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私は森の精霊。ダルニア王国の東側にある森に住んでいる。ここはあまり人が寄り付かない。何故ならここは死の森と人の間では呼ばれているらしい。
この森で私は約4000年も暮らした
そろそろ飽きたけどこの森を離れる訳にはいかない。この森にはある魔人が封印されていて私がここを離れてしまうと封印が解けてしまう。何とも面倒な事だ。
昔の人間共がここに封印したせいで…
(草むらからガサガサと音がする)
侵入者か…心眼
心眼で侵入者を覗く
人間?いや、あれは魔王!?
なんでここにいるの?まさか、封印を解きに来たのか
通す訳にはいかないな
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魔王視点
ここが死の森か…
確かここには王国を滅ぼした魔人が封印されているらしい。
ある実験に使いたいから探しに来たが
この森は結界が張られているようで魔力が制限されていて封印を解くのは難しそうだな
「魔王様、前方から魔獣の群れが来ます」
「あぁ、」
面倒さいと思いながら指を鳴らした
すると次の瞬間魔獣が一斉に燃えチリとなった…
「お見事です」
「大した事は無い
そんな事よりここは何か変なだな」
「ええ、そうですね。もしかしたら、あの噂は本当なのかも…」
「噂?それはなんだ?」
「はい、この森には妖精がいるとかで」
妖精か、確か大昔に絶滅したとか前見た本に載っていたな。
その妖精がここにいるだと
「もし、それが本当なら仲間に加えたいな」
「妖精をですか、それは大きな戦力になりますね」
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妖精視点
さて、まずは魔人の封印を強めに行くか
木の隙間に異空間を作り別の木への扉を作る
扉の先には森の姿はなく周りは石に囲まれていた。洞窟のようだ
目の先には鎖で繋がれた額に角が生えコウモリのような翼がある者がいる。
封印されている魔人である。
魔人が突然動き出し話しかけてきた
「よぉ、100年ぶりだな。変わらねぇなお前は」
「……」
「つまらねぇな、何か話したらどうなんだ?あ”ぁ?」
魔人の言葉を無視し続けて封印魔法の破損している部分を直す
この辺は大丈夫そう。
ここは…ダメこっちは平気
一つ一つの術式を確認する作業をひたすらする。目が痛くなる、この作業は本当に嫌い
この魔人早く滅びないかな
そんなことを考えていると魔人がまた話しかけてきた
「おい、妖精さんよぉ今は何年たつ」
「……2835年」
「そうか」
破損した箇所の修復が終わり、次は結界の強化をしなくてはいけない。魔王が相手となると森への被害も大きくなるだろうし保護結界も加えとくか
プロテクションバリア…
そう頭の中で唱えると草木に保護魔法がかかった。
これで準備は済んだ。
いよいよ、魔王とご対面だ