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そして何の役にも立たなくなった鈴子は、こともあろうことか自分に歯向かい、自分の元を去り、強引に離婚した
あの時手に入れた慰謝料300万のほとんどをこの団体に寄付した
そして、何とかこの団体のセレブ達と仲良くなったのだが、金持ちと付き合いを続けていくには金がいることを俊哉は知らなかった
先ほどの相談を受けていた女性も、独身アラフォーでたんまりため込んでいるだろうけど、鈴子の家ほど金持ちではなかった
その証拠に鈴子がちょっと兄に頼めば1000万近くする車をポンッと自分にくれた
鈴子がいればなぁ・・・・・
自分でも鈴子にこだわりすぎていることはよくわかっていた
彼女は今まで自分が付き合ってきた女の中で、一番金持ちでつかみどころがない女だった
どういうわけか離婚したのに彼女がいない時間が長くなればなるほど、彼女の事が欲しくなっている
何度も何度も脳裏によみがえる
彼女が出て行った夜彼女をレイプした時のこと・・・自分の暴力に必死に抵抗した鈴子の姿が・・・
暴力は手っ取り早く自分を興奮させてくれる、暴力は俊哉にとってとても快楽だ、それも弱い相手にふるう暴力が、自分がとてつもなく強く感じ良い気分にさせてくれる
今思い出しても興奮が渦巻き呼吸が乱れてくる
鈴子をもう一度味わいたかった、この体の下に彼女を組み敷き身をよじり泣き叫ぶ彼女を
ところが彼女は今、他の男のもとに行った、あのいまいましい野郎・・・
俺の顎をもう少しで砕くところだった、あのとんでもなく強い男、怒りに我を忘れる所に、また他の違う信者とすれ違った
俊哉は微笑み、丁寧にお辞儀をした後、中庭を抜けて住居がある施設に向かった