〜渡辺side〜
出かけに行く途中で寄った大会に圧倒されていた所に佐久間が現れた。
けど様子が違かった…。
人々を襲おうとしないし震えているし泣いてるし…。
…しかも急に頭を押えて苦しそうにし始めるし…。
何があったのか分からなかったけどふっかが苦しんでる佐久間に近ずいて佐久間を呼びかけた。
すると…
佐久間「…深…澤…」
佐久間はふっかの名前を呼んだ。
向井「…え?」
ラウール「…佐久間くん!?」
目黒「…佐久間くん!」
岩本・渡辺「………………!」
声は震えてるしめちゃくちゃ小さい声だけどしっかりとふっかの名前を口にした佐久間…。
向井「さっくん!思い出してくれたんやな!」
ラウール「佐久間くん!」
目黒「…良かった…」
佐久間「…康二、ラウール、蓮…」
佐久間に駆け寄って勢いよく飛びつく康二とラウールとめめ。
佐久間も康二たちの名前を呼び、続けて俺と照の名前を呼んでくれた。
…夢じゃないよな…
目の前にいるのは俺たちが知っている佐久間だよな……?
佐久間「…ごめん…俺…」
深澤「…謝んなくていい。」
岩本「よく頑張ってくれたな。」
渡辺「…助けるのが遅くなってごめん。」
謝る佐久間に逆に謝る。
もう少し早く助けてあげられたら佐久間はこんなに長く苦しまなくてよかったはず。
それに俺たちも佐久間に助けられたし…
あとは涼太と阿部ちゃんだ…
佐久間「…大丈夫。…涼太と阿部ちゃんも…生きてるよ。」
渡辺「…佐久間…。」
俺の不安な顔を見て俺が考えてることを読んだのか佐久間が俺の顔を見ながら微笑んできた。
…3人で闇に堕ちた佐久間が言うんだからそれが正解なんだろう。
…これで本当に確信が持てた。
深澤「…2人も何かきっかけがあれば…」
岩本「…きっかけか…」
目黒「…俺たちの曲を聞いてもらうとか…」
佐久間はダンスを見て思い出したんだ。
だから涼太と阿部ちゃんも俺たちの曲とかパフォーマンスを見てくれたら思い出すんじゃ…
…そんな簡単な事か分かんないけど佐久間が戻ってくれなんなら可能性はあるよな…
(シャドー:…逃がさぬ。貴様は我の物だ…)
佐久間「…ぐっ!ゔわああああああああああ!」
ラウール「佐久間くん!」
向井「さっくん!」
すると突然佐久間がまた苦しみ出した。
佐久間の身体からどんどん闇が出ている…
目黒「ラウール、康二離れろ!」
佐久間の闇は強力になってく…
触れたら無事じゃすまないと感じためめはラウールと康二を引き離した。
深澤「…くそ!」
岩本「…っち!佐久間を返さないつもりかよ!」
それはどんどん広がっていって佐久間に近寄れなくなった。
闇はどんどん広がって飲み込まれそうになった俺たちは咄嗟に地面にうつ伏せになる。
目を開けると佐久間の姿は消えていた…。
向井「…そんな…」
ラウール「…佐久間くん…」
消えた佐久間のところを唖然としながら見つめている康二とラウール。
目黒「康二、ラウール。そんな悲しむことはないよ。」
向井・ラウール「…え?」
深澤「…2人とも見ただろ?佐久間が元に戻ったとこ。」
岩本「だから次会った時は佐久間を助けるぞ。…もちろん阿部と舘さんも。」
向井・ラウール「うん。」
佐久間は思い出してくれた。
だからあとは戦うことになるけど助けるだけだ。
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