⚪️(桃)
マネージャーを呼んでくると言って部屋を出て行った樹の方を見ていると、北斗がまた苦しんだ。
「はぁ…はぁっ京本…なんでこんな痛いっ」
ドラマや映画の撮影で忙しくしている北斗は最近体調を崩しがちで、この前のYouTubeの撮影も休んでいた。
でもまさかここまで体調を崩していたとは…
「松村さんっ!!」
息を切らしたマネージャーと樹が部屋に入ってきて、俺はマネージャーに北斗の体を任せた。
「救急車呼んで下さい!」
俺はマネージャーの指示に従い、救急車を呼んだ。
ピーポーピーポー
外からこの音が聞こえてくる頃には、北斗の頭痛は少し和らいでいた。
「ふぅ…いったいな〜」
それでも依然、頭を痛がっている。
ただの体調不良ではない、そう思った。
「大丈夫ですか!」
すると救急隊の人たちが部屋に入ってきた。
救急隊の人たちは何やら連絡のようなものをしていて、北斗はその間にも頭痛は悪化していた。
その後担架に乗せられ、樹が付き添い、北斗は病院へと運ばれた。
続く
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