コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
〔 ◨◨ side 〕
友達 「 花奈!買い出し行こ!! 」
花奈 「 いいよ〜行こ行こ! 」
あれから1ヶ月。
もうすっかり元の生活に戻った。
花奈 「 それ誰からもらったお金? 」
友達 「 バカ担任。 」
花奈 「 なら帰り、お菓子買わない?!皆で食べようぜ! 」
友達 「 いいね! 」
先生 「 おい!聞こえてるぞ!!勝手に買おうとするな、
まぁいいけど、 」
花奈 「 おぉ!さすが先生!!太っ腹〜 」
先生 「 早く行け〜 」
でも、この1ヶ月。
私は、心の底から笑えてない気がする。
海 「 ……………。 」
男子 「 海、はさみ頂戴! 」
海 「 ……………。 」
男子 「 ……………海?? 」
海 「 あ、わりぃ。はさみな 」
男子 「 ……………?? 」
私、ちゃんと笑えてるかな。
そういう思いが日に日に強くなっている気がする。
気分が晴れないで、気持ちがどんよりしてる。
最近、内側からなにかに引っ張られるようなそんな嫌悪感がある。
線が点になった気分。
友達 「 結局、ただの展示物になっちゃったね〜 」
「 まぁ当日、シフトとか気にせず回れるからいいんじゃない? (笑) 」
「 確かにそうかも (笑) 」
「 花奈もそう思わない? (笑) 」
花奈 「 …………… 」
友達 「 花奈? 」
花奈 「 あーごめん!なんの話だっけ? 」
友達 「 文化祭、展示物のほうが回りやすいよねって話! 」
花奈 「 あ〜、確かにね!他のクラスはなにするんだろ、気になるくね?? 」
友達 「 確かに、あとで聞きに行こ! 」
こんな複雑な気持ち初めてで、少し吐き気がする。
花奈 「 …………… 」
自分の薬指を見て、彼奴との思い出がフラッシュバックしてくる。
五条……………。
*五条 「 お前が好きだ。花奈* 」
友達 「 花奈って他のクラスの子と仲良かったよね?___って、 」
花奈 「 …………… 、 」
私はなぜか思うように力が入らくなって、しゃがんでいた。
すると、視界がボヤけ始めて、物が二重に見えた。
瞬きをするとなにか水のような物が手について、いろんな感情が脳や体を混乱された。
花奈 「 五条、 」
歌いすぎて喉が枯れたみたいに、思うように声がでなく、
弱々しい声で、彼奴の名前を呼ぶ。
自分でも、何故かわからない。
でも、もしかしたらこれは、
そっか。
彼奴の言う ” 呪い ” ってこういうことなんだな。