記念日

Happy Birth Day 僕の最推しくん。🫶‪‪‪‪‪💚(6日も遅れたけど…。🥺)

あと、ちょーぜつ長いです。笑🙇🏼‍♂️

〜注意〜

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詳しくは、自己紹介の投稿でご確認下さい。🙇🏼‍♂️

これらを守れる方だけ、ご閲覧下さい。

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side 📗

目 ) アベちゃん、デートしよ。

朝、目が覚めて一言目に、誕生日おめでとう。と目の前の恋人に言われ、喜ぶ暇も無いままに次に言われたのがこの言葉だった。

いきなり過ぎるお誘いに、寝起きという事も重なり全然頭が回らない。

阿 ) んぇ…？でぇ…..と、ぉっ？

目 ) ふふっ。そう、デート。 ( 頭撫

阿 ) どこ…にぃ…？ ( 目擦

目 ) …..秘密。 ( 微笑

今からデートする場所なのに、なんでわざわざ秘密にするんだろう…。と思ったけど、もしかしたら前から計画されていたサプライズなのかもしれない。

そうなのだとしたら、ここで聞いてしまうのは野暮だ。

目 ) とりあえず、準備しよ、？ ( 頬触

阿 ) んっ、ふふ。くすぐったい。

目 ) ふはっ、笑 かわいい。笑 ( 頬 ｽﾘｽﾘ

阿 ) ちょっ、もぉ〜！準備するんでしょ！笑

目 ) ごめん。アベちゃんの反応がかわいくて、つい。笑

阿 ) …….んもぉ。// ( 頬膨

目 ) そういうところもかわいい。

阿 ) も、もうっ…分かったから！準備しよっ、！！ ( 顔赤

目 ) そうだね。準備、しよっか。 ( 起上

体を起こすと、先にベッドから降りたメメが、あっ…。と呟き、隣に座った。

目 ) 忘れてた。おはよ。 ( ﾁｭｯ

阿 ) …..今日は、おめでとう。のキスの方が嬉しい、 ( 照

目 ) んふっ、珍しく甘えんぼさんだね。誕生日おめでとう。 ( ﾁｭｳ

阿 ) んっ…ありがとっ。 ( 照

ベッドから降りて、毎朝のルーティンを一通り行い、リビングに向かう。

阿 ) 朝ごはんは？どうするの？

目 ) 今日は、外で食べよう。

メメは淡々と支度をしながら、連れていきたいところがあるんだ。と。

やっぱり計画されてるのかも。

俺の為に…嬉しいな。

目 ) あー…今日、1日中外食になっちゃうけど…大丈夫？

阿 ) うん、大丈夫。ありがとう。 ( ﾆｺｯ

目 ) え？なんで、ありがとう？笑

阿 ) 俺の事考えてくれてるんだな〜って思うと嬉しくて。 ( 微笑

どこに連れて行ってくれるんだろう。？

ワクワクしながら出掛ける準備に取り掛かった。

それぞれ準備を済ませ、メメが予定する場所へと向かう。

阿 ) まだ早いからか、人少ないね〜。外。

目 ) そうだね。 ( ｷﾞｭｯ

持て余した右手を優しく握ってくれた。

阿 ) …ぇ、っ？…メメ、？// ( 驚

