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#時が流れる絵
柘榴とAI

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麗太
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能研・訓練室。
静寂。
さっきまでの戦闘の余韻が残る。
「……やばすぎでしょ今の」
タジが床に座り込む。
「時間巻き戻しとか反則だろ……」
「ええ」
柚季も珍しく真剣な顔。
「普通なら対処不能」
「普通なら、ね」
イレイダの声。
全員が振り向く。
淡い青の長髪。
海軍帽。
変わらない表情。
「……止めてたよな?」
タジが言う。
「アリスのやつ」
「止めたわけじゃない」
イレイダは一歩前に出る。
「空間を固定しただけだ」
「いや意味わかんねえって!」
そのとき。
「ならさ」
軽い声。
振り向くと——
アリス。
まだ、いた。
「もう一回やろうよ」
笑っている。
「今度はちゃんと」
「“壊し合い”」
空気が張り詰める。
柚季が前に出る。
「やめなさい」
「無理」
アリスが一歩踏み出す。
その瞬間。
“消える”。
次の瞬間。
イレイダの目の前。
「速い——」
タジが言いかける。
でも。
その動きが。
止まる。
「……っ?」
アリスの体が空中で“固定”されている。
「動けないだろ」
イレイダの声。
何もしていないように見える。
でも。
空間そのものが“縛っている”。
「これが——」
「空間拘束」
アリスが少し驚く。
「へぇ」
「これ、ちょっと強いね」
「ちょっとじゃないわ」
柚季が呟く。
「完全に動き封じてる」
次の瞬間。
アリスの姿が“ブレる”。
時間移動。
拘束を抜ける。
「さすがに止まらないか」
イレイダが一歩踏み出す。
その動き。
異常に速い。
「——っ!?」
一瞬で間合いに入る。
ドンッ
拳。
アリスの体が吹き飛ぶ。
壁に叩きつけられる。
「……は?」
タジが固まる。
「今の……能力じゃなくね?」
「ただの殴打よ」
柚季が言う。
「ただのってレベルじゃねえ!!」
アリスがゆっくり立ち上がる。
「……痛いなぁ、それ」
でも笑ってる。
「でも」
次の瞬間。
時間が“巻き戻る”。
ダメージがなかったことになる。
「これがある限り」
「負けないよ?」
沈黙。
イレイダが言う。
「なら」
腰に手をかける。
ゆっくりと。
剣を抜く。
愛剣。
空気が変わる。
「え、ちょっと待て」
タジが震える。
「それヤバいやつじゃね?」
「斬るだけだ」
淡々とした声。
一歩踏み出す。
「——斬皇破断剣_カイザーインパルス!!」
振り下ろす。
閃光。
次の瞬間。
空間ごと——
“断たれる”。
時間すら、巻き戻る前に。
アリスの位置が“崩れる”。
「……っ!?」
初めて。
アリスの表情が崩れる。
「今の……」
「戻せない……?」
イレイダが剣を収める。
「時間より先に壊せばいい」
沈黙。
タジが小さく言う。
「……いやもう意味わかんねえって」
柚季も呟く。
「完全に格上ね」
アリスが笑う。
「……いいね」
「イレイダ、あなたって本当に面白い」
一歩下がる。
「今日はやめとく」
「壊れちゃうから」
そのまま消える。
静寂。
ソウヤは見ていた。
(……次元が違う)
イレイダを見る。
(この人……)
そのとき。
(……やれ)
また、声。
でも。
イレイダが振り向く。
一瞬で。
“声が止まる”。
「……っ」
ソウヤの呼吸が戻る。
「あなたの中のそれ」
イレイダが言う。
「アリスや私より危険だぞ」
一拍。
「でも——」
ソウヤを見る。
「壊せる」
意味深な言葉。
「……どうやって」
「そのうち分かる」
また伏せる。
でも。
確信だけ残る。
(この人なら……)
コメント
1件
いやもう、第14話やばすぎた……! イレイダの「時間より先に壊せばいい」って台詞、痺れたわ。 空間拘束からのカイザーインパルス、火力と理屈が両方来てて完全に脳汁出た。 アリスの「壊れちゃうから」撤退もキャラ濃くて好き。 ソウヤの中の“声”も気になるし、イレイダが「壊せる」って言い切ったのも熱い……次回待てない🔥