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私は今20歳 相川莉央《あいかわりお》
私には付き合って6年目になる彼氏がいた。
彼の名前は、大武晴真《おおたけはるま》
彼はヤンチャなのに賢い。
私は そのギャップが大好きだ。
分からない問題があれば優しく、分かりやすく教えてくれる。
ずっとこんな時間が続くと思っていた、
ずっと一緒にいれると思っていた、
ある夏の日までは。
初めてデートに行ったのは夏の夜の浜辺だった
2人の家からは海が近い歩いていける距離
浜辺に座り2人でアイスを食べながら色々語った。
りお「最近先生がちょっと怒り気味なの!」
はるま「まじで⁈最悪じゃーん」
りお「だよねー」
りお 「次のデートは夏祭りとかが良いなー」
はるま「いいねぇ!俺も行きたい!!」
絶対に否定しない 優しく、相談相手になってくれる人だ。
こんな時間がずっと続いて欲しかった、
ある夏の夜2人でベランダに座って星を眺めていた
はるま「ねぇ、浜辺にいこ」
りお「行きたい!」
りお「急にどうしたの?」
はるま「行きたくなった」
りお「ふーん」
久しぶりに浜辺に行くからワクワクしていた。
でも彼の表情は暗くてあまり見えなかったが少しかたかった。
いつも通り何気ない話をしているのにいつもより真剣に聞いている気がした。そして暗かった
りお「ついたね」
はるま「そうだね」
はるま「初デートの場所覚えてる?」
りお「えっと確か浜辺だったよね?」
はるま「うん、そうだよ」
はるま「次の日はお守り買ったよね、
鈴のついたお守り。」
りお「よく覚えてるね。懐かしい」
はるま「、、、、、、」
りお「はるま、今日どうしたの?
なんかいつもより暗いよ」
視線を星からはるまに写したするとはるまは、
泣いていた。
私はパニックになった、
6年付き合って1度も泣いた姿を見たことがなかったからだ。
りお「はるま⁈どうしたの⁈私なんか言っ
ちゃった?」
はるま「何もないよ、ごめんね」
りお「、、、」
はるま「ここにきたのはね意味があるの」
はるま「俺ね、記憶喪失 になりかけてるの」
りお「ぇ、」
はるま「別れよう」
はるま「俺が、りおを忘れてしまってずっと思
いだせなかったらって思うと怖いんだ」
りお「そんな、、嫌だ、忘れられてもいい、
お願い、絶対に思い出させる!だから、
一緒にいて」
はるま「ごめん、俺のこと忘れてもいい、
本当にありがと大好きだよ。」
はるとは泣き止まない私を抱いて部屋まで運んでくれた。
朝起きると、置き手紙がしてあった
りおへ
急に別れを告げてしまってごめんなさい。
本当のことを言ったら俺も別れたくなかった。
一緒に結婚してずっとずっと一緒にいたかった
本当にごめん。
大好きだよ。
はるより
あれから月日が経ち1年私は大学に入学した
あの日から起きるたび隣に貴方はいないのに期待してしまう。
笑って「おはよ」って言って欲しい。
毎日思う、2人で号泣したあの夜が夢だったらいいのに。
貴方の匂いがするたびに振り返ってしまう。
もう一度会えたら最初からでいいもう一度愛して欲しい 。
ずっとそんなことを考えながら過ごしていた。
大学の入学式、私はただひたすらに勉強した。
貴方が賢い大学に入ってると信じて。
ずっと見つからない。涙に溺れる夜が増え、
何となく諦めかけていた。
貴方は遠く遠くどこかへ行ってしまったのではないかと思っていた。
りお「やばいやばい、遅れる!」
私は焦っていたけど確かに覚えている貴方と同じ匂いがした男を。
振り返る暇もなく行ってしまったことを後悔しているほど今までで一番貴方の匂いと近かった。
ギリギリで大学に着いた。
もうすぐで授業が始まろうとしていて大学生の中から貴方を探す暇がなかった。
先生「ーーーーこの問題わかる人」
先生「おい!コソコソしているやつ誰だ!
