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 モニターに溺れて.ᐣ(
⚠️注意⚠️
🎲
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BL、催眠パロ
青桃
依存系
 
 
 俺とまろは、ある日突然「この部屋から出るには条件を満たさないといけません」と書かれた紙を見つけた。
密閉された小さな部屋。窓はなく、扉は開かない。最初こそは戸惑ったが、一日過ごしてみると意外と快適で、世間話や仕事を進めるうちに不安も和らいでいた。
 「意外と居心地ええやん、この部屋」
「……まぁ、確かに悪くはないね」
 そんな穏やかな空気のまま、夜になった。
 まろと話し込んでいたとき――。
ふと、まろが遠くの壁に掛けられたモニターに視線を奪われた。
 「……まろ?」
 呼びかけても返事がない。
俺は眉をひそめて肩に触れた。
その瞬間――振り返ったまろの目は、まるで獲物を狙う猛獣のように光っていた。
 「……っ、まろ……?」
 言葉を発する間もなく、俺は押し倒された。
予想外の力強さに身体が動かない。いやらしい手つきで触れられ、必死に抵抗しても声は届かず、力も抜けていく。
 「や、やめろって……っ!」
そう叫んだはずなのに、喉が詰まって掠れただけだった。
 まろの唇が俺を塞ぎ、思考がかき乱される。
どうすればいい――?と考えた隙に。
 視界に、あの画面が現れた。
俺の目の前に、ぐっと迫るように。
 「……っ、やだ……嫌だ……っ」
 最初は必死に首を振り、拒んだ。
けれど――。
 眩しい光と囁くような音が、じわじわと心を侵食していく。
頭の奥が痺れる。
身体が熱を帯び、抵抗の言葉が薄れていく。
 「……ん……♡」
 気づけば、俺の目に映るまろの姿は、ただ「欲しい」と思わせるものに変わっていた。
目の奥が熱くなり、頬が上気する。
視界の端に浮かぶ♡マーク。
俺は知らず知らずのうちに、まろを求めていた。
 ――気がつけば夜は明けていた。
 重い瞼を開けると、頭の霧は晴れている。
昨日のことを思い出して、俺は思わず顔を押さえた。
 「……嘘、だろ……」
 あの画面に、俺は……。
けれど横を見ると、まろはまだ静かに眠っていた。
その目の奥に残るのは、あの時の「支配する側」の色。
 「……まだ、解けてない……のか」
 胸がざわつく。
昨日と同じことが起きたら――また、俺は……?