テラーノベル
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虐待表現あり、人物崩壊あり、
💬では🐤、など検索避けをお願いします。
誤字があったらすみません
()=心の声
「」=言葉
[] =過去の声
夜の公園は静かだった。
街灯の光がもれ、ぽつぽつと地面を照らしているだけで、人の気配はほとんどない。
そんな中、ベンチの上に小さな男の子が一人座っていた。
🐤、りうら。
まだ4歳の小さな男の子だ。
りうらは膝をぎゅっと抱え、寒さに耐えている
体が小さく震えている。
(……さむい…)
冷たい風が吹き続ける。
お腹も鳴った。
ぐぅぅ。
りうらはビクッと体を揺らす。
(…おなか、すいた……)
でも帰れない。
家の事を思い出すと、胸がぎゅっと痛くなる。
[出ていけ!]
とても大きく、怒ってて怖い怒鳴り声。
ドアが閉まる音。
(……こわい……)
りうらの目に涙が浮かんだ。
(…りぃら、いいこ、する…)
(だから…おこらないで…)
ぽろぽろと涙が落ちる。
その時だった。
足音が近づいてくる。
?「ねぇ、まろ。」
落ち着いた声が聞こえた
?「公園に子供がいるよ?」
?「ほんまやな」
2人の高校生が歩いてきた。
🍣、ないこ。
生徒会長の高校三年生
🤪、いふ。
副生徒会長の高校三年生
話を盗み聞きすると生徒会の仕事が終わり、帰る途中らしい。
ないこは思ったより小さい子供だと気づき、
驚いたように立ち止まる。
🍣「こんな時間に…?」
いふも眉をひそめる。
🤪「1人やな。」
2人はゆっくり近づいた。
りうらは近づいてきている気配に気づき、
びくっと体を縮める。
(………ひと……)
(こわい……)
ないこはりうらの前でしゃがみ、目線を合わせた。
🍣「こんばんは。」
とても優しい声だった。
でも、りうらの体は震えた。
(……こわい)
いふも隣にしゃがむ。
🤪「どうしたん?」
りうらは慌てて首を振る。
🐤「…だいじょうぶ……」
声はとても小さい。
ないこはさらに優しく聞いた。
🍣「おうち、どこ?」
りうらは黙る。
しばらくして、小さくつぶやいた。
🐤「……ない。」
その言葉に2人は顔を見合せた。
いふは静かに言う。
🤪「ないこ。」
🍣「うん。」
ないこはもう一度聞く。
🍣「お腹すいてない?」
その瞬間。
ぐぅぅぅ。
りうらのお腹がなった。
りうらは慌てて体を縮める。
(…やだ……)
(おこられる……)
ないこは少しだけ笑った。
🍣「ご飯食べる?」
りうらは首をぶんぶん振る。
🐤「……だめ…」
🍣「なんで?」
🐤「…おこられる」
その言葉で空気が少し変わった。
いふが静かに聞く。
🤪「怒られるん?」
りうらは小さくうなずいた。
🐤「…うん……」
ないこはゆっくり言った。
🍣「大丈夫。
俺らは怒らないよ。」
りうらは2人を見上げる。
🐤「……ほんと…?」
いふが言う。
🤪「ほんま。
むしろ守るで。」
その言葉を聞いた瞬間、りうらの目から涙が
あふれた。
🐤「……ひっ…」
涙が止まらない。止められない。
ないこは慌てた。
🍣「え、え!?どうした…?大丈夫!?」
りうらは泣きながら言う。
🐤「……ごめ、んなさい…
りぃら……いいこ、するから…
……おこらないで。」
その言葉を聞いた瞬間、ないこの胸がぎゅっと傷んだ。
いふが小さくつぶやく。
🤪「……あかんやろ、これ。」
ないこは決めたように言う。
🍣「ねぇ。」
りうらは顔を上げる。
🍣「今日だけでも、うち来る?」
りうらは戸惑った。
(……おうち…?いっていいの………?)
小さく聞く。
🐤「…おこらない……?」
ないこはすぐに答えた。
🍣「怒らない。」
いふも言う。
🤪「絶対。」
りうらはしばらく考えた。
こわい。
でも、
さむい。
おなかもすいてる。
そして何より
2人の声は、怒る声じゃなかった。
りうらは小さくうなずいた。
🐤「……いく…」
その夜。
りうらの運命は少しだけ変わり始めた。
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