目 ) 誰にも気づかれないから、大丈夫。 ( ﾆｺｯ

そう言っていつもの微笑みを見せ、指を絡める。

職業柄、外でデート出来る機会も少なく、恋人繋ぎなんて以ての外で。

阿 ) 嬉しい…。/// ( 強 握返

お店に着くまでの間、幸せを噛み締めながら握っていた。

目 ) 着いた。ここ。

阿 ) ここ…って。

見覚えのある外観。

記憶が鮮明に蘇る。

目 ) ふふっ、気づいたかな？

阿 ) だって…このカフェ、！ ( 嬉顔

目 ) そう。俺たちが初めてのデートで来たカフェ。

まだ初々しい恋をしてた頃。

適当に歩きながら、良さ気なお店を探そう。と2人で見つけた思い出の場所。

入り組んだ地形に立地してるけど、最近密かに人気のカフェだったりする。

阿 ) わぁ〜！懐かしい…！

目 ) でしょ？せっかくだから、アベちゃんの誕生日に一緒に来たいなって思ってたんだ。とりあえず、中入ろ。 ( 扉開

エスコートしてくれる手に従って、入店した。

外の光が差し込む店奥の、2人用テーブルに向かい合わせで座る。

阿 ) 朝だとこんなに静かなんだ…。

いつもはお客さんがいっぱいで賑やかなイメージだが、ひとけの少ない今は一風変わって見える。

阿 ) なんか雰囲気違うね。

目 ) たまに、仕事の合間とかに来てたんだけど、朝は静かだし、これなら落ち着いてゆっくりデート楽しめるかなって。

阿 ) うん！新鮮だけど、居心地良い。

目 ) よかった。それに…..。 ( 手伸

阿 ) それに？

目 ) …俺にとってここはアベちゃんとの思い出の場所だから、喜んでもらえて俺も嬉しい。 ( 手添

阿 ) …..っ、！！//// ( 耳赤

テーブルに無意識に置いていた俺の手に、大きな手を上から重ね、笑顔で話す。

目 ) どうしても、また2人で来たかった。 ( 指絡

だから、また思い出更新しようね。と続けるその言葉に、仕草一つ一つにキュンキュンさせられ、俺の心は完全にメメ一色。

阿 ) …うん。思い出いっぱい増やそっ。// ( 首ｺﾃｯ

目 ) ん、かわいい。笑

阿 ) ねぇ〜もぅ…。//

目 ) アベちゃん、かわいいの分かっててやってるでしょ、？笑

阿 ) そんな事ないもんっ。 ( 頬 ﾌﾟｸｯ

目 ) ほら、また。笑

阿 ) …と、取り敢えずさ！注文しない？俺、お腹空いちゃった…。笑

目 ) ふふ。そうだね、注文しよう。

2人で1つのメニュー表を覗き込む。

何を頼もうかと悩み、ある1つのメニューが目に留まる。

その瞬間、同じ事を考えてるであろうメメと見つめ合い、悪戯に笑いながら声を揃えて手を上げる。

阿＆目 ) すみませ〜ん！！

あの時と同じメニューを頼む。

また味わいたかったから。思い出の味を。

色々なお店を見て回ったり、公園で綺麗な景色をのんびり眺めたり。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、夕日が沈み始めた頃。

