろう。生半可な覚悟で離れることを決めたわけじゃない。これは俺なりのケジメだ。
シルバーのリングを自身の唇に寄せ、愛おしそうに口付けをする。そして、二人の絆の象徴の指輪をそっと外してリビングの机に置く。
これで終わりだ。
少し名残惜しくはあるものの覚悟を決めて振り切る。そして桜は後ろを振り返ることなくまっすぐ玄関に向かい、扉を開けて歩を進めた。
道中、いるはずもない蘇枋を少し警戒しながら街を歩く。普段行かない道を通りながら駅へと向かう。気分は最悪。空は灰色の雲で覆い尽くされた曇天で今にも雨が降りそうだ。
いち早く駅へと行かなければならないのに足が重く感じる。溜め込んだマイナスの気持ちをため息で吐き出す。でもそんなもので気分が良くなるわけではなく気分が落ち込んだまま駅へと急ぐ。
路地を抜けて大通りを右に曲がったところに駅がある。学生の声がこの聞こえる。ここら辺は人通りが多い。だからこんな容姿の桜が歩いていたらバカにされるし、気味悪がられてしまう。
服に付属しているパーカーを頭まで深く被り、下を向く。桜の肌に影が落ちる。パーカーを目が見えないほど深く被る人が通っていてもそれなりにおかしいかもしれないが、まだマシだろう。
駅に着くと改札を抜け、行ったこともないようなどこか遠いところに行きたくて適当にホームを選んで行き先も何もわからない電車に乗る。
その電車は各駅停車だったようで車内はポツポツと人がいるくらいのガランとした雰囲気だった。
ほとんど無人の車両に乗り込んで人の温度を感じない冷たい座席に座る。背もたれにそっと背を預けて眠るように目を閉じる。
やっと肩の力を抜けてホッとすると急激に疲労が襲ってくる。そういえば今日は昼飯を食べていないんだったと今更気づく。
猛烈な空腹が今更襲ってくるがそれを遥かに超えるほどの眠気が襲いかかる。瞼がどんどん重くなって諦めたように目を閉じる。
薄れゆく意識の中で”次は〜〜、~~“と言った音が聞こえる。その駅は桜が知らない駅で、本当に逃げてきたんだなとしみじみ思う。でも、寝る寸前でも思い浮かび、桜の脳を占拠するのはやっぱり蘇枋のことで。
だが蘇枋のことは今は考えたくなくて強く瞼を閉じる。でも眠る気にはなれなくて。いっそ眠ったほうが楽になれるだろうに。見慣れた街並みが車窓から消えてみたこともないビルが見える。それと同時に蘇枋と過ごした家も街も全て越して見えなくなる。そんな誰かの知らない往来をぼんやりと眺めていた。
どれほどの時間が過ぎたのだろうか。適当に乗った各駅停車は完全に停止し、ただでさえ少なかった人が見当たらない。ここは終電なのだろうか。
とはいえ終電に着いたのなら車両を車庫に入れたり点検したり大変だろう。早く電車から降りなければ。
眠っていたためか少し傾いていた姿勢を戻し、ばっと跳ね起きて車両を出ていく。
そこから階段を登ってホームへ抜け、改札のある開けた場所に来る。そして改札を抜けて駅から出た。
そこには桜が見たこともない見知らぬ風景が広がっていた。
ここで止めます‼️
五千字ある、、、うえ〜、、、まじか
長くてすみません💦
すれ違い大好きなんですよね
まじでなんぼあってもいいです
相談なんですけど私の🔞って需要ありますかね?
初期のすおさくなんですけど今度投稿してみましょうかね、、、🤔
まあ、自由にやります
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