渡辺!!また遅刻か!!!」
渡辺「すんませーん」
生徒「渡辺ってちょっとイケメンよねー笑」
生徒「わかるー笑〇〇好きそう笑笑」
私のクラスには渡辺というヤンチャな男がいる
でもテストでは毎日90点以上を取っているらしい一部女子の間で話題になっている人だ。
私ははるまを探すのに忙しくてあまり顔を見たことがないしフルネームを知らない。
先生「もういい!授業終わったら俺のところに
来い!」
はるま「はーい」
カランカラン
彼が私の後ろを通った時聞き覚えのある鈴の音がした。一瞬期待したが彼の名前は渡辺だ、はるまの名前は大武少し悲しかった。
その時私は咳をしていて匂いも音もあまりわからなかった、だが反射的に彼を見たでも彼はパーカーのフードを被っていて顔も髪も見れなかった。
授業が終わってみんなが帰ろうとしてたところ私と他の5人ぐらいが残っていた。
集中していて気づかなかったがみんなはもう帰って時刻は18時30分をまわっていた。
私は帰ろうと思い席を立った少し離れた場所に鞄が置いてあった。
そこは渡辺の席だった。
聞き覚えのある鈴の音がどうしても気になってしまった。もしかしたら、、、
私は渡辺の席の前にいた。
思った通り、同じ鈴のついたお守りが渡辺のカバンにもついていた。
??「ねぇ」
とっさに振り返った。
人がいるなんて全く気づかなかった。
そこにいたのは、マスクにフードを被った
渡辺だった。
渡辺「何してんの?」
私はどうしても気になってしまった。
貴方なのか貴方じゃないのか。
自分のお守りに指を刺した。そして渡辺のお守りに指を刺した。すると、
渡辺「え!お揃いじゃん!」
渡辺「これさ、とても大切な人と買ったんだ。
その大切な人が思い出せないんだ。
ずっと夢に出てきてくれてるのに。
酷いな俺。」
どこか寂しそうで優しい声が心にぽっかり開いた穴を少し塞いでくれた気がした。
渡辺「ねぇ名前は?」
りお「相川莉央」
渡辺「ふーん、1人で帰るの?」
りお「うん」
渡辺「じゃあ一緒に帰ろ!俺1人じゃ寂しい!」
正直1人で帰りたかったが渡辺のことをもっと知りたかった。
りお「いいよ」
渡辺「まじ!?絶対断られると思ったー」
りお「じゃあ早く帰ろ」
りお「ねぇ私の名前教えたから、貴方の名前も
教えてよ」
渡辺「ん?俺?渡辺ハルマ」
歩いていた足が止まった。
震える声で言った、
りお「え、漢字は?」
ハルマ「どうしたの?、晴れの晴に真っ直ぐと
かの真だよ」
唇が震えたのが分かった。
なぜなら、渡辺晴真と大武晴真の下の名前が同じだったからだ。
りお「ねぇ、マスクとフードを外して見てくれ
る?」
ハルマ「ん?いいよ」
りお「やっと見つけた、、」
私は涙が一気に溢れ出た。
6年間見てきたこの顔を間違えるはずない。
この人は完全に大武晴真だった。
はるまは何か思いついたような顔をして、
はるま「り、りお?りおだよね、」
はるま「思い出したよりお!、本当に思い出
さしてくれたんだね、ありがと」
2人の涙を隠すように少しずつ暗くなっていく空を見上げてはるまが言う、
はるま「ねぇ、無理にとは言わない俺とまた、
付き合ってください。」
りお「私でよければぜひお願いします!」
りお「次はさよならなんて絶対に言わせないか
らね!はるま」
あれから半月後別れる前の生活に戻った頃
浜辺に座って星を眺めていた。
はるま「ねぇ、あの時叶えれなかったことをし
しよう。
俺と、結婚してください。」
りお「!?!?お願いします!」
はるまの名字が変わっていたのは親が再婚したらしい。
私の名前は、渡辺莉央
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