目 ) アベちゃん。ちょっとあるとこ寄っていい？

阿 ) うん！いいよ〜。どこ行くの？

目 ) 秘密。

阿 ) えー！今日メメ秘密ばっかり…。 ( ｼｮﾝ

目 ) ごめんね。でもすぐわかるから心配しないで。

確かこの辺…。と呟きながら少し歩き、着いた場所には、大きなショーウィンドウに、着飾ったマネキンが数点展示されていた。

阿 ) …..仕立て屋…？

目 ) ドレスコードに着替えよう。 ( ｶﾞﾁｬｯ

阿 ) え？なんで…っ、！ ( ｸﾞｲｯ

目 ) ふふっ。あとからのお楽しみ。 ( 手引

流されるまま、お店の中へと誘われた。

阿 ) …ど、どう…？ ( 照

目 ) うん。やっぱ似合ってる。 ( 微笑

スタイリストさんに全身コーディネートして貰い、今からパーティー会場にでも向かいそうな装いに。

目 ) アベちゃんの性格を表すような純白に、俺らのメンカラを少し取り入れてもらえるようオーダーしたんだけど…正解だったね。 ( 頬撫

白を基調とした正装に、少し光沢のある黒と緑がよく映えるデザイン。

これじゃ、まるで…..。

阿 ) タキシードみたい…。/// ( 呟

目 ) いいでしょ？

阿 ) なんか…ちょっと恥ずかしいけど、良い…ね。 ( 照

目 ) よく似合ってるよ。 ( 髪 耳掛

少し崩れてたらしい俺の髪を、優しく耳に掛けてくれる。

目 ) ちょっとだけ待ってて。俺も着替えてくる。

阿 ) …！う、うんっ！ ( 目 ｷﾗｷﾗ

メメはどんな服なんだろう？

気になって、ソワソワしちゃう。

期待を胸に膨らませながら、落ち着かないままに待つこと数十分。

俺よりも遥かに早く戻って来たメメも、タキシードの様な格好で。

既に大好きなのに…恋人なのに…一目惚れした様な感覚に陥る。

阿 ) かっ！…こいぃ…。//// ( 口 手添

目 ) えぇ、ほんと？笑 よかった。笑

見た目や配色は似てるけど、デザインや形が少し異なり、俺のとはまた違った良さがある。

阿 ) メメも凄く似合ってる…！

目 ) オーダーした甲斐があった。笑

店員さんにも、お二方共良くお似合いです。なんて褒められちゃった。

目 ) オーダーさせていただき、ありがとうございました。 ( ﾍﾟｺｯ

阿 ) 俺からも。スタイリング等、ありがとうございました。 ( ﾍﾟｺｯ

店員 ) いえいえ！こちらこそ。またのご縁を、心よりお待ちしております。 ( ﾍﾟｺｯ

終始、とても丁寧な対応をして下さった素敵な方々に見送られ、俺らは次の目的地へ。

阿 ) …..こんな高級なレストラン、初めて来た…。

高層ビルの最上階に位置するレストラン。

内装も豪華で、VIPか会員しか入れなさそうな空気を纏う会場。

俺が居るのは明らかに場違いな気が…。と変な汗が吹き出る。

…会食でも来た事ないよー！こんなとこー！！

阿 ) 恐れ多い…。 ( 焦

目 ) え？なんで？

阿 ) こういった場は初めてだし…緊張する…。

マナーとかも、最低限は分かるけど…やった事は無いから身についてる訳でもないし…。

…それにしても、こんな高級な所を選ぶなんて…メメ、食に関して詳しいのかな。

この雰囲気にもよく馴染んでるし。

阿 ) …メメは共演者の方とかとよく来るの？こういう場所。

目 ) んー…いや、俺もそんなに。

阿 ) えっ、そうなの？なんか落ち着いてるから、慣れてるのかと思った。

目 ) そんなことないよ。笑

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎俺もちょっと緊張してる。笑

少し照れくさそうに笑い、目を細めながら話す。

目 ) でも、アベちゃんの誕生日だし、ディナーは雰囲気のいいところにしたいなって思ってたから。

阿 ) 俺の為に、色々ありがとね。 ( 嬉

目 ) ここも、思い出の場所になってくれたら嬉しい。

阿 ) …っ、！もちろん！！！ ( 満面 笑

メメも思い出の場所だと感じてて欲しいな…。

目 ) また俺たちの思い出の場所増えたね。 ( ﾆｺ

阿 ) …！ ( 照

まるで心を見透かされたかの様に、タイミング良く願いが叶う。

