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〔 ◨◨side 〕
海 「 今日も学校休むのか? 」
花奈 「 うん、あんなとこ見られて恥ずかしくて行けない。 」
休んで3日目。
泣いてたところを見られ、恥ずかしさのあまり学校をサボり中。
あぁあ、もう二度と泣かないって決めてたのにな。
あれもこれも全部五条のせいだ。
彼奴だけは絶対に許さない。
海 「 お前、出席日数やばいだろ。 」
花奈 「 そ、そんなことないよ?? 」
海 「 はぁ、午後は来いよ〜 」
海、なぜそんな私のこと把握してるんだ。
親か!親なのか!!
まぁ、仕方ない。午後は行くか。
花奈 「 あたぼー! 」
友達 「 あ!花奈だ!!大丈夫?体調不良?? 」
花奈 「 まぁ、そんなとこ?? 」
サボってたということは一応黙っておこう。
午後は受け、放課後の時間となった。
文化祭本番も近づいてきて、準備はもう終わりを告げていた。
花奈 「 あとは、もう本番に展示するだけや! 」
友達 「 おぉ!達成感!! 」
「 何気に文化祭準備が1番楽しいよね〜 」
花奈 「 わかりみが深い。 」
友達 「 なにそれ (笑) 」
友達 「 結構時間あるし、今から行かね? 」
「 いいね!いいね!パーっと行こう!!
皆も行くでしょ?? 」
男子 「 当たり前だろ?!海も行くよな! 」
海 「 まぁ、暇だし。 」
友達 「 花奈は? 」
花奈 「 え?なに、なんの話?? 」
友達 「 決まってんじゃん!カラオケだよ!!カラオケ!!! 」
花奈 「 おぉ!行く〜!!! 」
この前の誘いは断ってて行けなかったから、ちょっと罪悪感だったんだよね。
行けてよかった。
男子 「 熱砂を蹴り抗うのさ🎶約束の前に🎶 」
クラスメイト 「 whou,whou!🎶 」
ガチ熱唱で草。
超楽しそうやん(笑)
海 「 大丈夫か? 」
花奈 「 なにが?? 」
海 「 いや、気使ってないかと思って 」
花奈 「 使ってないよ〜 」
海 「 ……………そっか、ならいいけど。 」
海は嘘つきだなぁ、
気づいてるくせに。
男子 「 いやぁ、歌った歌った〜 」
花奈 「 熱唱だったもんな 」
男子 「 上手かっただろ?? 」
花奈 「 うーん、軽く見積もって、100分の50? 」
男子 「 低!! 」
友達 「 花奈にどうかーん 」
「 私も〜 」
花奈 「 はい!3対1〜、雑魚認定〜 」
男子 「 ウザイわ〜!! 」
そう他愛もない話をして、解散にした。
海 「 じゃぁ、俺達も帰るか 」
花奈 「 あぁ、私ちょっと寄るとこあるから。先帰ってて 」
海 「 そうか、
…………… 夕方から雨降るらしいから、気をつけてな 」
花奈 「 うーす 」
海 「 …………… 花奈! 」
花奈 「 ん、?なに?? 」
なんか顔が不安そうだな、
どうしたんだろ、雨が降るから心配してのかな?
海 「 前も言ったけど、もう1回言わせてくれ。 」
海 「 俺、まだ花奈のことが好き。 」
海……………。
海 「 お前が五条さんを好きってこともわかってるし、五条さんがお前のことを大好きなのも知ってる。
でも、俺だって五条さんに負けないくらい花奈のことが好き。大好きだ、
だから、もう1回返事を聞かせてくれ。 」
花奈 「 海、_____________ 。 」