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無事荷物も届き、心配することが無くなってから数週間。
憧れの海外で暮らしてみて、色々思ったことがある。
まず、良くも悪くも、人の目を一切気にしないし、何をしてても気に留めないのだ。
もちろん、気分が悪い人がいたり、困っている人が居たら助けるが、そういう緊急レベルの話ではない。
例えば、市街地の家のベランダ(1階)でテラス席のような食事をしている人が居たとしよう。
日本なら確実に
(え?なにやってんの?)と思う人がいると思う。
そして確実に一度は視線を向けることだろう。
しかし、ドイツではほとんどの人が一瞥もしない。
内心ではどう思ってるんだろう、なにか思うところがあるかな、と思い、実際に知り合いのドイツ人にも恋人にも聞いた。
大体同じような答えだったが、人の目なんて気にしてたら何にもできないじゃん、とのことだった。そりゃそうか。
しかし、その性格は、個人的にどうだろう?というところにも影響が及ぶ。
スーパーのレジで長蛇の列が出来ていたとしても、今現在会計している人間は、友人と話しながら、はたまた携帯でだれかと話しながらのったりまったり会計済みの商品を片手でバッグにしまい込んでいたりする。
まぁこれに関しては、待ってる側の怒りや疲れなんてのはドイツも同じなようで、私の前のおばさんはため息をついていた。
また、平日休日問わず、深夜何時になっても騒がしい場所があったりする。
一時期、自分の住んでいる街を一周するウォーキングを毎日していたのだが、深夜2時、3時にウォーキングしても、川沿いや街の中心部は若者が大きな声をあげ、スピーカーで音楽を流していたりと騒音が酷かった。周りの家の人は耳栓でもしてんのかってレベルで。
もちろん、地域や街によって多少の違いはあるかもしれないが、少なくとも私の住んでいた街、リューベックではそうだった。
寛容なのか事なかれ主義なのか、よくわからないぞドイツ人。
というか、パッと見でわかる多民族国家なので、ドイツ人で一括りに出来ないような気もしてきた…
ただ少なくとも、プロローグで書いたように、日本で感じた息苦しさというのは、こっちでは一回も感じなかった。