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#### 第7話「静かな怒りは、いちばん怖い」
翌日。
「……おはよう」
教室に入ると、一瞬だけ空気が止まる。
(あれ……?)
昨日より、明らかに視線が冷たい。
席に向かう。
「……っ」
椅子に触れた瞬間、手が止まる。
濡れてる。
(……水?)
よく見ると、机の上も少し濡れている。
教科書も、端がぐしゃっとしてる。
(また……)
でも。
「……大丈夫」
小さく呟いて、ハンカチで拭く。
(気にしない、気にしない)
休み時間。
「いちか、それ貸してくれない?」
女子に声をかけられる。
「いいよ」
渡したペンケース。
そのまま——
ガシャン
わざとらしく落とされる。
中身が全部床に散らばる。
「ごめーん、手滑った」
笑ってる。
(……あ)
さすがに、ちょっと分かる。
「……いいよ、大丈夫」
しゃがんで拾う。
手が少し震える。
放課後。
屋上。
🪡「……やられてるわね」
マチ🪡が一言。
💧「増えてる」
シズク💧もぽつり。
🔫「隠す気もないのね」
パクノダ🔫の目が細くなる。
(……やっぱり)
「でも、大丈夫だから——」
🪡「よくない」
即答。
その声、少し強い。
🪡「あんた、昨日泣いたでしょ」
ドキッとする。
💧「我慢してる」
🔫「それが一番よくないのよ、いちか」
優しいけど、はっきりした声。
「……でも」
言葉が詰まる。
「大事にしたくないし……」
🪡「だからって放っておくの?」
何も言えない。
その時。
カツ、カツ、と足音。
📱「やっぱりここか」
シャルナーク📱。
📕クロロも後ろにいる。
👊「おーい、大丈夫かいちか?」
フィンクス👊が手を振る。
🌂「顔、悪い」
フェイタン🌂がじっと見る。
(……みんな来た)
📱「いちか」
近づいてくる。
📱「今日、何された?」
「……ちょっとだけ」
正直に言う。
「机濡れてたり、ペンケース落とされたり」
📱「“ちょっと”じゃない」
即答。
声が低い。
その時。
🪡「もういいでしょ」
マチが一歩前に出る。
🪡「いちかがやらないなら、私たちがやる」
空気が一気に変わる。
💧「賛成」
🔫「同意見ね」
(え……)
📱「へぇ」
シャルナークが少し笑う。
📱「女子組が動くんだ」
📕「任せるのも悪くない」
クロロが静かに言う。
👊「お、怖ぇなこれ」
フィンクスがニヤニヤする。
🌂「楽しみ」
フェイタン、普通に怖い。
(え、みんな止めて!?)
「ちょ、ちょっと待って!」
慌てて言う。
「やりすぎないでね!?」
🪡「分かってる」
即答。
でも——
その目、全然“優しく”ない。
🔫「安心して、いちか」
パクノダが微笑む。
🔫「あなたの望まないことはしないわ」
💧「でも守る」
シズクが言う。
翌日。
教室。
いつも通りの空気。
……に見える。
でも。
「……あれ?」
昨日いちかにちょっかいをかけていた女子たち。
やけに静か。
目も合わせない。
ひそひそと何か話してる。
(……なにこれ)
その放課後。
廊下の角。
偶然、見てしまう。
🪡「次やったら許さない」
マチの低い声。
💧「いちか、泣いた」
シズクがじっと見てる。
🔫「あの子に手を出すなら——」
パクノダが一歩近づく。
🔫「覚悟しておきなさい」
女子たち、完全に固まってる。
(……え)
怖い。
でも。
どこか——安心する。
その時。
📱「見ちゃった?」
後ろから声。
「シャルナーク…」
📱「あの3人、優しいでしょ」
(優しい……?)
📱「いちかのためなら、容赦しないだけ」
少しだけ笑う。
📱「俺もだけど」
ドキッ。
📕「これで終わればいいがな」
クロロが静かに言う。
📕「人の悪意は、そう簡単に消えない」
(……え)
いじめは、止まったように見えて——
まだ、終わっていなかった。
#学パロ
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