お互いに同じ事考えてるのかな…？なんて、淡い期待しちゃう。

目 ) ねぇ、アベちゃん。見て。 ( 外 指差

阿 ) ん？な、にっ…。

メメが指差す先を見た瞬間、目を奪われた。

色とりどりに輝く街並みはとても綺麗で、まさに絶景。

阿 ) …わぁ！綺麗！！

目 ) 俺たちの住む街って、上から見るとこんなに広くて、きれいなんだね。

阿 ) ね！ ( ﾆｺﾆｺ

写真撮りたいな。

…あっ、そうだ。！

阿 ) メメ！この景色を背景に、一緒に写真撮ろっ！

目 ) 写真？

阿 ) うん！この素敵な瞬間を写真に収めたいし、思い出にも残るからと思ったんだけど…どうかな？

目 ) いいね、それ。 ( 立上

サッと椅子を俺の方へ引き寄せる。

阿 ) 俺のわがままで、ごめんね？ありがとう。 ( 優 微笑

目 ) ううん。全然わがままじゃないよ。それより、アベちゃん大丈夫？撮れそう？ ( 覗込

阿 ) あっ、メメちょっと見切れちゃう。もう少しこっち来て？ ( 上目遣

目 ) わっ…..あざといのは…ずるい。 ( 少照

阿 ) えぇぇ？笑 ( 困 笑顔

普段はクールでかっこいいイメージのメメが、今は珍しくちょっとだけ照れていて、可愛い。

あざとい事したつもりはないんだけどね。笑

阿 ) ほら、もうちょっと寄って？ ( 首傾

目 ) …..ん。 ( 近寄

阿 ) ふふ、ありがとう。…..よし、入る。じゃあ写真撮るよ。

目 ) ね、手つなご。 ( 掌出

阿 ) ………はぃ。// ( ｷｭｯ

メメの掌に自分の手を重ね、隙間に自分の指を入れ自ら恋人繋ぎをする。

目 ) んふっ、アベちゃんから恋人繋ぎしてくれるなんてうれしい。笑

阿 ) もうっ、いいから…とっ、撮るよ…？ ( 照

目 ) うん。 ( 繋手 上

画角に入るよう、わざと繋いだ手を見せ付けて来る。

阿 ) …はい、チーズ！ ( ｶｼｬｯ

煌めく背景も。指が交差する繋がれた手も。素敵な笑顔の2人も。

全てが思い出の1枚に。

阿 ) …ぇへへ、嬉しっ。 ( 照

目 ) …..よかった。

阿 ) え、？ ( 顔向

目 ) もうだいぶ、この場に慣れてきたみたいだから。笑

阿 ) …..どういうこと？

目 ) 最初は、緊張するって言って落ちつかなそうだったから心配で…様子見てたけど、楽しんでくれてて安心した。 ( ﾆｺｯ

阿 ) …..っ、！！/// ( ｷｭﾝ

俺の緊張を解す為に…..。

優し過ぎる恋人の言動にキュンとさせられ、つい手に力が入る。

阿 ) …….ズルいのは、メメの方だよ…。// ( ﾎﾞｿｯ

目 ) …ん？なにか言った？ ( 首傾

阿 ) …ありがとう。って、/// ( 目逸

恥ずかしいから、本当の事は…..秘密。

食事を終えビルから出た途端に、 張り詰めた空気からやっと解放された気がした。

緊張が解れたとは言え、あの空間に長居するとやはり息が詰まる。

しかし、食事はどれも上品な味がして美味しかった。

阿 ) ここも美味しかったね。 ( ﾆｺｯ

目 ) うん。また1つ思い出更新できた。 ( ﾆｺ

阿 ) んふふ。嬉しいな〜。

今日は、メメの完璧な計画により一日中素敵な時間を2人で過ごせた。

様々なサプライズに驚かされたり、ドキドキさせられたり。

色々な事があった一日だったけど、間違いなく今日自体が思い出。

阿 ) 今日は俺の為に、本っっ当にありがとう！凄く楽しかった！！ ( ﾆｶｯ

目 ) ぁっ、待って！アベちゃん！！

ディナーまで済み、完全に帰宅モードの俺をメメは慌てた様子で止める。

阿 ) ん？ ( ｷｮﾄﾝ

目 ) …もう1箇所だけ、連れて行きたいところがあるんだけど…いい？

小さく手を合わせ、申し訳なさそうに提案してくる。

それにしてもまだ計画されてるなんて…メメは凄いな。

阿 ) うん…いい…よ？

目 ) あぁ…よかった。 ( ｼｭﾙｯ

安心した様に微笑みながら、自分のネクタイを外し近付いて来る。

目 ) 目、つむって。

阿 ) え？メメ、急にどうし…っ、？！

目 ) アベちゃん、ごめんね？ ( 目巻

何かと思えばいきなりネクタイで目を隠され、視界が真っ暗に。

阿 ) め、め…..？何で目隠し…。？

