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#仄く月と電波塔
80
#み!
ma
2,645
甘味がすこしもどってきました
🤍視点
映画が決まり、なかなか仁ちゃんとの
時間も確保できなくなってきた
少しでも話したいのに
話せない日があると
次にあったときに
また話せなくなるのが怖い
映画の撮影は順調にすすみ
3週間程度で済んだ
遠方での撮影もあって
1週間会えてなかったけど
やっと今日、仁ちゃんに会える!
————
milkの楽屋
🤍「おはよう」
楽屋に入り、仁ちゃんの姿を探す
大好きな人は音楽を聴きながら
本を読んでいた
俺が来たことに気づくと微笑んで
💛「おはよう柔太郎。お疲れ様」
仁ちゃんの笑顔が
今までの寂しさをぶっ飛ばすくらい
嬉しかった
しばらく撮影のこととか
今の活動について
二人で話した
なんでもない時間がすごく嬉しい
メンバーも次々に到着したけど
俺と仁ちゃんに挨拶するくらいで
二人の間にはいることもなく
暖かく見守ってくれてるようだった
————-
🩷視点
ようやく、二人の空気感が
戻ってきた感じがする
柔太郎も仁人も頑張ったな
太智と舜太と目配せしながら
二人の空間を邪魔しないようにする
コンコンっ!
スタッフ「失礼します。柔太郎さん
試写会の打ち合わせだけ
いいですか?」
柔太郎も忙しいな…..映画のやつか
じゃあ、あの子もいるんだろうな
みるみる悲しい顔になる仁人
……あいつ、顔に出過ぎじゃない?
🤍「仁ちゃん、ちょっと行ってくるね」
立ち上がる柔太郎
その腕をとっさに掴む仁人
💛「あっ!ごめん。
いってらっしゃい」
目を丸くさせた柔太郎だったが
仁人を見つめる柔太郎の表情は、蜂蜜を溶かしたように甘く、柔らかかった
🤍「すぐ帰ってくる」
そう言って柔太郎は楽屋を出た
…..見守るべきだよ
分かってるよ…..でも気になる
ごめん…..聞いちゃうわ
🩷「…..仁人ー?許せたってこと?」
💛「ううん。それはまだかな」
じゃあなんでっ!!?
————-
💛視点
あの子と会うって思ったら
咄嗟に掴んじゃった
💙「仁ちゃん、話したくなかったら
話さんでええよ?」
💛「ううん。みんなのこと心配させたし
話したい」
きっと見えないところでも
支えてくれてたと思うから
💛「時間が経って、あのことも少しずつ過去のことにできるようになってきた。
まだ、しんどいときもあるけど…..
でも、柔太郎に会えなかった期間
今までの思い出を振り返ったんだ
あいつの優しすぎるところも
一緒に過ごした時間も
俺のこと励ましてくれたことも
……いっぱい!
あたりまえだけど
嫌なことよりも嬉しかったことのが多くて
あの事だけに囚われてたけど
思い出せたら、気持ちが楽になった」
あとは言えないけど
支えてくれたメンバーのおかげだよ?
💙「よかったやん」
🩷「うん、表情が違うもん」
❤️「でもしんどくなったら
また言ってな?」
3人とも、ほっとしたように笑う
💙「俺のリーダー代理も
今日で終了かな?」
💛「うん!ありがとう太智」
❤️「リーダー代理ってなんのこと?
仁ちゃんが休むって聞いてたけど
代理はやちゃんやろ?」
💙「俺が仁人から正式にお願いされた
代理ですけどーーっ!?」
❤️「うそやん!だってコメントとか
挨拶とかほとんど
はやちゃんやったやんかっ!」
💙「適材適所ですー!」
みんなの笑い声が楽屋に響く
いつもの日常が戻ってきた
コメント
1件
甲斐さん、第8話読みました。タイトルの「変化」が、仁ちゃんの内面とチームの空気感の両方に効いていて素敵でした。特に、柔太郎が楽屋を出ていくときの「すぐ帰ってくる」と、その腕を掴んでしまう仁ちゃんの心情描写——あの一瞬の動作だけで、まだ完全に許せてはいないけど距離を取り戻そうとしている葛藤が伝わってきて、ぐっときました。メンバーが温かく見守る構図も、グループの結束を感じられてほっこりしますね。