痛み止めを飲んでソファで休んでいたらいつの間にか寝ていたらしい。
インターホンが鳴って目が覚めた。
痛み止めが効いていてさっきより痛みはましで、違和感なく歩く事はできる。
モニターには翔太が映っていて、慌ててオートロックを開けた。
💙「お疲れ。脚、大丈夫か」
❤️「問題ないよ」
💙「さっき痛かったんだろ、引きずってたぞ」
❤️「大丈夫」
こちらが言い切れば翔太は深追いしないのはわかっている。納得していないだろうから顔は見られなかった。
💙「涼太」
急に名前を呼ばれて飛び上がる。
❤️「なに?」
💙「今日、お前ヘンだぞ。なんかあったのか」
お前が目黒の事好きなのか気になるからなんて言えるわけがない。だが、長年の付き合いのせいで何もないとは言えなかった。
❤️「ちょっと、考え事してるだけ」
💙「言えよ。水くさいな」
❤️「大丈夫だから」
翔太の周りの空気がだんだんと不機嫌なそれになっていくのを感じる。機嫌を損ねると長いのだ。
案の定、翔太は『もういい』とソファのブランケットを被ってふて寝してしまった。
いや俺の家。
帰らないでここで拗ねる翔太は、何か俺の力になろうと思ってくれているんだろう。
❤️「翔太、ありがとう」
ブランケットの上から撫でると手を払い除けられた。仕方がないから食事で釣る事にする。
肉を焼いているとブランケットから顔が出てきた。
❤️「食べる?」
💙「食べる」
ご飯を食べて、うまっ!と笑顔が弾ける翔太を見ている時間が好きだ。
他愛もない話も、翔太の笑い声が食事の時間を華やかにしてくれる。
いつの間にかニコニコとしていたのだろう、翔太が『良かった』と言った。
❤️「え?」
💙「涼太、悩んでるみたいだったから笑ってるの見て安心した」
❤️「翔太」
言うだけ言って照れたらしい翔太は雑にごちそうさまと言うと、俺を見ずに食器を下げて洗い始めた。
コメント
6件
しょっぴーかわちいかわちい
なんだろう、洗い物する感じはあるよねwww しょっぴー💙と舘様はまだ付き合ってないんか。