テラーノベル
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そしてクリスマス当日…
やはり、目黒からの連絡は無くて
気分が沈み、落ち込んでいる…
仕事をしている間だけは、考え事しなくて済む為…
仕事だけに集中して…ただひたすらに、こなしていく
そのおかげか、予定よりも早く終わってしまい…
渡辺は1人寂しく帰宅した…
テレビを付ければ、クリスマスの特集が…
見たくなくて…チャンネルを変えると
今度は、ラブストーリーがやっていた
【遅れてごめん…】と男が言って
女が嬉しそうに笑っている…
どうやら、離れ離れだった恋人同士が再会したシーンの様だ
「何だよ…テレビ、つまんねぇ…」
そう言って…テレビを消して
今度は、ネットを見ようとしてみるが
皆んな【クリスマス】というイベントに、沿った内容を投稿していた
「やっぱり、目黒に会いたいなぁ…」
想いが溢れて口を出て…
部屋の中に、消えていく
この際、意地を張らずに連絡しようか…
渡辺がそう思い立って、スマホを持つと
突然、スマホが着信を告げた…
画面に表示された名前は【目黒蓮】…
慌ててその電話に出てみると
久しぶりの、愛しい彼の声がスマホの中から聞こえて来た
「翔太君、メリークリスマス。ねぇ…今、部屋に居る?」
「メリークリスマス…。あぁ…うん。一応、居るけど?」
天邪鬼な渡辺は、どうしても【ツンデレ】の【ツン】が表に出てしまう
本当は【デレ】て甘えたいのに、どうしても自分にはソレが出来ない…
もっと素直に【会いたい】と、そう一言…言えたなら…
「あのさ…。今から部屋に行って良い?と言うか…。今、翔太君の住んでるマンションの前にいる…」
驚きの告白をされて、固まっていると
呼び出しを告げる…チャイムが一度、確かになった
「翔太君。ねぇ…ここ開けて」
モニター画面を見ると
目黒が、こちらに手を振って…早く開けてと合図している
『誰かに見られたら、どうするんだよ…///』
無邪気な顔して手を振る目黒を
慌てて中に入れて、そのまま静かに玄関で待つ
「!」
しばらくすると、玄関のチャイムが鳴って…
肩がビクッと…小さく揺れた
『ドアの向こうに、目黒が立ってる…///』
ずっと会いたかった最愛の彼が…やっと自分に会いに来てくれた
慌てて、鍵を開けてドアを押すと
「こんばんは///」
笑顔の目黒が現れた
「ちょっ…翔太君!どうしたの?」
慌てる目黒を不思議そうに見つめ…
何があったのかと、頭を巡らす
「ごめん…。ずっと不安にさせたね…」
そう言った目黒は、俺の頬に…優しく触れた
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