#ぁろの小説コンテスト☆
璃穏side
…ここはどこだろうか。
まるでベッドとは真逆のような硬い床に私は目覚める。
ここは…体育館…?
???「おーい…何ボーっとしてるんすか?」
気がつくと中学生ぐらいの女の子が私の近くに立っていた。
璃穏「…だ、誰…ですか…?」
???「それはこっちのセリフなんすけど?」
璃穏「す、すみません…!」
私が謝ると彼女は京極颯希だと名乗った。
颯希「ま、別にいいっすけどね〜w」
彼女は何事もなかったかのように笑ってみせる。
璃穏「ありがとうございます…」
颯希「…ってかあんたの名前はなんなんすか?」
「あんた」という呼び方に私は腹が立ってしまう。…でも中学生ぐらいの子に言うのもなんかな…と私は思った。
璃穏「大矢野璃穏…です」
颯希「へー、そうなんすか」
その反応…自分から尋ねてきた割には興味がなさそうだ。
初対面の人に名前なんか言わなくてもよかったかもしれない────私は少し後悔すると同時に、身長の高い女性が話しかけてくる。
???「…はじめまして」
颯希「あんた誰っすか…?」
???「まずは貴方方のお名前からお伺いしたいのですが…」
…お姫様系の方なのだろうか…着ている服も高そうだ。
颯希「京極颯希っすけど」
璃穏「大矢野璃穏…です」
女性は少し考え込むような素振りを見せて言った。
???「…なるほど、分かりました…」
颯希「ちょっと!何が分かったんすか!?」
颯希ちゃんも…か。…何が分かったのか気になったのが私だけではなくて少し安心する。
???「…何が分かったのか…ですか。それはこちらの事情です。」
颯希「はぁ?そう言われると気になるじゃないっすか…」
風音「…すみません、わたくしの名前は風流風音です」
名前からして、やっぱりお嬢様っぽいなと思う。
私はごく普通の家庭だったからな…
風音さんがお辞儀をして言った。
風音「よろしくお願いいたし────」
???「こんにちは」
颯希「…またなんか来たんすけど?」
???「なんですかその言い方は…」
外見からして小学生ぐらいの男の子だ。眼鏡を掛けていて、なんだか私の何倍も賢そう。
颯希「はぁ?あんた年下だろ…?あと人が喋ってるときに口出すなっつーの」
…圧を感じる。
なんか勃発しそうで怖い…と思い私は口出ししないようにする。
颯希「14っすけど?」
???「そうですか…」
颯希「はぁ?なんだよその反応!?」
…やはり勃発したみたいだ。
風音「あのお二人…大丈夫ですかね…?」
璃穏「さあ…?」
私がそう言うと、ふいに後ろから声が聞こえた。
???side
???「全員揃ったわね…さ、頑張りましょ?」
???「はい!頑張ります…お姉ちゃん…!」
コメント
5件
えーもう好きすぎる😘😘 スランプつらいよねわかる…
あぁ…もう名前からしてセンスが良すぎる() スランプか……大丈夫さ……私もだから((( マジで一位決めらんないかも(((は?
色々言いたいことはあらすじに書いてあるので見たい人は見てくださいぃぃぃぃ…