目 ) 次に連れて行きたいところは、着くまで楽しみにしててほしいんだ。

じゃあ行こうか。と、俺の手を引き歩き出す。

目 ) 車で向かうから、いったんそこまで歩ける？

阿 ) めっ、メメがちゃんとついててくれたら、多分…大丈夫。

視界を遮られ、見えない足先が不安で恐る恐る一歩を踏み出す俺の歩調に合わせてくれる。

目 ) 不安になったら、手、ギュッて強くにぎってね。

阿 ) …うん。 ( ｷｭｯ

取り敢えずこのまま車まで向かった。

目 ) アベちゃん。着いたから外すよ？ ( 解

阿 ) ん、…..ん？暗くて…見え、ないっ…。 ( 目開

目隠しが解けたにも関わらず、依然として視界は真っ暗なまま。

阿 ) え、えっ？メメ居る…？？ ( 震声

目 ) 大丈夫、大丈夫。笑 ちゃんとアベちゃんの目の前にいるよ。

その瞬間。

パッと辺りが仄かにライトアップされ、意外にも近くに居たメメと目が合う。

そして、その奥に映る風景で気付く。

阿 ) …..ぇ、？嘘っ…..。 ( 目 見開

ここが、教会だという事に。

阿 ) …凄い…..綺麗。

目 ) いいところでしょ？

阿 ) うん…ドラマみたい…！！ ( 目 ｷﾗｷﾗ

目 ) アベちゃん、あそこ行こ。

聖壇を指差した後、直ぐに新郎の立ち姿で待機し、腕。掛けて？なんて言って微笑む。

阿 ) バージンロード…？笑 ( 照

目 ) 雰囲気味わいたいし、せっかくなら？笑

たまに出るメメのお茶目な所も可愛いな。と思いながら、2人でゆっくり歩き出す。

辿り着くと、なんとなく向かい合って、お互いを見つめる。

目 ) 2人だけの結婚式。…静かで少しさみしいけど、これもありじゃない？

阿 ) ロマンチックでめっちゃ良い。 ( ﾆｺ

目 ) …ふふっ、よかった。 ( 手 優触

メメは、俺の手をゆっくり離すと一度だけ咳払いをする。

目 ) はい。アベちゃん、これ。 ( 渡

そう言い、ジャケットの内ポケットからメメが取り出したのは、材質の良い白い小箱。

リボンまで付いていて、それが誕生日プレゼントなのだと察する。

阿 ) えぇ！ありが ( 遮

目 ) 誕生日プレゼントは、俺の名字。

阿 ) …….ぇ、っ？

聞き間違いかと耳を疑いたかったが、夢なんかじゃなくて。

目の前で跪き、真剣な眼差しで開いた小箱を差し出され、見つめられるその目が現実だと物語っている。

目 ) リョウヘイ。俺と、結婚してください。

目に涙が溜まり、次第にボヤけ出す。

泣き崩れそうになりながらも、精一杯の笑顔で答える。

阿 ) …..はい、っ！！！ ( ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

指輪を手にした途端、強く抱き締められる。

目 ) ありがとう、リョウヘイ。…愛してる。

阿 ) んん…俺も。 ( 抱返

一時すると体を離し、俺からそっと指輪を手に取る。

目 ) はめさせて？

阿 ) …うん。// ( 手出

左手の薬指に、俺たちの愛のしるしが光る。

目 ) 俺のも。リョウヘイ、はめてくれる？

阿 ) もちろん。俺にさせて。 ( 手取

メメの細長い薬指にも、俺と同じ指輪をはめる。

目 ) ありがとう。

阿 ) こちらこそ。

お互いに額を合わせ、優しく笑う。

手を重ね、結婚式お決まりの流れに。

目 ) 誓いのキスしよう。 ( 囁

阿 ) なんか、ちょっと恥ずかしい。笑 ( 照笑

目 ) あれ言ってよ。あの…神父さん？が言うやつ。笑

阿 ) えー？俺も分かんないよ〜。笑

雰囲気出したいから。なんて言ってお願いされ、それっぽく言葉を並べる。

阿 ) －病める時も健やかなる時も、愛する事を誓いますか？

目 ) はい。誓います。 ( 微笑

阿 ) メメも俺に言って？笑

目 ) そっか。笑 あーえっと…愛する事を誓いますか。

病める時も健やかなる時も、どんな時だって。

俺の答えは決まってる。

阿 ) …はい。誓います。/// ( 微笑

この人と一生を添い遂げたい。

そんな思いで、固く誓う。

嬉しそうな顔をするメメに名前を呼ばれ、腰を引き寄せられる。

目 ) 愛してる。 ( 口付

