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きっかけは些細な事だった。


国木田くんと敦くんと私の三人で依頼を行った帰り道。

夕焼けに照らされながら楽しそうに話す二人を見ながら後ろで口笛を吹きながら歩く。

異能力を使う上で注意すべき事だとか、任務の事だとか、事細かに説明している国木田くんと、彼の一言一言を集中して聞く敦くん。

何の変哲もない普通の日常。

“いつも通りなら”そこで終わるはずだった。

新人の敦くんと厳しい口調だが優しく教える国木田くん。

彼らを眺めていたとき、国木田くんが敦くんの頭を「良くやった」と撫でる。

敦くんは撫でられてふにゃっと笑った。

それと同時に得体の知れない何かが体全体を駆け巡った。

正確に言うと恐怖心等に近い何かだった。

仲良く(?)話す二人。

後ろで歩く私。

手を伸ばせば届く距離のはずなのに、何故かとても遠くに思えた。

前に進まなければいけないのはわかっているのに何故か足がすくむ。

無意識に手を強く握りしめていたらしく、少し血が滲む。

敦「太宰さん?どうかしましたか?」

敦くんの声でハッと正気を取り戻す。

滲んだ血をバレないように隠す。

下から顔を覗き混む不安そうな顔をした敦くんを見て反射的にいつもの笑顔をつくった。

太「ん?何でもないよぉ?( ・ω・)」

敦「でも顔色が・・・」

敦くんの手が私の頬に伸びると同時に得体の知れない恐怖が再び私を襲った。

悟られてはいけないと、恐怖に支配されつつある頭をフル回転させる。

太「いや~、ここの近くに最近見つけた心中スポットがあるのを思い出してね。せっかくだから行ってみることにするよ。ということで報告書は任せたよ。それじゃ。」

敦「あ!太宰さんちょっと!」

国「おい太宰ー!」

国木田くんの怒鳴り声が聞こえる中、その場を後にした。


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路地裏をうまく利用しながらこっそり自宅に帰宅した。

バクバクと存在を主張心臓をおさえながら枕に顔を埋める。

先程の返しは少し無理やり感があったがまぁ大丈夫だろう。


だんだんとあの正体不明の感覚が薄れていった。

結局あれはなんだったんだろうか。

家について安心していたのか、私はそのまま寝落ちしていた。

続く

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ここで裏話し!

これ全部書き終わった後一回バグで落ちて全部消えました☆

力尽きたからここで切り上げるze( ^q^)👍

byうp主

神ならそこで笑っている

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コメント

1

ユーザー

初見です。めっちゃ好きです😖😖

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