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猿山side
生徒に転校生を紹介して一通りやるべき事はやったので職員室のドアを開けて中に入る
天乃「あ、猿山先生やん、あと鬱先」
天、と描かれた頭の紙をずらしてこう言った
鬱先、と思った矢先後ろから
鬱島「あ”~疲れたわ…もうみんな問題児ばっかりやで……」
愚痴を零しながら鬱島先生が職員室に入ってきた
だがその反面、顔は少し嬉しそうだった
捏島「お疲れやなぁ、」
煽るように笑うのは捏島先生
教師になった理由は詳しくは知らないが虐待されている子供を助けたい……的な理由だったはずだ
桃瀬「というか……猿山先生、今から授業ですよね…?行かなくて良いんですか?」
桃瀬先生が遠慮がちに言う
不思議に思って時計を見る
長針は8
短針は9を差していた
授業時間は……40分だったはずだ
猿山「45分!?急いで行ってきます!!桃瀬先生!ありがとうございました!!」
桃瀬「あっ、先生!廊下は走らずに……」
職員室のドアを勢いよく開けて教室まで懸命に走る
桃瀬先生が何か言っていたがそれは聞かなかったこととしよう
走っているとふと見た事のある後ろ姿がみえた
猿山「お〜い、鳥井!もう授業始まってるぞ〜!?」
大声で彼に言う
その声が届いたのか鳥井は振り向いてこう言った
鳥井「……猿山先生、えっと……保健室行っていいですか、?」
少し怯えながら言った
猿山「保健室……?どこか体調悪いのか?それとも怪我とか……」
鳥井「……吐き気が、するので……」
辛そうに言ったので嘘では無いと信じて保健室に連れて行った
そして急いで教室に向かった
猿山「はぁ…はぁ……間に合ったか……?」
MB「先生遅〜い!」
MBが楽しそうに笑う
猿山先生「ごめんな〜、じゃあ授業始めるぞ〜」
口々からブーイングが起きていたが授業を始める
MS「……先生、鳥井君がいません」
FS「本当じゃん!なにあいつサボり!?」
FSがケラケラと笑う、周りもつられて笑っていた
猿山「あ〜…鳥井は体調が悪いみたいで今保健室だ、」
一応プライバシーを考慮して発言する
すると生徒たちはつまらさそうな顔をした
猿山「?あ、授業授業、え〜っと……」
教科書に目を移す
そこには楽しい算数、と大きく書かれていた
今回は理科だったはずだ……
猿山「え〜っと、ちょっと先生忘れ物したから職員室に1回戻るな〜、お前ら静かに待っとけよ〜?」
そう言って職員室に猛ダッシュした
……ここからどんな事が起きるのかを知らずに