阿 ) んっ、ん…..。//// ( 涙流

どこまでもスマートで、ストレートに想いを伝えてくれる夫に、堪えていた涙がとうとう溢れ出した。

目 ) っ…ん、ふふっ。泣かないで。笑 ( 涙拭

阿 ) だって…..こんなサプライズ、想像もしてなかったから嬉しくて。// ( 眉下

目 ) …..リョウヘイ、きれいだよ。 ( 頬包 撫

阿 ) …ありがとう。// ( ﾁｭ

今日は驚きの連続だったけど、一番は誕生日が特別な記念日にもなった事。

一生忘れる事の無い思い出を更新した。

〈おまけ〉 結婚指輪に込められた秘密

阿 ) ねぇ？メメ。

目 ) ん？どうしたの？ ( 覗込

阿 ) メメに指輪を付ける時ちょっと見えたんだけど…。

帰宅後、ベッドの上でメメが後ろから俺を抱く形で座り、指輪をずっと眺めてた俺はふと思い出した事を話す。

阿 ) この指輪、内側に’R.M’って彫られてなかった？

目 ) うん。そうだよ。 ( 頷

阿 ) やっぱり！名前のイニシャル彫ったんだ。お洒落〜。 ( ﾆｺｯ

じゃあ、俺のは’R.A’かな。と呟くと、メメが首を横に振る。

目 ) ううん。リョウヘイも、同じ’R.M’。

阿 ) え？違うの…？？

目 ) だって俺たち結婚したんだよ？だから、リョウヘイの名字も’メグロ’になるってこと。

俺らはさっき、メメのサプライズによって2人だけの結婚式を挙げた。

未だ実感が湧かない為に疑問だったが、メメに言われハッと気付く。

阿 ) …っ！// そっ…か。そうだね。 ( 照

俺はこれから、’メグロ リョウヘイ’になる。

まだ慣れてないから違和感が残るけど、不思議と良い響きに聞こえる気がする。

目 ) イニシャルもおそろいって素敵だよね。

阿 ) …うん、ほんと。メメのお陰で、もっと大切に思える。

目 ) それはよかった。 ( 手重

後ろから指を滑らせ、お互いの左手を重ねられる。

阿 ) プロポーズ。カッコよかったなぁ。

目 ) …ほんと、？ ( 照

阿 ) うん！本当に夢みたいな一時だった。

目 ) 夢じゃないよ。

阿 ) へへっ。だから嬉しい…のっ…。！ ( ﾋﾟｸｯ

振り向けば、口と口が触れてしまいそうで。

勝手に妄想して高鳴る鼓動を読み取る様に、優しく唇に触れてくれる。

阿 ) …..め、め…。

目 ) もうメメじゃないでしょ？

阿 ) …え、？

目 ) 結婚したんだから、名前で呼んで？

阿 ) …….レン、っ。///// ( 小声

目 ) ん、もっと呼んで？リョウヘイ。 ( 微笑

阿 ) もっ、ずるい！！ ( 照

意地悪な、め…じゃなくて、レンに翻弄されてばかりだ。

恥ずかしさを隠す様、ムスッと頬を膨らませると、また優しく口付けされる。

キス1つで顔を真っ赤にしてしまう俺に、そういう雰囲気になってしまい、気付けば何度も甘いキスを落とされる。

目 ) する？ ( 耳元 囁

普段なら、明日早いからだめ。って言って断ると思うけど、今日は特別な日だから。

阿 ) …..0時前位…までなら、っ。 ( ﾁｭｯ

体をレンの方に向き直り、溢れ出す欲を舌に乗せて運ぶ。

目 ) リョウヘイ、おいで？ ( 腰 ｸﾞｲｯ

その言動を合図に、レンに覆い被さった。

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追記。

まず初めに、最後まで読んでくださりありがとうございます。🙇🏼‍♂️

長くなってしまったせいで作者でも収拾つかなくなってしまう事態に陥り、ところどころ内容がおかしいかもしれません。💦

あと投稿が遅れてしまった件についてですが、書く時間がなかった。

隙間時間でなんとか書き出したら、アイデアが次々と出てきてしまい想定より話が長くなってしまった。

などももちろんあるんすけど、一番の原因は何度も試行錯誤したり添削したりとしていたにも関わらず、途中バグでデータが飛ぶとかいう最悪なことが起こり…。😇😇

腹が立って、長いのに更にヤケクソでおまけストーリーまでつけてやりました。笑

力尽きた…。🫠

長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。🙇🏼‍♂️