テラーノベル
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⚠️意味不明なところがあるかもしれません。申し訳ございません。
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光明院は、屋上へ出てそこで座り込んでしまう。その姿は美しく、髪がなびいていた。
四之宮の言葉に、身体と心が固まったのがわかったのは自分が弱いからだと光明院は決定づけ、遠くを見る。
(「……父さん。」)
心の中で思うは、今も寝る間も惜しんで働く父の姿。そして、光明院に笑いかけて「好きなことをしろ!親父の俺が応援してる!」という父。
光明院は、静かに立ちあがりグランドに設置されているサッカーコートを見下ろした。網状になっている柵を右手でぎゅっと掴んでいた。
「私に、サッカーをやる資格があんのかな。
お母さん。」
光明院はサッカーコートから目をそらすことなく、そう呟いた。
「お母さん、私、もう一度、人を、サッカーを、
愛せるのかな。」
光明院の母は、優しく穏やかで愛の深い人間だった。そんな母を2年前になくしてしまった。
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