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藤澤side
ここにきて2ヶ月くらいたった。
ある程度は馴染めてて、一緒に教室移動する人や、休み時間に話す人はできた。
それも大森君達がバンドに誘ってくれて、若井君がインスタやXで曲を広めてくれたから。ホントに感謝してる。
ただ、あまり良く思わない人もいるみたいだった。
転校してきてすぐにバンドに入ったりして、クラスの中ではそこそこ目立ってて、かといって1軍という訳でもない、微妙な立場だからなのかもしれない。
それと、髪色かな…と思ってる。前もそうだったし、趣味でやってるだけだから、目立ちたいんじゃない。
そんな感じで、どこからか、僕の家庭事情を手に入れた男子がいたらしい。
インスタやXにも名前は載っけてたし、教師か誰かに聞けば家族構成くらいはわかったのかもしれない。
それが
あんな事になるとは………、笑
塩﨑「りょうちゃーん帰ろーや」
授業が終わり、友達に呼ばれ、はーい、と返事をして席を立とうとすると
「ここのクラスに藤澤って奴いる?」
あまり見たことのない顔の人が訪ねてきた。
山中「あ…藤澤君ならここですけど」
「ああそう。ちょっと来てくれない?」
ごめん呼ばれちゃった、と一言残して、教室を後にする。
「あ…の、誰なんですか?ごめんなさい、2学期からここにきたばっかで、J組以外あんま知らなくて」
K「お前の隣のクラス、K組。でちょっと話あんだけど」
K「調子乗ってるよね?」
「……え?」
どういうこと?全く心当たりがないんだが…
K「バンド。やってたじゃん。ここに来たばっかのやつがそんなことしていいと思ってんの?」
「あー…」
まさかあれが?マジか。
K「まだ同学年の名前も覚えてないような未熟な奴が変なことして目立ってさ。後この髪何?」
軽く引っ張られてふらつく。僕よりあっちの方が背が高い故、威圧感がある。
「あ…髪色はごめんなさい。でもバンドするかなんて趣味じゃないですか。僕だってこんな事なるなんて知らなかったし」
K「あ?何、口答えすんの?俺に?かーっwちょーウケるwww」
「……」
一通り笑った後に言った。
K「いいや。お前バンド辞めて、髪色戻さなかったら、これからパシリな?ふざけすぎ。俺より目立つな」
「ハッ?なんで僕が…」
K「後でJ組の奴に聞いてみ?そしたら分かるから。じゃ」
それだけ言って立ち去った。
もしかしてこれ、僕のスクールライフ終わった?
あとから聞いたけど、さっきの人は2年の中でもずば抜けた1軍男子らしい。しかも普通は取り巻き従えてるって。
ジャイ○ンやん。
取りあえず、さらさらバンド辞める気はないし、髪色戻すのだって美容室行くお金がまだ揃ってない。どっちも無理。
ちゃんと説得して、取り消してもらおう。
なんて甘い考えが、地獄を招く事になった。
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