テラーノベル
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「もう泣かないで…。ねっ…ほら、笑って…」
そう言いながら、涙を拭う目黒の言葉で…
ようやく、今…自分が泣いている事に気が付いた
「俺…泣いてる?」
頬に触れると、確かに湿った涙の感触…
それは、堪え切れなかった切ない想い
会いたい気持ちが、成就して…嬉しすぎても泣けてしまう
「もう泣かないでよ。俺は、ここに居るよ…」
腕を引かれて、抱き締められて…
玄関先で…泣いてしまった
「目黒の匂い…久しぶり///」
今更、隠すのも馬鹿らしくなったのか
ギュッと抱き付き、離れない
離してしまえば、消えそうで…
【実は夢でした〜】何て展開は、絶対嫌だ
目黒を拗らせている自覚はあるので、実は夢も何度か見た事があって
起きると全部、夢だと分かり…
ガックリした辛い記憶
「翔太君だって、良い匂いするよ///」
2人で匂いを嗅ぎ合って…
何だかドキドキしてしまう
「あのさ…。俺…///そろそろ部屋に入って、良いかなぁ?」
目黒が部屋を訪れてから、随分経つのに…今だに靴を履いてる
「ごっ…ごめん…///どうぞ、お上がり下さい…///」
慌て離れて、目を逸らす
今更ながらに自分が今した行いに…恥ずかしくなって、照れているらしい
「お邪魔しま〜す」
「はい、ど〜ぞ///」
今度は、こっちを向かない渡辺に…苦笑いして腕を引いた
「えっ…何…目黒!あの…んっ…!」
突然、唇を奪われて…驚いて目黒を見つめ返す
「やっと、こっち向いたね///」
ニッコリ笑って言う目黒に
「だって、あの…恥ずかしくて…///」
素直に自分の気持ちを伝えると
「もう…可愛いなぁ…///」
と、笑われた
とりあえず、暖かいお茶を差し出すと
「ごめんね。クリスマスらしいもの、何も用意出来なかった…」
申し訳なさそうに謝って来る
「会えただけで、充分だから…」
目黒の家の様に【冷蔵庫には食材が…】何てモノは、ウチには無く
入っているのはコーヒーや水等、飲み物ばかり…
確かにクリスマスらしい物は、一つもないが
「でもプレゼントは、貰ったぞ…///」
ニッコリ笑って、そう言った
「プレゼント?一体、誰から?」
もしかして…自分が居ない間に他の誰かと…?
しかし、先程の涙が嘘の筈はない
「誰って。さっき…目黒から」
「俺?まだ、何もあげてないよ?」
「貰った【目黒蓮】って言うプレゼント///」
「だったら俺も貰ったね///あれ…俺の場合、貰いに来たが正しいのかな?」
首を傾げる目黒を見て
思わず声を上げて、笑ってしまう
「やっぱり、笑顔が1番良いね///この前、寝てた時も…泣いてたし」
「えっ…この前っていつ?いつ会ったの?俺は…全く気付かなかった」
「あぁ翔太君、寝てたから…。だけど、おかげで…これを贈れる」
目黒は徐に、ポケットから小さな小箱を取り出した
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